国際
北朝鮮高官、露との首脳会談断る
「米大統領以外意味ない」 北朝鮮外務省の申紅哲次官が昨年7月、訪朝したロシア外務省のブルミストロフ特任大使に対し、最高指導者の金正恩朝鮮労働党委員長が会談する外国首脳は「米大統領以外は意味がない」と伝えていたことが分か…
イラン反政府デモ、核合意厳守し体制変革を促せ
イランで年末年始に発生した大規模な反政府デモをめぐって、米国とイランの対立が再び深まっている。 イラン当局は「敵」からの干渉があったと非難しており、トランプ米政権は停止している対イラン制裁を再開するか、12日にも判断…
米政権の対北政策、正恩氏に知略争いで敗れる 千英宇氏
危機のアジア 識者に聞く(7) 元韓国青瓦台外交安保首席補佐官 千英宇氏(下) 昨年、北朝鮮の核・ミサイル脅威はかつてなく高まった。トランプ米政権の対北政策を疑問視する向きもある。 金正恩委員長との間で激しい言葉の応酬…
極めて危険な幕引きとなった旧年 A deadly end to the old year
悪党がいない世界では、過ぎ去る年は、子羊のようにおとなしく、遮るものといえば、偶発的な事件とか失望感だけで、消えていく。極めて特定な種類に属する厳粛な警告のように、2017年の最後の日は暴力、悲しみ、そして警報で終わっ…
ヒトラーの「併合」から80年
地球だより 今年はヒトラー・ナチス政権のオーストリア併合80年。バン・デア・ベレン大統領は1日の新年の演説で「わが国はヒトラーの犠牲国であるとともに、加害国だったという事実を単に記憶するだけではなく、心の中でしっかりと…
偽ニュースは民主主義の危機 仏大統領、露メディア名指し非難
フランスのマクロン大統領は3日、アメリカやフランスの大統領選挙でフェイク(偽)ニュースが民主主義を脅かしたとして、フェイクニュース対策のためメディア法の改正を年内に行う考えを表明した。世論に強い影響を及ぼしているソーシ…
南北対話再開、北の術中にはまる恐れも 千英宇氏
危機のアジア 識者に聞く(6) 元韓国青瓦台外交安保首席補佐官 千英宇氏(上) 北朝鮮の最高指導者、金正恩労働党委員長による1月1日の新年辞から何が読み取れるか。 韓国を完全に愚弄(ぐろう)したものだ。新年辞の核心は韓…
中国、パキスタンに大規模基地
中国は、パキスタンのイラン国境に近いジワニに二つ目の海外軍事基地を建設する計画を進めている。戦略的に重要な航路に沿って戦力投射能力を強化する取り組みの一環。 ジブチに続き2カ所目 シーレーン確保が狙いか 情報筋による…
変化求めたイラン国民
米コラムニスト デービッド・イグナチウス 反政府デモを力で鎮圧 対応割れた欧米諸国 2013年にイランを訪れた後、首都テヘランは平壌とロサンゼルスの中間のようだと書いた。世界はこの1週間に、イランの人々は平壌ではなくロ…
中国の政治改革、原動力は金回りの悪化か 川島博之氏
危機のアジア 識者に聞く(5) 東京大学大学院准教授 川島博之氏(下) 中国の経済はある程度自由があってこそ活性化すると思うが、強権で縛るのは圧力釜の爆発力を高めるだけでは。 長い目で見れば、中国がやっていることは…
中国崩壊のシナリオ、不動産バブル破裂は必至 川島博之氏
危機のアジア 識者に聞く(4) 東京大学大学院准教授 川島博之氏(上) 5万部を突破した近著『戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊』の中で、不動産バブルの崩壊と黒字貿易の減少が中国崩壊シナリオの端緒になると指摘しているが。…
南北会談、「最大限の圧力」かけ続けよ
韓国と北朝鮮の高官級会談が9日に板門店で開かれる。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「新年の辞」の演説で、平昌五輪への代表団派遣や韓国との対話の用意を表明したことがきっかけだ。 しかし、北朝鮮に対する国際包囲網が緩むの…
「汚泥を一掃」する人材探しに苦戦するトランプ氏 Trump struggling to find staffers willing to ‘drain the swamp’
汚泥のようなワシントンの官僚機構を一掃するのは容易ではない。トランプ大統領も政府をつくり直すために、ビジョンを共有する人材で政権の政治任用職を埋めることに依然苦労している。 12月中旬の時点で、トランプ氏が政権のさま…
フジモリ元大統領が退院
12年ぶりに自由の身に 南米ペルーからの報道によると、フジモリ元大統領(79)が4日夜、首都リマ市内の病院を退院した。フジモリ氏は、在任中に関与したとされる人権侵害の罪で禁錮25年の刑に服していたが、昨年12月24日に…
イランの支援受ける民兵組織が連合形成 Iran-backed militias form coalition
イラクの有力イラン系民兵組織の指導者らが結束し、シーア派政治運動を形成しようとしている。5月の議会選でアバディ首相率いる現与党に取って代わることが目的だ。 ムジャヒディン連合と名付けられたこの新会派には、バドル機関、…
どう止める北の核、2次的制裁の対象広げよ ジョセフ・デトラニ氏
危機のアジア 識者に聞く(3) 元米朝鮮半島和平担当大使 ジョセフ・デトラニ氏 核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対して、トランプ米政権は最大限の圧力で対応している。 トランプ大統領は北朝鮮問題を解決する必要があると強く…
独立から70年のミャンマー
ミャンマーが4日で独立70周年を迎えた。以前訪れた、ミャンマーの旧首都ヤンゴンのホテルで朝、ラジオのスイッチを入れると突然、軍艦行進曲が鳴り出したことがある。一瞬、日本のパチンコ店にテレポートしたかのようだったが、ビル…
ボクサーが弱いって?
地球だより 日本に来るタイ人ボクサーが弱すぎると問題になっている。 日本ボクシングコミッション(JBC)は毎年、招聘(しょうへい)禁止ボクサーを発表している。昨年も無気力試合や実力不足などを理由に60人がブラックリス…
平昌五輪“ノーショー”寒さと無関心との戦い
韓国紙セゲイルボ 新年が明けた。平昌冬季五輪まであとわずか。苦労し3度目にして誘致した五輪だが、まだ憂慮の声が多いのも事実だ。 まず競技場の観覧席を満たせるかどうかだ。五輪組織委によれば、12月25日現在、65万50…
中朝の脅威、憲法9条改正で対応を ジェームズ・ショフ氏
危機のアジア 識者に聞く(2) カーネギー国際平和財団上級研究員 ジェームズ・ショフ氏(下) トランプ米政権下における日米関係をどう見る。 トランプ大統領は安倍晋三首相を信頼しており、発言にもよく耳を傾けるなど非常にい…
南半球の年越しに思う
地球だより ブラジルに住んでみて面食らうことの一つに年末年始の感覚がある。日本であれば、忘年会や仕事納め、大掃除や年越しそば、紅白歌合戦に除夜の鐘、加えて年始の初詣など、一年の終わりを総括し、新たな年を心機一転して迎え…
イラン核合意で前米政権に疑惑浮上
ヒズボラ麻薬取引の捜査妨害か 司法長官が調査を指示 イランとの核合意(2015年7月調印)を結んだオバマ前米政権が、同国との交渉の過程で、麻薬取締局(DEA)によるイラン系シーア派武装組織ヒズボラに対する捜査を妨害して…
黄金の戌年
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 希望の新年を迎えた。六十甲子(干支)の35番目に当たる戊戌の年だ。十干の戊と十二支の戌の漢字が似ている。「戊」に「一」を加えると「戌」だ。モバイルPCに届いた年賀状はどれも犬の絵が…