メディア批評 rss

首相在職最長「自由民主」 実績強調の裏に多弱野党

自民党総裁選、どうしても「背後に安倍前首相」としたい新潮と文春

権力闘争を好む庶民  自民党総裁選が党員のみならず、国民的関心の中で行われ、岸田文雄元政調会長が新総裁に選ばれた。河野太郎規制改革担当相は世論調査では抜群の人気を誇っていたものの、1回目の投票でも岸田氏に1票差で抜かれて…

続き

習近平 国家主席(中華人民共和国)

中国のTPP申請で左派系紙でも厳しい論調の毎日、東京、大甘の朝日

理念共有程遠い中国  環太平洋連携協定(TPP)に中国が16日、台湾が22日に加入を申請した。各紙はそろって社説で論調を掲載したが、左派系紙でも毎日、東京が中国の申請に対し厳しい見方をする中、朝日の異常な甘さが目立った。…

続き

朝日新聞東京本社(Asahi_Shimbun_Tokyo_head_office)=Wikipediaより

中国盲従・日韓分断の言論遺伝子受け継ぐ朝日に次の首相は乗せられるな

禍根残した拙速外交  朝日の1面コラム「天声人語」がこんなことを言っていた。「『内閣はできた時に最も力がある。できるだけ早く大きな仕事に取り組め』。田中角栄元首相の言葉だ。就任わずか2カ月半、北京に飛んで日中国交正常化を…

続き

【海外】レバノン・ヒズボラの権勢に陰り、若い世代への支援を訴える米紙

点数稼ぎの原油供給  深刻な経済危機に直面しているレバノンにイランからの原油供給が始まった。イスラム教シーア派組織ヒズボラがイランに要請して実現したもの。原油を載せたタンカーは、イラン国旗、シリアのアサド大統領の肖像を掲…

続き

コロナ対策に不断の見直しと改善の必要印象付けたNスペ「緊急対話」

◆ゼロコロナでは破綻  新型コロナウイルスワクチン接種の進捗(しんちょく)状況から日常をどの程度まで取り戻せるのか、感染対策と経済回復の調整が微妙な時期を迎えている。これまでのコロナ禍の体験を踏まえ、19日放送のNHKス…

続き

東京五輪の評価、左翼理論に染まる「多様性」

左派の反対論を痛烈に批判、朝日は「二重基準」と安倍氏  東京五輪が閉幕した後の編集だったこともあり、論壇誌10月号は東京五輪を総評する論考が目立つ。コロナ禍という非常時に開催された東京五輪から、今後のあるべき姿を模索する…

続き

なぜコロナ治療薬はワクチンの後塵を拝したか言及がほしい読売記事

◆米で治療薬実用化も  読売14日付に「コロナ飲み薬/開発大詰め 軽症者自宅で 米、年内にも実用化」とした治療薬開発の記事が載っている。  「新型コロナウイルス対策の局面を変える『ゲームチェンジャー』として期待されている…

続き

共産党の圧力に屈する毎日系の悪弊、「敵の出方論」騒ぎで明らかに

◆事実だった八代発言  半世紀も前の話になるが、京都市上京区にあった立命館大学は共産党系学生組織「民青」(日本民主青年同盟)の牙城だった。当時の学長は進歩的文化人の民法学者、末川博氏。大学側の庇護(ひご)もあり、民青が学…

続き

SNS精子提供による出産を「多様な生き方」と正当化した「クロ現」

◆ネットで提供者探し  自民党の総裁選候補者の一人、党幹事長代行の野田聖子(61)は米国ネバダ州まで飛んで卵子提供を受けて障害を持つ子供を出産したことは自身の著書でも書いている。その野田が立候補に際し、「自民党の多様性」…

続き

緊迫する台湾情勢を歴史で読み解き「Zデー」を予測するNW日本版

◆河野氏は「変」と新潮  本稿掲載時には自民党総裁選の火蓋(ひぶた)が切って落とされ、野党言うところの「自民党による電波ジャック」状態になっていることだろう。  週刊誌各誌は候補の品定めを特集しているが、日々目まぐるしく…

続き

「赤旗」、共産党が「政権交代」初挑戦を豪語

「市民連合」提言を4党政策合意、共闘の立民は支持率低迷  共産党は8日の第3回中央委員会総会(オンライン開催)を、機関紙「しんぶん赤旗」(9・9)で「新しい政権つくる歴史的総選挙に」との見出しで報じ、今秋の衆院選挙を「党…

続き

菅首相退任へ、政権1年で実績重ねたと強調

菅首相退任へ、政権1年で実績重ねたと強調

「自由民主」新総裁の下で衆院選の勝利に全力と奮起  自民党総裁選が告示された。「9月17日告示・29日開票」の日程を決めた8月26日の党本部総裁選挙管理委員会の発表を機関紙「自由民主」(9・7、前週火曜発行)が報じた8月…

続き

緊急事態延長で医療最優先論調が多い中、経済再開支持の産経、日経

◆ワクチン接種率向上  新型コロナウイルス対策で21都道府県に発令されていた緊急事態宣言が13日から、宮城、岡山両県を除く19都道府県で30日まで延長となった。また、11月のワクチン接種完了を念頭に、行動制限の緩和に向け…

続き

与党には怒号、野党には甘言、「リベラル派が陥る独善」を地でいく朝日

◆不寛容に寛容を主張  リベラル政治学者が、リベラル派の政治家の陥る独善を、リベラル紙の朝日紙面で指摘していたので興味深く読んだ。「(多様性の問題でも)寛容になれ、と不寛容に主張する。政治とは自分の信条の純度を上げてそれ…

続き

コロナどこ吹く風のベンチャー企業、一方で急増する「倒産予備軍」

◆活躍する若手起業家  東京証券取引所で8日、約5カ月ぶりに日経平均株価が3万円台の大台を回復した。一方、同日発表された内閣府の8月の景気ウオッチャー調査によれば、街角の景気実感を示す現状判断指数(DI)は前月比13・7…

続き

コロナ禍での財政圧迫を理由に防衛費にケチをつける朝日・東京

◆威嚇に背向ける社説  防衛省は先月31日、2022年度予算の概算要求で、過去最大だった21年度(5兆4898億円)と同水準の5兆4797億円を計上することを公表した。急速に軍拡を進め、南シナ海の人工島要塞(ようさい)化…

続き

コロナ禍の五輪・パラ開催を菅首相の政治的思惑に矮小化する朝日

◆菅首相の最大の功績  パラリンピック競技の感動に浸っている中、菅義偉首相が唐突に退陣表明したので驚いた。自民党総裁選に出馬すると明言した矢先のことだ。改めて政治の世界は「一寸先は闇」と思い知る。  新聞は当然のごとく、…

続き

アフリカ中部でIS「カリフ国家」復活を警告するエジプト・サイト

◆拡大続くISWAP  アフガニスタンからの米軍撤収を受けて、イスラム主義勢力タリバンが実権を掌握、テロ組織、アルカイダや「イスラム国」(IS)系組織「ISホラサン州(ISK)」の勢力拡大が懸念される中、アフリカ中部でも…

続き

政府のコロナ対策批判する文春、新潮はワクチン接種進み希望的報道

◆人流減り感染者減少  東京五輪2020が行われていた8月前半。大会によって新型コロナウイルス感染が激増すると専門家は警告していた。週刊文春(8月26日号)で京都大学の古瀬祐気特定准教授は、「東京都では八月下旬から九月上…

続き

政府の原発処理水放出計画に毎日が「見切り発車」と非現実的な批判

◆滞る肝心の廃炉作業  政府は、東京電力福島第1原発の放射性物質を含んだ処理水の海洋放出について対策の中間取りまとめを示した。今後、漁業関係者などと意見交換を進めた上で年内に具体的な行動計画を策定する。  これまでに社説…

続き

パラ報道と谷垣氏インタビュー、見事に“切り取った”毎日の見出し

◆重みがある「自助論」  評論家の石平氏の趣味は写真撮影。それは「美しいもの」を自分の目で発見し、写真に“切り取る”面白さだという(産経「話の肖像画」29日付)。新聞の見出しも同じではないか。こちらはニュースを切り取る。…

続き

藤井聡太世代と羽生善治九段の違いを先輩棋士らが語った3誌

◆藤井の強さは終盤力  将棋の藤井聡太二冠(19)の大活躍で将棋ブームが続いている。週刊誌3誌が夏の恒例の合併号などに、藤井と元名人羽生善治九段(50)を比較してその強さを分析している。それが平成と令和の社会を映す「世代…

続き

タリバンへのジェンダー論から番組の自己批判になった「サンモニ」

◆フェミニストが楽観  世界はアフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが返り咲いたことに当惑している。デルタ株に置き換わった新型コロナウイルス感染第5波の話題が報道番組を埋め尽くす中で、22日放送のTBS「サンデーモーニ…

続き