対訳ワシントンタイムズ
ヒズボラ、南米のコカインでテロ資金を調達 Hezbollah moving ‘tons of cocaine’ in Latin America, Europe to finance terror operations
ヒズボラは、テロ資金調達活動を中南米全域で活発に行っている。数カ月前、麻薬取締局(DEA)が、イランの支援を受けたレバノンの民兵組織ヒズボラと中南米の麻薬カルテルとの関連を指摘した。議会に8日、報告された。 DEAの…
中国軍の目標・能力に対する米の「危険な」誤算 Obama, Pentagon ‘dangerously’ miscalculating China’s military goals and capabilities
米中両国が戦略的に重要な南シナ海の支配をめぐって、互いに出し抜こうと危険な駆け引きを繰り広げる中、防衛評論家やアナリストらは、米国の取り組みが、中国の拡大する軍事力、経済力を前に長期的には徒労に終わるのではないかと懸念…
港町サンフランシスコの治安の欠如 Insecurity by the Bay
正義の歯車は、所によっては回転が遅い。ところが、幸いなことに、サンフランシスコでは、その歯車が、ほんの一時のことかもしれないが、逆回転をしつつある。「バグダッド・バイ・ザ・ベイ(港町バグダッド)」―ある人気者のコラムニ…
オバマ氏、社会保障でサンダース氏寄りに転換 Obama flips to Sanders’ side, calls for expansion of Social Security benefits
オバマ大統領は約5年前に社会保障制度を救う計画に署名した時、給付金の増額を抑えることになる提案に合意した。 しかし現在、民主党大統領選予備選で、退職手当の拡充を求めるサンダース上院議員(バーモント州)のポピュリスト路…
国務省、イラン問題の会見映像改変を認める State Department admits intentionally editing video of Iran press conference
国務省は1日、2013年の同省での記者ブリーフィングの記録映像を職員が意図的に改変したことを認めた。改変によって、ジェニファー・サキ報道官の米国とイランの核交渉についての発言が削除され、国務省は、同省職員が発言を削除す…
反トランプ抗議行動が裏目に Protests backfire as anti-American images push undecided voters to Trump
ドナルド・トランプ氏の集会の外で醜い抗議行動が行われているが、アナリストらは、抗議行動での暴力や反米感情は裏目に出て、トランプ氏の勝利の可能性を損ねるどころか、反トランプ陣営自体が損失を被っていると指摘した。 ニュー…
しぼむアメリカン・ドリーム The shrinking American dream
21世紀はアメリカン・ドリームにとって優しくはなかった。「疲弊した人々、貧しい人々、自由な空気を吸うことを熱望して群れを成して来た民衆」等々、何百万もの人々を米国に招いた夢は、各世代は前の世代よりももっと良い思いをする…
クリントン陣営、トランプ氏阻止へ献金要請 Clinton camp now begging for donations to stop Trump
ヒラリー・クリントン陣営が調達資金の減少に直面している。共和党の大統領指名を確実にしているドナルド・トランプ氏が一般投票で勝利することはないとみていたが、それが間違っていたことを認め、熾烈(しれつ)な予備選を乗り越え、…
不法移民の越境、過去2年で最高レベル Illegal immigrant border crossings surge to highest level in nearly two years
南西部国境を越える不法移民が4月に増加し、2年近くの間で最多となった。中米からの家族や子供だけでの越境が依然、オバマ政権の国境管理にとっての課題となっている。 税関国境警備局(CBP)が23日に公表した資料によると、…
対ベトナム武器禁輸解除に人権団体が懸念 As Obama lifts Vietnam arms embargo, human rights groups lament lost leverage
オバマ大統領は、50年に及ぶベトナムへの武器禁輸を解除したが、人権団体と議会議員らは23日、人権状況の改善へ共産政権に圧力をかける重要な取引材料を放棄したとしてオバマ氏を非難した. ヒューマン・ライツ・ウオッチのアジア…
やっと維持されている米軍の強さ Army somewhat strong
多分、カネで幸福を買えないかもしれないが、安全と生き残り(サバイバル)は買えるかもしれない。大学のキャンパスの「安全地帯」から、森の「緊急避難」用シェルターに至るまで、米国人は、恐怖に満ちた世の中での安心・安全を探し回…
殺人・暴力犯罪が全米で増加、原因探る警察 Police grasp for answers as homicides, violent crimes spike in U.S. cities
全米の主要都市で殺人など重要暴力犯罪が2016年の最初の数カ月間に増加したことから、警察の規律が緩んだり、取り締まりに消極的になっているのではないかという議論が再び、起こっている。 殺人事件の急増が報告されている主要…
テロ関与でサウジ政府提訴を可能にする法案、上院通過 Senate dismisses veto threat, agrees to let Americans sue Saudi Arabia over terrorist attacks
オバマ大統領の拒否権発動の警告にもかかわらず、上院は17日、米国領土へのテロ攻撃に加担したとみられる外国政府を訴え、損害賠償を求める権利を米国人に認める法案を承認した。 法案は大きな議論を呼び、サウジアラビアは200…
フェイスブックのアルゴリズムの中立性は作成者次第 Facebook’s algorithm only as unbiased as its creators
インターネットを支配するアルゴリズムは、それを作成し、更新する人物と同様、偏ったものとなる可能性があることが明らかになった。 これは、フェイスブックを襲った政治的偏向スキャンダルから得た、最も驚くべき教訓だ。フェイス…
メッセンジャーを撃つ Shooting the messenger
作られつつある歴史のリングサイドに席が取れたことは、それだけで感謝すべきことであるが、それには犠牲が伴う。ニュースが歓迎すべきものではない場合、そういうことはしばしばあるが、人はそれを伝える人間(メッセンジャー)を撃ち…
欺瞞対策組織が廃止へ Counterdeception unit to close
外国からの戦略的な欺瞞(ぎまん)工作に対抗することは、レーガン政権以来、米国の全情報機関の公式使命の一つだ。 しかし、中国、ロシア、イランなどの外国からのにせ情報、欺瞞情報の否定に対抗するための最後の組織のうちの一つ…
「比のトランプ」が勝利確実、不安抱える米国 ’Filipino Donald Trump’ Rodrigo Duterte poised for victory as U.S. watches anxiously
フィリピンの次期大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏は、地方市長としてよく知られ、挑発的でぶっつけ本番の選挙キャンペーンから「フィリピンのドナルド・トランプ」と呼ばれている。国防総省はこの島国フィリピンを、南シナ海への中国の進…
太平洋におけるオバマの遺産 Obama’s legacy in the Pacific
第2次世界大戦の終結、そして、アジアにおける冷戦の勃発までを時代区分とする現代の米国の信頼すべき同盟国の中で、日本ほど信頼の置ける同盟国はほとんどなかった。日本と米国の友好関係は、地域の平和と安定のための米国の戦略にと…
大学内に保守的思想が必要、学者らが指摘 Conservative ideas needed on campus as counterweight to progressive orthodoxy, scholars say
今年度は大学内で「セーフ・スペース」という言葉が当たり前のように使われるようになった。高等教育の改革を訴えるグループは、新年度もこのような「アナス・ホリブラス(ひどい年)」にならないことを求めている学校に対し、保守的な…
東欧での米・NATOの動きにロシアが対抗 Russia counters U.S.-NATO moves in Eastern Europe with its own extra military divisions
ロシアは、南方と西方の国境を守るため3個師団を創設する計画を発表した。米国と北大西洋条約機構(NATO)の軍指導者らが、ロシアの侵攻に備えて東欧に4200人の部隊設置の計画を公表してから数日後のことだ。 新師団は総勢…
世界中で宗教の自由に「長期的な攻撃」-報告 Religious freedom under ‘sustained assault’ around the world, report finds
米政府は2日、宗教の自由への攻撃が、この1年で世界中で大幅に高まったとする報告を公表した。報告は、「イスラム国」(IS)がキリスト教徒など宗教的少数派を攻撃し、欧州でユダヤ人やイスラム教徒への偏見が強まり、中国政府が本…
お払い箱になるオバマ Obama gets the hook
バラク・オバマにとって最も気に入らない2国はイスラエルと英国だという言い方をしても、全然「人種差別主義者」ということにはならない。もっとも、そのような言辞を弄(ろう)する者は誰でも偏見を持つ人間だとのそしりは免れない危…
論争呼ぶ気候変動懐疑派の映画クライメット・ハスル ‘Climate Hustle’ storm brews as Weather Channel founder calls Bill Nye ‘pretend scientist’
気候変動に懐疑的なドキュメンタリー映画「クライメット・ハスル」は、2日に劇場公開される前から、気候変動をめぐる議論を起こしていた。 この映画は、破壊的な気候変動の主張に異議を唱えるものであり、「科学通」のビル・ナイ氏…