「質的優位」維持に逆行する米 米大西洋評議会上級研究員 ロジャー・クリフ氏に聞く(上)


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 オバマ米政権が発表した「4年ごとの国防計画見直し(QDR)」の下で、米国は軍拡に邁進(まいしん)する中国に対し優位を維持できるのか。アジア太平洋地域の軍事バランスが崩れつつある中で、日本は何をすべきなのか。中国軍事動向に詳しい米シンクタンク、大西洋評議会のロジャー・クリフ上級研究員に聞いた。(聞き手=ワシントン・早川俊行)

 ――新たなQDRと2015会計年度(14年10月~15年9月)国防予算をどう見る。

 QDRと国防予算は、中国に対し軍事的優位を維持するために必要なトレードオフ(何かを実現するために別の何かを犠牲にすること)をしていない。


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