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EUが対中外交を転換 国安法めぐり新たな制裁
英仏が5Gでファーウェイ排除 欧州連合(EU)は先月28日、香港に対して反政府運動を取り締まる国家安全維持法(国安法)を導入した中国政府に新たな制裁を科す方針を決めた。さらに英仏は次世代通信規格「5G」整備計画で中国通…
5Gで迫られる「陣営選択」
ポンペオ演説の衝撃 新局面に入った米中対決(2) 潮目が変わった――。 ポンペオ米国務長官ら国務省幹部が最近、盛んに使う言葉だ。トランプ政権が対中強硬路線に転じたことで、国際社会の中国に対する態度も硬化してきた、との…
「日台の懸け橋に感謝」 李登輝元総統へ弔問の列
東京・台湾代表処 先月30日に亡くなった台湾の李登輝元総統への弔問客のために、台北駐日経済文化代表処(東京都港区白金台)は3日、弔問記帳台を同代表処内に設けた。政治家や在日台湾人をはじめとした多くの弔問客が長い列をつく…
新型コロナの影響下で、教育のあり方を考える
社会全体が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている問題で、教育現場の課題や今後の教育のあり方を考えるシンポジウム「学びを止めるな!コロナ対策とギガスクール構想」がこのほど、沖縄県浦添市で開かれた。コロナ禍で新年度が…
イージス・アショア計画停止に思う
元統幕議長 杉山 蕃 6月15日、防衛省は難航していた弾道弾迎撃用「イージス・アショア(以下AA)」システムの配備計画を停止し、事実上中止する旨、河野防衛大臣が発表、配置を予定していた陸自演習場が所在する秋田・山口両県…
「自由」対「共産」焦点に
ポンペオ演説の衝撃 新局面に入った米中対決(1) 対ソ「X論文」の現代版 ポンぺオ米国務長官は先月下旬、カリフォルニア州で演説し、自由世界に対する中国共産党政権の脅威を指摘、民主国家の団結を呼び掛けた。米中関係は、「自…
コロナ禍で取り残された大学生
沖縄大学教授 宮城 能彦 対面授業求める悲痛な声 「遠隔」なら授業料一部返還を 新型コロナに関する情報が錯綜(さくそう)し、国民はもう何を信じていいのか分からない状態である。テレビは相変わらず危機感だけを助長して国民を…
中国共産党内に亀裂
特報 習主席の「大国外交」に反旗 李首相との権力闘争激化 中国の強硬路線が顕著だ。だが、これが党内で軋(きし)みを生み出し、内部の権力闘争が激しくなってきている。とりわけ習近平国家主席と李克強首相の権力闘争が顕著だ。(…
「樋口季一郎記念館」開設―北海道古民家再生協会理事長 江崎 幹夫氏に聞く
インタビュー 北海道古民家再生協会理事長 江崎 幹夫 古民家という言葉が一般的になってきた今日、北海道古民家再生協会では今秋、1軒の古民家を活用し、「樋口季一郎記念館」を開設する。第2次世界大戦直前にナチスのユダヤ人迫…
視点を転換することの大切さ
名寄市立大学教授 加藤 隆 世界や社会の光景が一変 水平的見方から垂直的見方へ 自分の未熟談を晒(さら)すことになるが、私は以前に幼稚園と小学校の教師を数年ずつしていたことがある。幼稚園の新任の時、幼児たちの描いた絵を…
誰が大韓民国の“救国の英雄”なのか
韓国紙セゲイルボ 文政権、白氏哀悼の声明なし 白善燁(ペクソニョプ)将軍は北朝鮮には不倶戴天の敵だったかもしれないが、韓国にとっては救国の英雄であることは明らかだ。ドイツの哲学者ヘーゲルが「従僕の目に英雄なし」と言った…
コロナ感染第2波のイスラエル
首相辞任求め市民らデモ 権限強化の新法案に反発 専門家「解決策は完全封鎖」 新型コロナウイルス感染の第2波に見舞われているイスラエルでは、政府の対応に不満を募らせる市民らがネタニヤフ首相の辞任を要求し、連日の全国的な…
対中包囲へ連携強化
米豪2プラス2 南シナ海主張を非難 米国とオーストラリアの外交・防衛担当閣僚協議(2プラス2)が28日、ワシントンの国務省で行われた。両国は、南シナ海における中国の領有権主張は「国際法の下、無効」だと非難。米国が民主主…
新型コロナ感染拡大防止で世界が注目する台湾ー范振國処長に聞く
台北駐那覇経済文化代表処 范振國処長に聞く 中国武漢発の新型コロナウイルス感染が世界中で猛威を振るう中、台湾は感染拡大の防止で世界の注目を集めている。南シナ海に軍事拠点を構築する中国は香港でも国家安全維持法を成立させ、…
米共和党内の大統領再選阻止運動
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき トランプ氏糾弾のCM次々 「憲法への誓い破った」と批判 トランプ米大統領の新型コロナへの認識の甘さや対応の失敗、黒人差別に始まった差別抗議運動が広まる中での差別…
統一相の「親北」巡り舌戦 韓国国会
保守系野党の太永浩議員が追及「転向したか」 李仁栄統一相は論点ずらす「強要は駄目」 野党は反米も問題視/対北支援を促す与党 韓国の新しい統一相に内定していた李仁栄・前共に民主党院内代表の国会人事聴聞会が開かれ、親北反米…
米空軍 中露の北極進出に警鐘
「必要なら戦う用意」 米空軍はこのほど、報告書「北極戦略」を発表、ロシアと中国がこの地域で影響力を強める中、「自由で開かれた」北極地域を維持し、必要ならば敵国と戦う用意があると訴えた。 報告は、北極での中露の活動によ…
ポンペオ米国務長官声明の意味
東洋学園大学教授 櫻田 淳 米中確執、新たな次元に 問われる日本の「多国間協力」 米中確執は、新たなフェーズに入った。「ロイター通信」記事(7月14日配信)が伝えたところに拠れば、7月13日、マイク・ポンペオ(米国国務…
「朝鮮戦争の英雄」白善燁氏を偲ぶ
元空将 大串 康夫 日韓の友好協力を体現 「朝鮮戦争の英雄」白善燁(ペク・ソニョプ)氏が7月10日、99歳で逝去した。白氏は韓国の救国、発展に尽くしただけでなく、日韓友好関係にも大きな貢献をした人物で、まさに立派な天寿…
令和2年7月豪雨と防災体制の脆さ
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 感染症流行時の対策急務 通信のバックアップも不可欠 最近、気象庁の予報官が行う会見で、よく耳にするのが「50年に1度のこれまでに経験したことのない大雨が降る恐れがあ…
習主席は「全体主義の信奉者」
米国務長官 民主国家の連携呼び掛け ポンぺオ米国務長官は23日、西部カリフォルニア州で対中政策について演説し、中国の習近平国家主席は「破綻した全体主義的イデオロギーの信奉者」だと名指しで批判した。「自由世界はこの新たな…
「令和元年東日本台風」被災から9カ月―千曲市長 岡田昭雄氏に聞く
インタビュー 千曲市長 岡田昭雄氏 2019年10月12日の台風19号による千曲市の被害は千曲市の歴史にとって忘れ難い爪痕を残した。あれから9カ月。復旧と併せて水害防止への取り組みについて、岡田昭雄・千曲市長に聞いた。…
反中感情増すインド、米に傾斜
国境紛争で中国に辟易 米GAFAが積極投資に動く 新型コロナ禍で苦しむインドは、それにつけ込む形で北部国境に侵攻してきた中国に辟易(へきえき)し、対中関係のスタンスを変えようとしている。 かつては21世紀のIT(情報…