国際
ウラン依存症のイラン Addicted to uranium
ジェントルマン(紳士)らが競争するとき、彼らはゲームのルールを尊び、レフェリーの判定を受け入れる。しかし、イラン・イスラム共和国の支配者らをジェントルマンと取り違える者はいないだろう。そして、核兵器を追求する際の彼らの…
国論二分の様相、7日に仏大統領選決選投票
フランスの大統領選挙は5月7日に第2回投票が行われる。第1回投票に勝ち残ったルペン、マクロン両候補の国家観は極端に異なり、国を二分する選挙戦が繰り広げられている。欧州連合(EU)への不信感や移民への嫌悪、極端な競争社会…
北朝鮮が生き延びる道
政治外交史では、強大国の極秘の戦略や協定が30~40年後の秘密解除後に明らかになることが度々ある。 第二次世界大戦では、米国の対日石油禁輸措置によって生存危機に陥った日本は危機脱出の選択肢として真珠湾攻撃に踏み切った…
トランプ米大統領の豹変
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 目玉政策の失敗で学習 「大人の枢軸」の提言を採用 トランプ米大統領が大統領選挙勝利につながった公約も含め次々と、それも激しく国内外問題への姿勢をひっくり返し…
韓国はTHAAD費用負担を
トランプ大統領と単独インタビュー トランプ米大統領はワシントン・タイムズ紙との単独インタビューに応じ、在韓米軍への一部配備が始まった最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」について、10億㌦(約1110億…
「神の名で行われる暴力」を批判
ローマ法王、17年ぶりエジプト訪問 カトリック教会のフランシスコ法王は28日、エジプトを訪問し、シシ・エジプト大統領やイスラム教スンニ派最高権威アズハルのタイイブ総長、コプト教(エジプトのキリスト教)のタワドロス教皇ら…
トルコ、ウィキペディアへの接続を遮断
トルコ当局は29日、オンライン百科事典「ウィキペディア」への国内からのアクセスを遮断したと発表した。 米・仏メディアなどが30日、国営アナトリア通信からの報道として報じた。 29日には、テレビのお見合い番組も禁止さ…
失速するポピュリズム
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 欧州の選挙で次々後退 これまで、ポピュリストが反旗を翻して西側を席巻し、体制を根底から揺さぶっていると言われてきた。欧州連合(EU)でも、西側諸国の同盟でもそうであり、自由民…
米韓合同演習と北朝鮮の反応
元統幕議長 杉山 蕃 反撃能力殲滅可能な米軍 先制攻撃の理由与えられぬ北 今年の米韓軍事演習は例年通り行われたが、米国新大統領の強硬な発言、北朝鮮の数度にわたるミサイル発射、核実験準備と挑発的宣言が例年を超える緊張をも…
トランプ政権100日 外交政策で方針転換
議会対策に課題も トランプ米大統領が1月20日に就任してから29日で100日を迎えた。これまでに約30の大統領令に署名するなど実行力を示したほか、不確実性の高かった外交政策では共和党の伝統路線に回帰しつつあり、評価する…
北の戦力、正恩氏の主張と「食い違い」―米太平洋軍司令官 Mismatch’ between North Korean rhetoric and actual capability, says Pacific Command chief
太平洋地域の米最高司令官は連邦議会で、米国とアジア太平洋の同盟国は、北朝鮮の指導者、金正恩氏からの脅しと限定的な軍事力の脅威に対処しようと苦心していると語った。 上院議員全員が、韓半島で緊張が高まっていることを受けて…
12歳少女が男と駆け落ち?
地球だより フィリピンではソーシャル・ネットワーキング・サービスのフェイスブックが庶民にまで深く浸透し、まさにライフラインのような存在となっている。もはやアカウントを持っていない人を探すのが難しいほどだ。幼い子供も例外…
ロシア、反米軍情報戦を強化
ロシアは、東欧の各国政府や、駐留する米軍への信頼を損ねることを狙った偽情報活動を活発化させている。米政府当局者が明らかにした。 米当局者は「数多くのフェイクニュース、プロパガンダ、うそがこの2週間の間に出回った。一部…
中国人ブロガーが日本再発見 笹川財団で出版シンポ
中国の人気ブロガーたちが、日本を訪問し直接、見て触れて感じた記録が昨年3月、中国で出版された。題名は「大家看日本」(皆が見る日本)。その邦訳「来た!見た!感じた!ナゾの国 おどろきの国 でも気になる国 日本」が今春、日…
白紙の本がベストセラーに
地球だより 米国で「民主党に投票する理由」という本が話題になっている。タイトルだけ見ると米民主党を支持する内容に思えるが、実はその逆。見出し以外は白紙で、「民主党には支持できる政策がない」という強烈な皮肉になっているの…
TPPは「回復不可」と最終判断していいのか
韓国紙セゲイルボ 大統領選挙に突入した中で、安保論争がブラックホールのように韓半島イシューを吸い込んでいる。「先制打撃」「戦争危機」はいつのまにか日常表現になった。 その一方で通商イシューも目が離せない。特に環太平洋…
THAAD配備、韓国次期大統領も支持せよ
米韓両軍は韓国南部・星州(慶尚北道)への配備が決まっていた北朝鮮弾道ミサイル迎撃用の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」システムの一部装備を搬入した。韓国はまだ北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対処するための十分な迎撃能力を…
大統領候補の家事論争
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 大統領選挙の中で炊事、皿洗いという“些細(ささい)な”家事分担の論争が関心を集めている。北朝鮮の核問題、サード(高高度防衛ミサイル)、雇用創出のような大きな議論ではないが、女性たち…
トランプ現象の波紋、米で少数派差別が急増
勢いづく白人至上主義者や憎悪集団 米国ではトランプ大統領が選挙期間中に連発した暴言の影響で、人種や宗教の少数派への差別が増加している。トランプ氏は少数派差別の拡大を望んでいないが、白人重視、移民やマイノリティー蔑視とい…
ロシア革命100周年に思う
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 知性・教養の土台を破壊 「現在」の根源は先人の創造力 革命とは権力体制や組織構造の抜本的変革が比較的短期間のうちに行われることを意味することばであるから、人…
“韓半島危機”を回避する方法は?
韓国紙セゲイルボ 韓米同盟軸に独自のビジョンを “韓半島危機説”をめぐるさまざまな状況をもう一度冷静に整理してみるべきだ。ひとまず幾つかの質問が想起される。 韓半島はいま本当に危機なのか。前例がない米国の決然とした態…
「北部地方」がないワケ
地球だより 筆者が初めて韓国に赴任した十数年前、テレビで天気予報のキャスターたちがソウルを「中部地方」と称していたことに違和感を抱いたのを覚えている。全国土から見たらソウルは北西端に近く、どう見ても「北部」あるいは「北…
トルコの東西の懸け橋の夢危機に Cooking Turkey’s goose
トルコは長年、曲がりなりにも民主主義ぎりぎりの路線をガタガタ運転で揺れながら歩んで来ている。今週、政治改革の是非を問う国民投票の僅差による承認を得て、レジェプ・タイップ・エルドアン大統領は、国は「ギアチェンジして、われ…