インタビュー rss

70年を迎えた北方領土返還運動 実り多き交渉に期待

きょう35回目の「北方領土の日」 社団法人千島歯舞諸島居住者連盟理事長 小泉敏夫氏に聞く 後継者育成が喫緊の課題に  北方領土が旧ソ連に不法に占拠されて今年で70年を迎える。この間、元島民は率先して領土返還運動を牽引して…

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「抑圧」の象徴として政治利用 「琉球処分」の再考

玉城有一朗氏に聞く(下)へ 一般財団法人・沖縄公共政策研究所主任研究員、学術博士 玉城有一朗氏に聞く(上)  昨年の沖縄県知事選と衆院選では、基地問題が争点になり、「オール沖縄」と称して基地建設に反対する候補者が当選した…

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窒息させられた戦後宗教教育 新しい歴史教科書をつくる会会長 杉原誠四郎氏に聞く(下)

杉原誠四郎氏に聞く(上)へ 再考「政教分離原則」  憲法における政教分離の原則の適応の仕方が課題になる場面の一つが教育である。教育基本法は宗教教育における「寛容の態度」を掲げているが、公教育の教育現場では宗教教育に後ろ向…

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震災復興の阻害要因になる 新しい歴史教科書をつくる会会長 杉原誠四郎氏に聞く(上)

杉原誠四郎氏に聞く(下)へ 再考「政教分離原則」  震災復興の被災地で、自治体が整備した移転促進区域には、政教分離の原則から、寺社や墓地などの宗教施設は含まれないため、宗教文化と共にある地域共同体が崩壊しかねない事態が発…

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戦後70年、自国の防衛力確立を 自民党衆議院議員 國場幸之助氏に聞く

政府は沖縄との距離感理解せよ  昨年12月の衆院選では沖縄県は全小選挙区で自民党候補が敗北した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沖への移設が最大の焦点となり、苦戦を強いられた。政府、党本部に対する沖縄の代弁者と…

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死刑がなかった平安時代 大妻女子大学比較文化学部教授 上垣外憲一氏に聞く

 高野山は今年、開創1200年を迎える。空海は唐からもたらした真言密教で旧仏教をはじめ神道や修験道を総合し、満濃池改修などの社会活動も行った。平安時代の基礎となった空海の思想は日本仏教史にどう位置づけられるのか、岩波講座…

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地方過疎化の危機 苫小牧市議会議員 櫻井 忠氏に聞く

活性化、自ら考え行動する時期  第3次安倍内閣がスタートした。新内閣の柱はアベノミクスの進化とともに、地方創生の実現がある。人口減少、地方の過疎化に伴う自治体消滅の危機が叫ばれる中、地方創生をどのように実現していくか、苫…

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国家百年の計示せる政治家を 元松下政経塾常務理事・副塾長 上甲 晃氏

未来をひらく人づくり~松下幸之助の志  元松下政経塾常務理事・副塾長の上甲晃氏はこのほど、世界日報の読者でつくる「世日クラブ」(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)の今年最後となる第158回定期講演会で「未来を…

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遺骨収集の道筋を見届ける 東部ニューギニア戦友遺族会会長 堀江正夫氏に聞く

東部ニューギニア戦〈下〉 本格作業期待されるミャンマー/インドネシアでは宗教の壁  ――遺骨収集は待ったなしだ。  東部ニューギニアでは陸海軍合わせて亡くなったのが13万人だ。そのうち、日本に帰られたのは5万柱でしかない…

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安達司令官は猛将であり聖将 東部ニューギニア戦友遺族会会長 堀江正夫氏に聞く

東部ニューギニア戦〈上〉  73年目の開戦記念日を迎えた。先の大戦では「ジャワの極楽、ビルマの地獄、生きて帰れぬニューギニア」とも言われ、とりわけ南洋進出ではジャワとニューギニアの彼我の差は大きなものがあった。東部ニュー…

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万全の体制で北朝鮮の核実験監視 CTBTO準備委報道官に聞く

 北朝鮮外務省は11月20日、国連総会第3委員会(人権)が同国の人権蹂躙(じゅうりん)を批判し、国際刑事裁判所(ICC)に付託する内容が明記された決議案を採択したことに対し、「われわれの戦争抑止力は無制限に強化される」と…

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『謎とき 東北の関ヶ原』 歴史家 渡邊大門氏に聞く

「司馬史観」はフィクション  豊臣政権から徳川時代への分水嶺となった関ヶ原の合戦は、これまで、実際の関ヶ原で行われた合戦が軸となって論じられることが少なくなかった。しかし、合戦の前には、政治的な駆け引きやそれに至るプロセ…

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人格教育は実践教育 北翔大学大学院生涯学習学研究科長・教授 山谷敬三郎氏に聞く

道徳教育  凶悪犯罪の低年齢化が指摘されている。また、振り込み詐欺や陰湿ないじめなどモラルの低下、倫理観の欠如による社会犯罪も依然として多い。その一方で「孤食」や「お一人様」といった家族・地域の絆の希薄化が社会問題になっ…

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占拠デモ、台湾政局に影響

香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く(下) ――香港の占拠デモは11月29日に投開票される台湾の統一地方選挙に影響を与えるか。台湾政局への影響をどう見るか。  鄧小平が提唱した一国二制度の本当の狙いは台湾にあり、香港政局…

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民主派は持久戦の戦略転換を

香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く(中)  ――学生を中心とする今回の占拠デモは天安門事件で鎮圧された学生たちを支援する香港での民主化運動とどのような関わりがあるか。  香港は英領時代の1989年、北京で天安門事件が発…

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民主派の道路占拠、予想外の長期化に焦りも

香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く(上)  香港行政長官選挙の普通選挙改革をめぐり、制度の民主化を要求する学生ら民主派が幹線道路の占拠デモを50日以上続け、香港警察はバリケードの一部撤去を開始することで再び強制排除に乗…

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命の大切さをどう教えるか 一燈園・燈影学園学園長 相大二郎氏に聞く

言葉では教えられない「命」や「心」  2004年の小6女児同級生殺害事件を機に「命の教育」に力を入れてきた長崎県で7月、女子高生による同級生殺害事件が起き、社会に大きな衝撃を与えた。子供たちに命の大切さをどう教えたらいい…

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改憲は4、5回の国民投票で 自民党憲法改正推進本部 船田元 本部長に聞く

 船田元・自民党憲法改正推進本部長(衆議院議員)はこのほど本紙のインタビューに応じ、憲法改正について「いくつかの項目ごとに行っていくことになる」と述べ、4回か5回に分けて改正を目指す考えを示すとともに、9条の改正は周到な…

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忍耐と時間が解決の糸口 「愛港之声」主席 高達斌氏

揺れる香港 各派リーダーに聞く(6)  香港の学生団体ら民主派が幹線道路で占拠デモを続けている問題に対し、親中派の民間組織「愛港之声」の高達斌(パトリック・コ)主席に聞いた。(聞き手・深川耕治、写真も)  ――デモに対す…

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長官選挙全人代決定見直しを 公民党副主席・陳淑荘氏

揺れる香港 各派リーダーに聞く(5)  香港の幹線道路を占拠するデモの行方について民主派政党・公民党の陳淑荘副主席に聞いた。(聞き手=深川耕治、写真も)  ――8月末の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会による香港…

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デモ反対署名こそ「民意」 全国人民代表大会代表 呉秋北氏

揺れる香港 各派リーダーに聞く(4)  香港民主派が幹線道路で占拠デモを続けている問題について警察による取り締まり強化の署名活動を展開した全国人民代表大会(全人代=国会)代表の呉秋北・香港工会連合会理事長に聞いた。(聞き…

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中台統一は香港動向次第 立法会議員・涂謹申氏

揺れる香港 各派リーダーに聞く(3)  香港の占拠デモと民主化動向について史上最多得票で当選した民主党の涂謹申・立法会議員に聞いた。(聞き手=深川耕治、写真も)  ――占拠デモは今後、どれぐらい継続するのか、撤退するのか…

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高度な自治は独立ではない 民建連副主席 蔣麗芸氏

揺れる香港 各派リーダーに聞く(2)  香港立法会(議会=定数70)で最多の13議席を占める親中派政党・民主建港協進連盟(民建連)で副主席を務める蔣麗芸立法会議員に学生団体らの占拠デモや立法会での動向を聞いた。(聞き手=…

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