韓国・北朝鮮
北への制裁、核・ミサイルの資金源遮断を
北朝鮮が日本上空を通過する中距離弾道ミサイルを発射したことを受け、日本政府は国連安全保障理事会緊急会合で制裁決議の早期採択を要請した。 安保理では7月の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射後、制裁を大幅に強化する決議を…
「朝鮮半島危機は新たな局面へと進んだ」と警告を発する文春
◆変化した“前提条件” 北朝鮮が米国本土にまで届く大陸間弾道ミサイルの開発に成功したようだ。これについて週刊文春(8月31日号)は、「朝鮮半島危機は新たな局面へと進んだ」との見方を紹介している。こう指摘するのは「日本政…
北ミサイル、引き続き挑発への警戒を
北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射した。米軍は日本海に向け約250㌔飛行したと分析している。現在行われている米韓合同軍事演習に対抗したものだが、米領グアム沖へのミサイル発射など米国を極度に刺激することは避けたようだ。 …
正しい英語ではない“コリア・パッシング”
韓国紙セゲイルボ 外国人が韓国に来て驚くことは外国語の多用だ。看板から日常会話に至るまで英語が使われている。近頃、新聞や放送などの大衆媒体で“コリア・パッシング”という用語を聞く。実際にはそのような用語はない。意味は、…
孝子洞住民の受難
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 ソウル市鍾路区の景福宮の西側にある孝子洞。2010年代になって清雲洞、社稷洞と共に“西村”として有名になった。孝子洞という名前は朝鮮王朝の宣祖王時代の文臣、趙瑗の子息、希信・希哲兄…
韓半島で展開する米朝“言葉の戦争”
韓国紙セゲイルボ 文大統領に慎重な行動望む 4月に続き8月も韓半島危機説が大きく膨らんだ。先月末、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射に成功して以降、一触即発のきな臭さだ。 韓半島上空では実質的危機に劣らず米朝…
元徴用工請求権、未来志向に逆行しまいか
戦時中の韓半島出身徴用工が強制的に連行・労働させられたなどとして戦後、日本企業に謝罪や補償を求めてきた問題で、韓国の文在寅大統領は就任100日の記者会見で個人の請求権は消えていないとする考え方を支持した。従来の韓国政府…
海兵隊の敵は日本?
地球だより 韓国の北西、黄海の南北軍事境界線に相当する北方限界線(NLL)に近い延坪島に取材に行った時、韓国海兵隊を間近で見る機会があった。海兵隊は通常軍より訓練が厳しく、韓国動乱やベトナム戦争などでの戦功を誇る。11…
韓国の戦術核再配備に弾みか
保守系野党が党の方針に 北朝鮮による米領グアムへの「包囲射撃」予告とこれに対抗するトランプ米大統領の「炎と怒り」発言などを端に韓半島危機説が取り沙汰される中、韓国では戦術核の再配備論が保守派の間で急浮上している。今後、…
米韓演習、北の挑発に万全の備えを
米韓両軍が韓半島有事を想定した定例の合同演習を始めた。北朝鮮は強く反発しており、米領グアム島沖への弾道ミサイル発射など北の挑発行為に対する万全の備えが欠かせない。 核施設への先制攻撃想定 演習は31日まで行われ、米軍…
「コリア・パッシング」の懸念
北朝鮮が米領グアム近海への中距離ミサイル包囲射撃の保留を発表した。しかし、韓半島の危機が完全に除去されたわけではない。北朝鮮は従来、挑発発言と予告の後、実際の挑発を繰り返してきた。その前例に照らすと、グアム近海包囲射撃…
北核問題解決するには韓米同盟を核心に置け
韓国紙セゲイルボ キッシンジャー元米国務長官は北核問題を解決するために「中国に在韓米軍撤収を公約しなければならない」と発言した。韓半島はアジアで中国の浮上を牽制(けんせい)し、米国の国益を追求する戦略的要衝地だが、米国…
韓国大統領演説、本当に未来志向重視なのか
日本統治からの解放を記念する韓国の光復節行事で文在寅大統領が恒例の演説をし、対日関係について初めて詳細に言及した。未来志向を重視すると語る一方、いわゆる従軍慰安婦や戦時中の韓半島出身徴用工に触れ、未解決の「歴史問題」と…
習近平、煬帝、太宗
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 中国軍が黄海(西海)で海上浸透訓練を行った。「30㌔の装備を担いで海に飛び込んで3㌔を泳ぎ…」。中国の国営CCTVは特殊部隊の訓練の様子を報じた。別に珍しいことではない。韓国軍もい…
“ハイパーパワー”米国脅す北朝鮮
韓国紙セゲイルボ 米中朝を行き交う情報に集中を 北朝鮮が核・ミサイル開発の完成段階に入った。先月は2度の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を行い、米情報当局は北が核弾頭の小型化に成功したと結論を出したという。核弾頭の大…
日本の漁場蹂躙する北朝鮮
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 「大和堆」で違法な操業 人民軍が利権独占、イカ乱獲 岩波書店発行の『広辞苑』に、「蹂躙(じゅうりん)」とは「ふみにじること。ふみつけること。特に、暴威・暴力あるいは強大な勢いをもって、…
韓国に背向ける高位脱北者
特報17 北朝鮮の労働党や軍などでエリートコースを歩み、海外勤務時に韓国亡命を果たした高位脱北者たちは3万人を超える韓国定着脱北者の中でも厚遇されてきたが、社会に適応できなかったり、政府と対立して自ら韓国を離れ、難民の…
虎の尾を踏んだ北朝鮮
「誤判戦争」恐れる中国 最近、米朝の緊張は戦争前夜を迎えるような危険水位に向かっている。双方が面子を捨て切れない緊張が続く中、北朝鮮は虎の尾を踏んでしまったようである。 北朝鮮が核開発にこだわる第一の目的は親子孫3代…
米朝の非難応酬、不測の事態への備え怠るな
北朝鮮が米国を射程に入れた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発とこれに搭載できる核弾頭の軽量・小型化に一定のメドを付け、米攻撃能力をアピールしていることをめぐり米国と北朝鮮が非難の応酬をエスカレートさせている。どちらか…
“大韓民国崩壊”のシナリオ 外国人“脱出”始まり大混乱
実際の作戦計画を基に描く 韓国では「左派政権」が誕生し、保守勢力の瓦解(がかい)に乗じて左派による“保守潰(つぶ)し”が始まっている。朝鮮日報社が出す総合月刊誌「月刊朝鮮」(8月号)では「激動する韓半島」の特集を組んで…
「桂・タフト協定」の再現 安保不感症の文大統領
韓国抜きで事が進む可能性 相次ぐ北朝鮮のミサイル挑発をめぐって米国、中国が協調体制に入ったと韓国の専門家は分析している。そうした時に、韓国の「親北政権」はいわば自分の庭先で起こっている緊急事態に目を瞑(つぶ)り、対話路…
北朝鮮への純真さが招く深刻な“韓国排除”
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮が9番目の核保有国として、生物・化学兵器強大国であり大陸間弾道弾(ICBM)まで持ったミサイル強大国であることを認めなければならず、彼らの大量破壊兵器(WMD)能力が“ゲームチェンジャー”になっ…
検察の涙
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 こんな日が来ると思っていた。時代が変わったことを実感させられる。検察が大韓民国検察の辞典にない謝罪を初めて行った。文武一検察総長(検事総長に相当)は、「検察が過去の権威主義政府の時…