韓国・北朝鮮 rss

“晴れ時々曇り”の韓日感情

 韓日の有職者が指摘する両国関係にはユーモアが溢れる。  韓日感情は「建前では嫌いだが本音では大好きな恋人関係だ」「儒教習慣の韓国は兄(中国)から殴られたことは許せるが、弟(日本)から殴られたことは許せない」。それが本質…

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帰順の政治学

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  百済(第21代)蓋鹵(ケロ)王の時代に再曾桀婁(ジェジュンゴルル)と古爾萬年(コイマンニョン)という将軍がいた。『三国史記』には「桀婁と萬年は百済の人で、罪を犯して高句麗に逃げた」…

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短期間の交渉では解けぬ人権問題

韓国紙セゲイルボ 韓国政府は体系的対処策立てよ  韓日慰安婦合意当時、岸田文雄外相が安倍晋三首相の謝罪表明を代読したことが論議を醸すと、安倍首相名義の謝罪の手紙を送ろうという主張が提起された。安倍首相の反応は簡単だった。…

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韓国徴用工判決、文政権は対日関係修復せよ

 日本との関係を悪化させる判決に歯止めが掛からない。韓国で日本統治期に強制的に動員されたという朝鮮半島出身の元徴用工と元女子勤労挺身隊員らが三菱重工業を相手取って起こした2件の損賠賠償訴訟で、韓国大法院(最高裁)はいずれ…

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金委員長の年内訪韓は韓米首脳会談次第に

韓国紙セゲイルボ  金宜謙(キムウィギョム)大統領府報道官は26日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長のソウル訪問について、「第2回朝米首脳会談の前が良いのか、後が良いのか、どのようにするのが韓半島の平和・繁栄をもたらすため…

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韓米の信頼と協議が必要な南北経済協力

韓国紙セゲイルボ 性急な推進は韓国に打撃も  文在寅政府は南北経済協力を韓半島平和のための核心的なテコと見ている。非核化交渉が進まない中でも、南北間鉄道・道路の連結着工式を年内に行い、金剛山観光と開城工業団地の再開も推進…

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指を見て月を忘る

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  2016年10月、米大統領選挙を1カ月後に控えて米連邦捜査局(FBI)、中央情報局(CIA)など情報機関の長がロシアが選挙に介入していると共同声明を発表した。声明はトランプ候補陣営…

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冬に入った北非核化交渉、来年に向け熾烈な神経戦

韓国紙セゲイルボ  季節と朝米非核化交渉に相関関係があるだろうか。3月初め、鄭義溶特使の北朝鮮訪問で始まった平壌とワシントンの非核化交渉は初夏のシンガポール会談で絶頂に達し、秋になり散る落葉のように熱が冷めた。非核化交渉…

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“世界の法廷”で存在感のない韓国

韓国紙セゲイルボ 日本は事実上「固定席」確保  韓国大法院(最高裁)が日帝強制徴用と関連し、日本企業の賠償責任を認めた判決を下すと、日本列島が熱くなった。しばらく静かだった独島(竹島)領有権の主張まで登場した。共通分母は…

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男女嫌悪社会

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  男性を“韓男虫”(韓国男性は虫のようだ)、女性を“テンジャン(味噌)女”(誇示型消費にはまった女性)と皮肉り合っていた男女間の葛藤(対立)は2016年の「江南駅無差別殺人事件」で臨…

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サイバー攻撃で北が資金を調達

 中国、ロシア、イランからのサイバー攻撃が米政府・企業にとって脅威となる一方で、元情報高官、民間の専門家らは、北朝鮮は資金力がないため、サイバー攻撃で「最も創造力に富んでいる」と指摘した。  サイバーセキュリティー企業、…

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高まる米の対北非核化圧力

 中間選挙が終わり、米国で北朝鮮への非核化圧力が強まっている。  有力シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は12日、北朝鮮が公表していない推定20カ所の弾道ミサイル基地のうち、少なくとも13カ所を特定したとする報…

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防弾少年団出演拒否は強制徴用判決が影響か

韓国紙セゲイルボ  大法院(最高裁)の強制徴用判決以後、日本国内に反韓感情が広がっている。一部では日本での韓流ブームにも打撃があるとの憂慮が出てきている。  防弾少年団(BTS)は9日、テレビ朝日「ミュージックステーショ…

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人材エクソダス

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  1980年代のことだ。日本の半導体技術がうらやましかった三星(サムスン)。何とかして技術を身に付けようとした“爺さんがいた”という。(定年)退職後の日本人だった。最高経営人まで乗り…

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知日派総理の秘書室長に対日強硬派

問題解決の「着地点は不透明」  金大中・小渕恵三パートナーシップ共同宣言20周年を迎え、新しい転機の年となり得るとの期待とは異なり、韓日関係が悪化している。日帝強制占領(日本植民地)期間の強制徴用に関する大法院(最高裁)…

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文政権のキーパーソン

緊張緩和策進める文正仁教授  韓国で最も文在寅大統領に影響力のあるのは文正仁(ムンジョンイン)延世大名誉特任教授だ。肩書は「大統領外交安保特別補佐官」。しばしば大統領府の“本音”を漏らして物議を醸し、「個人の意見」だとし…

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横柄な北の李善権委員長 失礼な言葉遣いに韓国民反発

文政権の“従北”度が明白に  韓国ソウルに赴任した当時、この国は「東方礼儀の国」だといいながら、実際街で目にする韓国人は傍若無人で、そのどこに「礼儀」があるのかと不思議でならなかった。ようやく気付いたのは韓国で言う「礼儀…

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“出産のメッカ”の危機

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「大病院は絶対に滅びない」という医療界の“大馬不死”公式に亀裂が入るのだろうか。  「国内の第1号女性専門病院」として“出産のメッカ”という名声を保有していた第一病院が開院55年目…

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徴用工判決で国際的地位下落が心配な韓国

韓国紙セゲイルボ 民間請求権認めようと無理な解釈  日帝強制徴用被害者が提起した損害賠償訴訟で大法院(最高裁)が日本企業の慰謝料賠償を認める最終判決を下した。  同判決の核心となる争点は1965年の韓日請求権協定にもかか…

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移民の“姓創設”支援好評だが過剰は禁物

韓国紙セゲイルボ  移民者は大部分、自分の名前を現地人が聞き取れなかったり、うまく発音できない時に当惑する。名前のために自分が現地人と明確に区分されるのが負担になる移民者も一部いるが、その場合は別称を使う。  相当数の在…

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健康心配症

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  ナイチンゲールは1856年、クリミア戦争から戻ってきた時、心臓病にかかって突然死するのではないかと心配して一晩中眠れなかった。しかし、実にそれから54年も生きて90歳の長寿を全うし…

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“ろうそくデモ”後の民主主義、大統領府への権力集中は不変

韓国紙セゲイルボ  現職大統領の弾劾まで導き出した“ろうそくデモ”が始まった日が2年前のこの時期だ。大統領府と与党のろうそくデモ賛嘆は相変わらず続いている。文在寅大統領は特別のメッセージこそ出していないが、最近フランスを…

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韓国徴用工判決、国際社会の常識と懸け離れる

 韓国の大法院(最高裁)は、戦時中に強制動員されたという朝鮮半島出身者の元徴用工4人が日本企業を相手取って起こした賠償請求訴訟の差し戻し上告審で、ソウル高裁が新日鉄住金(旧新日本製鉄)に対し計4億ウォン(約4000万円)…

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