防弾少年団出演拒否は強制徴用判決が影響か


韓国紙セゲイルボ

 大法院(最高裁)の強制徴用判決以後、日本国内に反韓感情が広がっている。一部では日本での韓流ブームにも打撃があるとの憂慮が出てきている。

 防弾少年団(BTS)は9日、テレビ朝日「ミュージックステーション」の生放送に出演する予定だったが、前夜、突然取り消しになった。テレビ朝日は防弾少年団メンバーのジミン(23)が過去に着用したTシャツを問題にした。

 ジミンは昨年のワールドツアー当時、米国で、光復節(1945年8月15日)に万歳をする韓国人の姿、日本に原子爆弾が投下された写真がプリントされたTシャツを着たことがある。だが1年後になって、これを問題視するのは強制徴用判決以後の日本政府の強硬対応と同じ脈絡だという指摘が出ている。

 日本国内では嫌韓世論を意識したテレビ各局が韓流コンテンツを編成しない可能性も指摘されている。各局の韓流コンテンツ回避が現実化されれば、歌謡とドラマなど韓流ブームにも打撃が避けられない。

 一方、日本政府は韓国大法院の判決について、在外公館の大使らに現地有力メディアへの寄稿等を通して日本の主張を積極的に知らせるよう指示したと産経新聞(9日付)が報道した。同紙は、「日本政府が韓国大法院の判決が国際法上不当だということを海外に本格的に知らせている」として、「一部の海外日本大使館は河野太郎外相が先月30日、韓国大法院の判決直後出した抗議談話の英文版をホームページなどにすでに掲載した」と伝えた。

(朴スチャン記者、11月10日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。