韓国・北朝鮮
コーヒー全盛時代
地球だより 韓国でコーヒー専門店の創業ラッシュが止まらないというニュースが、先日報じられた。フランチャイズ加盟店、個人店舗ともに開業増加勢が続いていて、それよりは安価な、コンビニに置いてあるマシーンによるいわゆる「コン…
韓国・文政権 基盤に脆さ
滞る北非核化、経済失政 保守再起のチャンスも 韓国の文在寅政権を支える政策的柱が揺らいでいる。高支持率を牽引(けんいん)してきた南北融和は肝心の北朝鮮非核化で進展が見えず、景気対策も失政が指摘され民心離反が起こりかねな…
科学分野での韓国人のノーベル賞受賞は近い?
韓国紙セゲイルボ まだ韓国には科学分野のノーベル賞受賞者がいない。日本と比較すると23対0だ。日本人の相次ぐ受賞に韓国の科学界が意気消沈するという話も聞こえてくる。ノーベル賞シーズンを迎えるだけで、国民の過度な関心のた…
“道路上の殺人行為”
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 軍人のユン・チャンホ(22)氏が先月25日午前2時、釜山・海雲台の横断歩道で友人と一緒に信号待ちしている時に飲酒運転の車にひかれて脳死状態に陥った。検事、大統領になろうとしていた青…
韓国外交が抱える「康京和リスク」
韓国紙セゲイルボ 北核問題で米と足並みの乱れ 外交とは何か。最近、しばしば考えさせられる疑問だ。外交とは国家間の関係を処理することをいう。対外政策を樹立し、施行することだ。そうだとすれば、外交をどう行わなければならない…
進展見られぬ北朝鮮非核化
元日朝国交正常化交渉日本政府代表 遠藤 哲也 国際社会は圧力継続を 実務レベル交渉で詳細詰めよ 去る6月12日に、シンガポールで画期的な米朝首脳会談が開かれてから、4カ月が過ぎた。再度首脳会談が遠からず、開催される可能…
韓国の地位上昇と外国人の韓国語能力
韓国紙セゲイルボ 韓国への移住者の中で、教育水準や社会的地位が低いほど韓国語ができないと見なされるが、その仮説はいつも棄却される。教育水準が高くて専門職・管理職に従事する外国人の中でも韓国語ができない人を探すのは難しく…
北の韓国マスコミ懐柔
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 サムスンが2000年7月、46億ウォンを投じて平壌室内体育館でカラー電光掲示板の点灯式を行った。北朝鮮の卓球選手8人とサムスン生命の卓球選手8人が祝賀競技を行った。北朝鮮は当初、新…
「白頭から漢拏」への統一企て
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 主導権を握る金正恩氏 親北融和一辺倒の文在寅氏 韓国で青春時代に徹底した反共=反北朝鮮教育を受けた者にとって、最近の文在寅政権の「親北融和政策」に戸惑っていると前回書いたが、今回もその…
宋がたどった滅びの道を警戒せよ
韓国紙セゲイルボ 韓国は北へ年貢を納めるのか 南北経済協力の動きが速い。平壌共同宣言で推進することにした南北鉄道連結と北朝鮮鉄道の現代化を年内着工するという。言うは易いが、国連制裁対象ではないのか、資金はどうするのか……
韓国の対北融和、擁護では非核化達成できない
韓国の文在寅大統領が海外メディアとのインタビューで、非核化に取り組んでいる北朝鮮の努力に国際社会は応じるべきとの見解を示した。2回目の米朝首脳会談を前に双方の協議が難航していることからも推察できる通り、北朝鮮が本気で非…
AIロボット導入の是非
地球だより 近年、韓国でも人工知能(AI)による技術革新など来るべき第4次産業革命への備えがさまざまに語られるようになった。 韓国では一昨年、世界最強クラスのプロ囲碁棋士とグーグル傘下企業が開発したAI囲碁「アルファ…
韓国政府が北に忖度? 制裁解除を示唆
韓国政府が2010年から北朝鮮に科している独自制裁「5・24措置」の解除を示唆し波紋が広がっている。北朝鮮の完全非核化を見届ける前に対北制裁の解除に踏み切る考えをにじませたもので、保守派は強く反発している。 (ソウル・…
金永南氏が漏らした本音
韓国与党に「保守打破」提唱 仲間同士ではつい本音が出てしまうものだ。内輪の話となるからだ。北朝鮮の金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長が漏らした一言は、北朝鮮の本音と、韓国の誰が“仲間”なのかを図らずも暴露して…
韓国抜きでも軍事訓練 北に核リスト提出迫る米
平壌宣言は文政権の“暴走” 9月19日の平壌共同宣言は関係国が注目していた「北の非核化」ではなく、南北の軍事的緊張緩和に重点が置かれていた。後日、東京で行われた国慶日(韓国建国記念日)のパーティーで李洙勲(イスフン)駐…
韓米FTA再協議の批准に反対する理由
韓国紙セゲイルボ 韓米自由貿易協定(FTA)再協議の結果が国会の批准同意を控えている。基本的に不満が残る部分は、追加譲歩が相互貿易の拡大均衡を実現するものではなく、むしろ弱い産業の行き過ぎた保護に重点が置かれた合意であ…
海の向こうの70歳定年
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 冠岳山(ソウル市南方の京畿道との境界にある山)の南側の稜線を上ると大きな岩が出てくる。誰かが岩に「鏡明」と名前を付けた。鏡に曇りがないという意味だ。その岩に座るたびに考えた。「どう…
4月と9月で変わった南北首脳会談
韓国紙セゲイルボ 関心薄れ外信記者数が減少 9・19南北首脳会談を取材した東大門デザインプラザのプレスセンターと、5カ月前の4・27南北首脳会談を取材した一山キンテックスのプレスセンターの風景は全く違った。 4・27…
米国務長官訪朝、首脳会談ありきでは駄目だ
ポンペオ米国務長官が北朝鮮を訪問し、金正恩朝鮮労働党委員長と会談した。両氏は2回目の米朝首脳会談を早期に開催することで一致した。一方、北朝鮮が応じたとされる非核化措置は必ずしも歓迎できるものではない。首脳会談ありきでこ…
公共機関の地方移転非婚少子化へ配慮を
韓国紙セゲイルボ 公企業に務めるある知人は会社が2015年に地方に移転する際、退職するかどうか悩んだ。未婚の彼は恋愛と結婚の心配が先だったが切実に望んだ職場だったので、「なんとかなるだろう」と生活の場を移した。周辺の勧…
「老人の日」に思う
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 かつては儒教の教えに従い、孝に根を置く敬老思想を社会倫理の根幹に据えた。 『朝鮮王朝実録』には(第4代王の)世宗が「老人を敬うことは国家の美しいこと」だと述べつつ、「昨年、初めて…
北の“サラミ”戦術受け入れた韓国
韓国紙セゲイルボ 非核化交渉「南北対米国」へ 非核化交渉は3者ゲームだ。ここでは中間子の役割が重要で、中間子がどちらか一方と連係すれば、他方は孤立する。韓国が米国側に立てば北朝鮮が、その反対は米国が孤立するのだ。 こ…
文在寅・金正恩の「平壌共同宣言」を読み解く【PTV RADIO:034】
今年に入り3度目の南北首脳会談で「平壌共同宣言」が署名された。非核化の具体的進展はないが、軍事的緊張緩和だけは大きく進んだ。北朝鮮の意図、韓国側の姿勢など、プレスセンターで取材した上田勇実特派員に聞いた。 (対談の音声…