Date archive for 8月, 2017
ケリー米大統領首席補佐官、トランプ政権立て直しへ
軍隊式規律で組織改革 ケリー米大統領首席補佐官がトランプ政権の立て直しを図っている。軍隊式の規律をホワイトハウスに持ち込み、これまでバラバラだった指揮系統を一元化。政府高官の解任・辞任が相次ぐなど混乱していたトランプ政…
改憲へ誠意と粘り強さを
南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く(下) 安倍晋三首相は、結果本位の「仕事人内閣」を発足させたが、憲法改正実現に向けた戦略の練り直しが迫られている。 安倍首相は、3日の会見で、改憲について「スケジュールありき…
対北制裁決議で国際社会は足並みそろえよ
国連安全保障理事会は、北朝鮮からの石炭や海産物の輸出を全面禁止し、外貨収入源を大幅に規制する新たな制裁決議を全会一致で採択した。先月の北朝鮮の2度にわたる大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を受けての対応だ。 ICB…
現役教師が井の頭池の現状学ぶ
水生物館飼育展示係・木船氏がレクチャー 4月から教壇に立ち始めたばかりの若手から、数十年教壇に立ち続けてきたベテランまで男女16人の現役教師が、井の頭自然文化園のセミナー室に集った。集った教師の専門科目は理科だけでなく…
ヒアリの沖縄上陸阻止に万端
「OKEON美ら森プロジェクト」がシンポ 神戸や名古屋など日本の主要港で猛毒性が強いヒアリが発見されたことで、侵入や繁殖を防ぐための取り組みが急務になっている。早くから取り組みをしている沖縄県では、沖縄科学技術大学院大…
脳科学が説く幸福学
先日、宗教と脳科学分野の研究者が一同に会したシンポジウム「木魂(こだま)するこころと科学」が都内で開かれた。発表者の一人、前野隆司氏は幸福学の第一人者。脳科学の視点から「幸せとは何か」「どうすれば幸せになれるのか」「人…
「印象操作」批判に聞く耳持たず「フェイクニュース」の拡散続ける朝日
◆虚偽を32年間も放置 朝日の「あすへの報道審議会」(紙面論評)が「フェイク(偽)ニュース」が拡散する中でのメディアの役割について論じている(5日付)。テーマは「『トランプ時代』をとらえきれているか」。米国の話題だが、…
8月初の祝日として11日が「山の日」となった…
8月初の祝日として11日が「山の日」となったのは昨年からである。海のない栃木県出身の作曲家船村徹氏(故人)が地元紙に「(祝日に)海があんのに山がねえー」と寄稿し、山の日を提唱したことをきっかけに、山岳界や超党派の議員連…
暴走続けるトランプ大統領
機能する米民主主義 アメリカ保守論壇 チャールズ・クラウトハマー 将来、歴史トリビアとして記憶に残ることになるだろう。アンソニー・スカラムチ報道部長が10日間で更迭され、世間を驚かせた。これは、トランプ政権という連続リ…
米新型空母就役に思う
元統幕議長 杉山 蕃 中国空母への対応怠るな 自衛隊ミサイルの射程延伸を 7月22日かねて艤装(ぎそう)作業中の米海軍空母ジェラルド・フォードが就役した旨報道された。これにより米海軍は空母打撃群11隻の体制となり、さら…
軍事的脅威の対処こそ急務
南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く(中) 大陸間弾道ミサイルの発射を成功させるなど北朝鮮の核・ミサイルの脅威は現実味を増し、我が国の安全保障を脅かしている。 緊迫の度を高める我が国周辺の平和と安定の維持を、国…
退位期日、19年春望む声
年末年始は多くの宮中行事 天皇陛下が退位をにじませた御言葉を表明されてから8日で1年。退位と新天皇即位の期日について、宮内庁では2019年春の年度替わりが望ましいとの見方が広がっている。政府は「18年末退位、19年元日…
18歳成人は本当に必要なのか
上川陽子法相は成人年齢を18歳に引き下げる民法改正案を秋の臨時国会に提出する考えを表明した。選挙権年齢はすでに18歳以上に下げられており、成人年齢もそれに合わせるためだ。だが、引き下げにはさまざまな問題点が指摘されてい…
西欧科学の可能性と限界を見るNW日本版「癌治療レボリューション」
◆異分野学者が癌研究 週刊誌の今週の自然科学に関する話題では、ニューズウィーク日本版8月8日号の「癌治療レボリューション」特集の中の「宇宙研究者が挑む癌のミステリー」がダントツ面白かった。 がん治療の在り方に一石を投…
中国インターネットサービス大手・騰訊…
中国インターネットサービス大手・騰訊(テンセント)の人工知能(AI)対話プログラムがチャットで異例の共産党批判を展開し、ひと悶着起きた。 チャットでは「共産党万歳」との書き込みに「腐敗して無能な政治に万歳ができるのか…
急接近する印・イスラエル
獨協大学教授 佐藤 唯行 「共通の恐怖」対策で連携 先端兵器・技術の大型取引も イスラエル建国を間近に控えた1947年、ユダヤ系物理学者アルバート・アインシュタインは初代インド首相ネルーに対し、ユダヤ人国家建国の暁には…
第3次改造内閣 一歩退き政局の鎮静化図る
第3次改造内閣 信頼回復へ始動(上) 第3次安倍第3次改造内閣が3日、発足した。急落した内閣支持率を挽回し政治への信頼を回復するため、安倍晋三首相は政権基盤を再構築し、安全保障や憲法改正などの重要諸懸案に本腰を入れて取…
原爆の日、核抑止力向上で惨劇を防げ
広島は6日、長崎は9日に72回目の「原爆の日」を迎える。犠牲者に深く静かに鎮魂の祈りを捧(ささ)げたい。 核禁止条約に日本不参加 広島できょう開かれる平和記念式典では、この1年に死亡が確認された5530人の名前を記…
「療養のスケッチブック秋となる」(鈴木のぼる)…
「療養のスケッチブック秋となる」(鈴木のぼる)。厳しい暑さが続いている。こうした中でも、にわか雨が降ると少しは過ごしやすくなる。 俳句の歳時記では、8月は「秋」に分類されている。具体的には8月7日の立秋から秋が始まる…
米戦略軍司令官、核戦力近代化の遅れを懸念
核を搭載したミサイル、潜水艦、爆撃機を管理する米戦略軍のハイテン司令官は記者(ビル・ガーツ)との単独インタビューで、高まる中国、ロシア、北朝鮮の脅威を前に、老朽化した兵器の近代化が進んでいないことに懸念を表明した。また…
サンマ不漁、資源管理強化を主導せよ
今年のサンマの漁獲量は、過去最低だった前年を下回る見通しだ。中国などの乱獲や水温上昇が影響したという。日本は国際的な資源管理の強化を主導すべきだ。 漁獲枠導入に中国が反対 水産庁は6~7月に行った調査で資源量減少を確…
辺野古移設反対派の本音 全米軍基地の撤去が狙い
《 沖 縄 時 評 》 中国やISの侵略が可能に 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する市民が、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込んでから7月6日で丸3年を迎えたという。 ◆72年間戦争起こらず ゲー…
防衛大臣の統率力 求められる卓越した人格
惜しい岡部陸幕長辞任 「民信なくんば立たず」で、安倍内閣の支持が低下している。孔子が言ったように国民が信用しなくなれば国の政治は成り立たないのだ。このところの加計学園問題に加え、陸上自衛隊の南スーダンPKO派遣部隊の日…