子供の尊厳死、親が判断を
チャールズ・クラウトハマー 2017/7/24 コラム|北米・中南米 [会員向け]
治療の是非めぐり議論
アメリカ保守論壇 チャールズ・クラウトハマー
これほど胸が痛む道徳的ジレンマがあるだろうか。チャーリー・ガードちゃんは、生後11カ月のかわいい男の子だが、不治の遺伝病に侵されている。エネルギーをつくり出す細胞内構造物ミトコンドリアが減少し、それによって徐々に内臓が破壊される。聞こえず、見えず、ほとんど目も開けられない。のみ込むことも、動くことも、自力で呼吸することもできない。激しいてんかんの症状があり、脳は深刻な損傷を受けている。医師には、チャーリーちゃんが痛みを感じているのかどうかすら分からない。
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