北米・中南米
トランプ米大統領、対露制裁強化法に署名
関係改善は困難に トランプ米大統領は2日、対ロシア制裁強化法案に署名し、同法が成立した。ロシアは反発を強めており、「冷戦後最悪」といわれる米露関係の改善はさらに困難になった。 同法は議会の承認なしに大統領が制裁緩和す…
サンパウロの交通事情
地球だより 南半球最大の都市とされるサンパウロの名物の一つに交通渋滞がある。東京やニューヨークのように地下鉄など公共交通網が発達していないことが理由の一つだが、それ以上に自動車自体の数にインフラ整備が追い付いていないこ…
それでも不変トランプ支持者
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 中心は白人クリスチャン 大統領に文化伝統の守護期待 トランプ米大統領に対する支持率は歴代最悪といわれるまでに下がった。国内政策は一向に進まず、海外では同盟国を脅…
米、42年ぶりの新型空母 ジェラルド・R・フォードが就役
最新技術で抑止力強化 米海軍の最新鋭原子力空母「ジェラルド・R・フォード」が先月22日、就役した。1975年以来、42年ぶりの新型で、空母は11隻態勢になった。 フォード級空母の最大の特長は、艦載機の発艦にリニアモー…
キリスト教徒に仕掛けられる戦い The war against the Christians
キリスト教徒の迫害は世界の一部の地域、主に、中東、そして、南アジアと東南アジア全体で続いているが、西側諸国のメディアにおいてさえ、多くの注目を浴びることはまれである。西側諸国の多くの聖職者でさえ見て見ぬふりをしている。…
指導者殺害でテロは終わらない
国際テロ組織アルカイダのウサマ・ビンラディン殺害作戦に参加した特殊作戦軍のレイモンド・トマス司令官はコロラド州アスペンで行われた安全保障フォーラムで、指導者の死は大きな転機となったが、世界的なテロとの戦いは終わらなかっ…
トランプ氏、自身の恩赦模索
セッションズ氏を激しく非難 アメリカ保守論壇 チャールズ・クラウトハマー 透明性、汝の名はトランプ、ドナルド・トランプなり。衝動が、フィルターも、統治者も、編集者も経ることなく公的活動となる。ツイート、それが、トランプ…
海外援助のカットではなく修正を提言したタスクフォース Task force urges fixes over cuts for foreign aid
今週公表された超党派の報告書は、米国の海外援助の改革について、全体の政府予算を大幅に削減するのではなく、国際開発プログラムの「配管を修理する」ことに焦点を当てるべきだと主張している。 戦略国際問題研究所が組織したタス…
対露制裁法案に欧州が懸念 Europeans concerned over U.S. sanctions on Russia
ロシアへの制裁強化法案に欧州が強く反発している。欧州連合(EU)当局者は26日、法案が成立すれば、ロシアと欧州との間のエネルギー安全保障をめぐる重要な関係を傷付ける可能性があると警告した。 制裁法案は、ロシアとの関係…
CIA長官、北朝鮮に「秘密工作」も
米国の最大の脅威は中国 米中央情報局(CIA)のポンペオ長官は、このほど行ったインタビューで、北朝鮮の核ミサイル開発について、外交解決が不調に終わった場合、秘密工作などの情報活動の検討を行っていることを明らかにした。ま…
「フィンランド駅へ」(注1) To the Finland Station
米国に「ロシア問題」があるのか、そして、それは、誰に責任があるのか、が論じられているが、一方で、600万人の警戒心が強いフィンランド人も、自分たちが、そういう問題を抱えていることを認識している。それは、前の時代から引き…
米軍、無償で兵士の性転換手術
米軍は心と体の性別が一致しない「トランスジェンダー」の兵士に対し、性転換手術などを無償で受けられるようにしている。性的少数者(LGBT)の権利拡大に積極的だったオバマ前政権が導入した政策だが、性転換手術は費用が高く、大…
子供の尊厳死、親が判断を
治療の是非めぐり議論 アメリカ保守論壇 チャールズ・クラウトハマー これほど胸が痛む道徳的ジレンマがあるだろうか。チャーリー・ガードちゃんは、生後11カ月のかわいい男の子だが、不治の遺伝病に侵されている。エネルギーをつ…
米統参副議長、情報戦能力を強化で中露に対抗
米軍のセルバ統合参謀本部副議長(空軍大将)は上院公聴会で、サイバー攻撃、情報操作などを使った情報戦に対抗したり、実行したりする能力を向上させるための措置を講じていることを明らかにした。 セルバ氏は上院軍事委員会への声…
トランプ政権のロシアゲート
ロシア研究家 乾 一宇 内政で挽回図る大統領 対外強硬策に出る可能性も トランプ米政権の「ロシア疑惑」が、いつの間にか「ロシアゲート」という言葉に代わった。 昨年の米大統領選中のトランプ候補の親プーチン的な発言、選挙…
民主党の牙城のブルーカラー有権者たちは依然トランプ氏を支持 Blue-collar voters in Democrat strongholds still support Trump
【ペンシルベニア州ベスレヘム】大型トラックの整備工、サルバトーレ・ピロッチさんは、人生のほとんどの期間、大統領選で投票したことがなかった。ドナルド・トランプ氏に興奮して投票するまでは。彼のトランプ氏に対する支持は揺らい…
米国防権限法案、中国の通信企業を規制
2018会計年度下院国防権限法案に、北朝鮮によるサイバー攻撃の支援に関与している中国の通信企業に対し、厳しい措置を取るよう求める条項が盛り込まれた。 条項は、ピッテンガー下院議員(共和、ノースカロライナ州)が提出した…
トランプ米政権半年、低支持率ながら強固な基盤
軽率な言動で混乱も トランプ米大統領が就任してから20日で半年。メディアからの厳しい批判はやまず、支持率も低い状態が続いているが、白人労働者層からは今も根強い支持を集めている。一方で、トランプ氏の軽率な言動が混乱を招く…
地球の裏側のラーメン戦争
地球だより ブラジル最大の都市サンパウロの日本人街「リベルダージ」。当地に住む日本人にとっては、遠く離れた南米の土地で、日本食や日本食材を手軽に手に入れられる、日々の生活に欠かせない場所だ。ランチの時間や夕方になれば、…
選挙の公正性を拒む人たち Resisting election integrity
すべての米国人、ワシントンの人でさえ、同意できる一つの真実は、選挙の公正性は共和国の繁栄と生き残りにとって必須だということである。この点が、ドナルド・トランプをホワイトハウスに送り込み、ヒラリー・クリントンを下野させた…
選挙めぐりロシア側と面会
トランプ氏長男がメール公開 アメリカ保守論壇 チャールズ・クラウトハマー ロシア疑惑は新たな段階に入った。後戻りすることはない。 米政府は半年間、トランプ陣営とロシアが昨年の大統領選介入で共謀したという疑惑は、当てこ…
トランプ政権のユダヤパワー
獨協大学教授 佐藤 唯行 財務長官ら2閣僚登用 中心は娘婿のクシュナー氏 多様な人種・民族集団がしのぎを削る米社会では各集団の政治力は閣僚人事の顔触れからも推察できる。例えばヒスパニック系は米総人口の17%を占める最大…
キャンパス内の保守派弾圧で大学に背を向ける親たち Conservative suppression on campus turns parents away from colleges
かつてはハーバード大学からの合格通知書はうれしい知らせと考えられたが、保守的な家庭ではそれが変わりつつあるかもしれない。 保守系校の名声を持つヒルズデール大学のデービッド・ホエーレン副学長は、保守的な考えが嘲笑、弾圧…