インタビュー rss

鬱は希望へのジャンプ台 仏教研究家 岡村貴句男氏に聞く

積極的にウツ状態に投げ込む禅  何かとストレスや不安材料の多い現代社会では、鬱(うつ)(以下、ウツ)になる人が少なくない。その症状は重度軽度さまざまで、これといった特効薬もなさそうだ。エンジニアであると同時に、道元や親鸞…

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中露の天然ガス契約、戦略関係に発展せず ゴンパート前米国家情報副長官に聞く

日本の集団的自衛権行使を支持  【ワシントン早川俊行】オバマ米政権1期目に国家情報筆頭副長官を務めたデービッド・ゴンパート氏は、世界日報のインタビューに応じ、天然ガスの大型売買契約で接近する中国とロシアについて、「中露の…

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風土記に学ぶふるさとづくり 市谷亀岡八幡宮宮司 梶 謙治氏に聞く

郷土の良さ再発見し始めよう  風土記(ふどき)は奈良時代初期の和銅6年(713)、元明天皇の詔により各国の国庁が自国の産物や地形、古伝説や地名の由来などを編纂(けんさん)し提出したもの。出雲はほぼ完本が、常陸・播磨・肥前…

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芸能人覚醒剤事件の波紋 日本薬物対策協会世話役 馬崎奈央氏に聞く

継続的な予防教育が必要  人気男性デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA容疑者=本名・宮崎重明=らの覚せい剤取締法違反(所持)事件が連日メディアに取り上げられている。知名度のある芸能人による薬物乱用は若者への影…

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「革新不況」から「夢と希望」の街へ 桑江朝千夫・沖縄新市長に聞く

 4月27日に投開票が行われた沖縄市長選は、自民、公明推薦で前県議の桑江朝千夫氏が、8年間の革新市政を担ってきた東門美津子市長の後継候補に約2000票の差をつけて初当選した。3月2日の石垣市長選に続いて保守系市長の当選は…

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日韓は未来志向型交流を 金玉均研究会会長 卞東運氏に聞く

開化派・金玉均の思想  政府閣僚の靖国参拝問題や歴史認識などで深い溝を作っている日本と韓国。新政権になっても両国首脳会談は開かれず疎遠な状態が続いている。そうした中、札幌で昨年10月に金玉均研究会が設立された。韓国近代化…

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空海がつなぐ日本と中国 高野山大学名誉教授霊宝館館長静慈圓師に聞く

四国八十八ヵ所霊場開闢1200年  今年は空海が四国八十八カ所霊場を開いてから1200年に当たる。空海の原点は入唐にあると考えた静慈圓師は1984年、空海が804年に漂着した福州(赤岸鎮)から西安(青龍寺)まで2400キ…

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インド総選挙と日本 大阪国際大名誉教授 岡本幸治氏に聞く

 世界最大のインドの総選挙は4月7日から5月12日までが投票で、16日に開票されるが、国民会議派からインド人民党(BJP)への10年ぶりの政権交代が予想されている。注目されているBJPの首相候補、ナレンドラ・モディ・グジ…

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尖閣防衛、日米共同声明を歓迎 中山義隆石垣市長に聞く

 3月2日投開票が行われた石垣市長選挙では、現職の中山義隆市長が自民、公明の支持を得て、自衛隊配備反対を唱えた革新派で前市長の大浜長照氏に約4000票の大差をつけて再選を果たした。石垣市の自衛隊配備問題、中国船による尖閣…

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横浜の女傑、富貴楼のお倉 元関東都市学会会長 横濱プロバス倶楽部副会長 中村實氏に聞く

明治の日本を支えた女子力  坂本龍馬の妻お龍や木戸孝允の妻松子(幾松)など、幕末維新の志士たちを支えた女性たちは多い。明治新政府の政治がまだ安定しない時代、現在に続く料亭政治の場を提供することで、国づくりに一役買ったのが…

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中国の「極超音速ミサイル」、2020年代前半に配備も 米国際評価戦略センター リチャード・フィッシャー氏

MD網を突破、深刻な脅威  【ワシントン早川俊行】中国の軍事動向に詳しい米シンクタンク、国際評価戦略センターのリチャード・フィッシャー上級研究員はこのほど、世界日報の取材に応じ、中国が開発を進める「極超音速ミサイル」につ…

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露の東部軍事介入を強く警告 ウクライナ駐日大使に聞く/本紙論説主幹

安保常任理事国による他国侵害 「戦後秩序への深刻な衝撃」  ウクライナのイーホル・ハルチェンコ駐日大使は15日、同大使館で本紙の黒木正博論説主幹と単独会見し、緊迫したウクライナ東部情勢について、ロシア議会がすでにウクライ…

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教育委員会制度改革は両刃の剣 北海道師範塾「教師の道」塾頭 吉田洋一氏に聞く

教育改革  政府は今月4日、教育委員会の制度改革を目指す地方教育行政法の改正案を閣議決定した。これは教育長と教育委員長を一本化した新しい責任者を置くことや自治体の首長と教育委員会が方針などを協議する「総合教育会議」を新設…

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米で広がる台湾・尖閣放棄論 米大西洋評議会上級研究員ロジャー・クリフ氏に聞く(下)

新QDRと米中軍事バランス  ――中国の接近阻止・領域拒否(A2AD)戦略は、米軍の戦力投射能力にどのような脅威をもたらしているか。  米軍の戦力投射能力の中心は戦闘機と空母だ。西太平洋にある米国の航空基地には、沖縄の嘉…

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コミュニティー文化で心の復興を 京都大学名誉教授 秩父神社宮司 薗田稔氏に聞く

震災復興と日本人の霊性  東日本大震災から3年を経て復興が進む被災地では、被災者の心の復興が課題になっている。この間、被災各地では祭りや郷土芸能が地域の人たちを元気にしていた。そこで、自身も社殿や鎮守の森の再生などに尽力…

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「質的優位」維持に逆行する米 米大西洋評議会上級研究員 ロジャー・クリフ氏に聞く(上)

新QDRと米中軍事バランス  オバマ米政権が発表した「4年ごとの国防計画見直し(QDR)」の下で、米国は軍拡に邁進(まいしん)する中国に対し優位を維持できるのか。アジア太平洋地域の軍事バランスが崩れつつある中で、日本は何…

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「教科化」による道徳教育の課題 衆議院議員 宮川典子氏に聞く

徳育とは良心の呵責を教えること  文部科学省は先月、中央教育審議会に道徳の教科化を諮問した。今年秋にも答申が出て、教科化は2018年度にも実現する見込みだ。教師出身の衆議院議員(自民党)、宮川典子氏に、現在小・中学校で週…

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四国遍路開創1200年、人生を考えるツーリズム 香川大学経済学部教授 稲田道彦氏に聞く

 今年は空海・弘法大師が弘仁(こうにん)6年(815年)に四国霊場を開いてから1200年。八十八箇所霊場(札所)では、記念スタンプや御本尊の御影(おみえ)などを用意し、お遍路さんを迎えている。江戸時代初め、庶民向けに出版…

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ウクライナ経済の現状と展望 ウィーン国際経済比較研究所 V・アストロフ氏に聞く

 ウクライナに親欧米政権が誕生したが、クリミア問題に象徴されるように前途は多難である。旧ソ連・東欧諸国の経済統計・分析で有名なウィーン国際経済比較研究所(WIIW)のウクライナ経済専門家、ロシア人エコノミスト、ヴァシリー…

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自衛隊配備の場合「住民投票も視野」、再選果たした中山義隆石垣市長に聞く

 尖閣諸島が所在し保革一騎打ちで注目を集めた沖縄県石垣市長選から一夜明けた3日朝、再選を果たした中山義隆市長は市内で世界日報など一部マスコミのインタビューに応じ、政府が検討している南西諸島防衛について石垣島が自衛隊の候補…

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精神文化の基層を形成、北海道の縄文遺跡 伊達市噴火湾文化研究所所長 大島直行氏に聞く

 考古学が今、静かなブームになっている。北海道や北東北3県では、域内にある縄文遺跡群の世界文化遺産登録を目指し、登録推進運動を進めている。そうした中で伊達市噴火湾文化研究所の大島直行所長は縄文の世界は従来の考古学的なアプ…

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アフリカ社会を蝕む汚職 アルアハラム政治戦略研究所アフリカ担当主任アマーニ・タウィール女史に聞く

貧困・テロ・感染症の温床に  アフリカは、依然貧困と紛争のただ中にある。さらにエイズや各種伝染病などの感染症が国民を苦しめている。エジプトのアルアハラム政治戦略研究所アフリカ担当主任、アマーニ・タウィール女史に、アフリカ…

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僧侶に必要なのは「傾聴力」 浄土真宗称讃寺住職 瑞田信弘氏に聞く

『ただでは死ねん』を出版して  「終活」という言葉が普通に語られるように、どんな死に方をするかが問われる時代になった。香川県高松市にある浄土真宗称讃寺の瑞田(たまだ)信弘住職の近著『ただでは死ねん』(創芸社)は、死にかか…

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