韓国・北朝鮮
頭脳流出、企業流出
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 南ベトナムが滅んだ後、武力統一されたベトナムが深刻な頭脳流出を経験した。エリート公務員と技術者、医療関係者などの人材が米国等に大挙して亡命した。いわゆるボートピープルだ。共産勢力が…
キューバ危機と北のICBM
韓国紙セゲイルボ 歴史は繰り返されるのか 「タカ派ハト派」という言葉はいつ出てきたものだろうか。歴史は意外に短い。異説がなくはないが、キューバ・ミサイル危機の時の1962年10月28日、米ホワイトハウス国家安全保障会議…
慰安婦碑書き換えで争う構え
奥茂治氏 朝日謝罪文を証拠提出 いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり吉田清治氏が生前に韓国中部・天安市の国立墓地「望郷の丘」に建てた謝罪碑の文言を無断で書き換え、韓国の警察に一時拘束された後、出国禁止になっている元自衛官の奥…
軽視される北のEMPの脅威
北朝鮮の長距離ミサイルの脅威に関して米国の政府、ミサイル専門家らにほとんど見落とされていることがある。北が電磁パルス(EMP)爆弾による攻撃を行う危険性があるという点だ。 国防総省は当初、北朝鮮の新型ミサイル「火星1…
北の新型ICBM、中国が弾頭技術を提供か
北朝鮮の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の写真を分析すると、核弾頭搭載可能なミサイルの先端部分ノーズコーンが、中国から供給されたとみられているパキスタンの核搭載可能ミサイルの弾頭に似ていることが分かる。 国際評価戦…
“情の民族”韓国人に広がるスマホ中毒
韓国紙セゲイルボ 最近、地下鉄に乗れば韓国人は間違いなくスマートフォンを見ている。数年前まで、スマホは若者の専有物だったが、いまや老若男女関係なくスマホを持つ。地下鉄で時々読書する人を見つけると嬉(うれ)しいものの、あ…
危機の安哲秀
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「権力は戦い取るものだ」。この言葉は現実感がある。虎穴に入って大統領の座(虎)を掴んだYS(金泳三元大統領)が語った言葉なので、いっそう実感がこもっている。選挙は殺伐な戦争だ。戦争…
60年間防衛の強固な砦・韓米同盟
韓国紙セゲイルボ 首脳会談で枠組み変化を予告 文在寅(ムンジェイン)大統領が米国訪問日程を終えて1日帰国した。これまでの首脳外交空白を成功裏に埋めたという評価を受ける。最大の成果は首脳会談で韓米同盟の重要性を確認したと…
北ミサイル、脅しでは未来を描けない
北朝鮮が北西部・亀城市の方峴付近から日本海に向け弾道ミサイル1発を発射し、北朝鮮メディアは「特別重大報道」で大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に「成功した」と発表した。実際にICBMかどうかは不明だが、いずれにせよ許…
北「ICBM発射成功」
EEZに弾道ミサイル 米攻撃能力示し対話要求も 韓国軍合同参謀本部は4日、北朝鮮が同日午前9時40分(日本時間同)ごろ北西部の平安北道亀城付近から弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射し、約930㌔飛行した後、日本の排他…
ある「保守系」紙の気になる論調
地球だより 韓国の新聞市場では「中央日刊紙」と呼ばれる新聞11紙などが中心となってしのぎを削っているが、人口約5000万にしては明らかに飽和状態であるし、近年はスマホに押され各社軒並み部数を減らしている。それでもまだ存…
文大統領に対北マイウェイの懸念
訪米先で「金正恩氏と対話必要」 トランプ米大統領と文在寅・韓国大統領による初の米韓首脳会談では最大懸案である北朝鮮の核・ミサイル脅威に断固対応することが確認されるなど、一定の成果を上げたとする評価が広がっている。ただ、…
G20を韓国の中堅国外交を試す好機に
韓国紙セゲイルボ 韓米首脳会談に耳目が集中しており、その1週間後に独ハンブルグで開かれる主要20カ国(G20)首脳会議にはこれといった関心がないようだ。 ハンブルグG20は欧州の盟主であるドイツが主催し、トランプ政府…
女性政治家の明暗
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 任永信(1899~1977)、朴順天(1898~1983)両氏は大韓民国の女性政治家の先駆者だ。任氏は女性国会議員1号だ。1948年、女性としては初めて商工部長官(商工大臣)に任命…
近ごろ騒がしい血盟の韓米関係
韓国紙セゲイルボ 同盟で重要な国家間の信頼 1950年この国は同族間の争いの中にあった。その冬、北朝鮮軍を追った米海兵隊は蓋馬高原長津湖付近で中国人民解放軍に包囲された。敵の銃弾と零下30度の酷寒で若者たちが倒れた。生…
決議違反のロシア、国際核機関に北の研究者
北朝鮮 制裁の現実(4) 国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員 古川勝久氏に聞く ロシアによる北朝鮮制裁の履行状況は。 非常に懸念される。国連制裁対象に指定されてきた複数の北朝鮮企業・団体が、かつてロシア国内に代表者…
各国の履行状況、イラン問題に比べ切迫感薄く
北朝鮮 制裁の現実(3) 国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員 古川勝久氏に聞く 各国は国連安保理決議に基づく北朝鮮制裁をどの程度履行しているのか。 安保理決議は基本的にザル扱いで、ほとんどの国が人ごとだと思っている…
トランプ米政権、軍事圧力を外交に転化できず
北朝鮮 制裁の現実(2) 国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員 古川勝久氏に聞く 中国が北朝鮮に対し石油禁輸に踏み切る可能性は。 米国は既に中国政府とそういう話をしていることは間違いなく、石油供給量を削減する方向で進…
北朝鮮 制裁の現実 中国の圧力 本物でない
北朝鮮 制裁の現実(1) 国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員 古川勝久氏に聞く 国連安全保障理事会が7回目となる北朝鮮制裁決議を採択したが、制裁は本当に機能しているのか。制裁決議の実効性を高めるには何が必要なのか。…
訪朝米学生死亡、北の人権蹂躙に終止符を
旅行先の北朝鮮で1年以上にわたり拘束されていた米国人大学生オットー・ワームビア氏が昏睡(こんすい)状態のまま解放され、帰国後に死亡した。 トランプ米大統領はこの北朝鮮の非道を強く非難し、圧力を強化する構えだが、拉致問…
ICBM開発前に先制攻撃も
世日クラブ講演要旨 北朝鮮核・ミサイル危機と韓国新政権 拓殖大学客員研究員 高 永喆氏 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)の定期講演会が13日、都内で開かれ、拓殖大学客員研…
文正仁氏の“韓米軍事訓練縮小”発言の波紋
文正仁(ムンジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官が「韓米同盟がサード(高高度防衛ミサイル)のために壊れるならば、同盟でもない。北朝鮮が核・ミサイル活動を中断すれば、米国と韓米軍事訓練を縮小することもできる」と発言し…
大統領夫人の内助
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 男子ゴルフ世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン。かつて何度も優勝目前で失速し“ノミの心臓”と呼ばれた。彼が変わったのは2012年、婚約者のポーリナ・グレツキーに出会ってからだ…