メディア批評
立共共闘を薦め共産の闊歩に手を貸す朝日こそ「ネオ55年体制」の元凶
与党より国民に脅威 共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(ネット版)を見ると、立憲民主党の「統一候補」が当落にかかわらず地元の共産党委員会に次々と「応援御礼」に訪れている。選挙後の慣例とはいえ、共産の“立憲抱き付き”を象徴す…
科学的知見を誘導的に並べてジェンダー思想に「洗脳」するNスペ
特異な事例を普遍化 4日朝、新聞のテレビ番組欄を見ると、NHKスペシャル(Nスペ)「ジェンダーサイエンス―男X女『性の真実』 女脳・男脳はあるの? 人類進化と“中性化”」が目に留まった。その瞬間、科学的なデータや知見を…
モロッコとの対立激化でアルジェリアが中露接近と警告するMEE
西サハラめぐり敵対 アフリカ大陸の北西端、モロッコと隣国アルジェリアの間の緊張が高まっている。それとともに、モロッコが欧州への接近を模索、アルジェリアをロシア、中国が支援するなど、北アフリカに新たな対立軸が生まれようと…
極超音速兵器による安全保障リスクを政争の類いだと貶める朝日
変わる軍事力勢力図 人間が感じる痛みは、体の健康を保つ上で予備的安全保障となっている。 火に近づき過ぎても熱いと感じなければ、生命体を維持している細胞組織が焼き焦げるなど壊滅的打撃を受け再生修復は難しくなる。時に生死…
アナウンス効果を百も承知で総選挙の報道合戦を演じた左右両紙
新聞も“与野党対決” 「立憲共産党」の大敗北。今回の総選挙結果を一言で言えば、こうなるのではないか。共産党と共闘した立憲民主党は惨敗し、有権者から政権交代の受け皿としてノーを突き付けられた。共産党も議席を減らした。野党…
野党共闘を批判する維新、安保は大丈夫かと考えさせられる党首討論
「野合」に枝野氏反論 衆院選挙公示前の10月18日、中国・ロシア海軍の軍艦10隻が津軽海峡を通過して太平洋を南下し、鹿児島県の大隅半島と種子島の間の大隅海峡を航行して東シナ海に抜け、19日には対潜水艦ミサイル発射訓練を…
眞子さん小室さん結婚、識者に変化する皇室の在り方語らせた文春
会見に総じて批判的 締め切り間際の記者会見だったが、2日後の発売(28日木曜日)には間に合わせた。週刊誌の「小室眞子さん」と小室圭氏の会見記事だ。11分と短いもので、質疑応答はなし、質問も限られたメディアが代表して出し…
SNSと社会の分断、若者に安易な二項対立論
“被害者”側に立つことが流行 インターネット選挙運動が解禁されてから8年が経ち、ツイッターなど交流サイト(SNS)が選挙戦で重要な位置を占めるようになっている。しかし、SNSをのぞくと、候補者や政党への中傷や激しい攻撃…
衆院選各党のエネルギー政策に大社説で厳しい注文突き付けた産経
原発の扱いが焦点に 衆院選は31日の投開票に向け終盤を迎えている。各党とも自らの党の政策を必死に訴えるが、有権者としてはどこが政権を任せられる政党かを考え、足元の課題を克服し将来の方向性を指し示す人物、政党を選びたい。…
政権選択を問うた朝日世論調査でさえ9条改憲賛成が反対を上回る
自民苦戦の衆院選挙 どうやら与党・自民党が苦戦しているらしい。先週、メディアの衆議院選挙の「情勢分析」がほぼ出そろった(21~23日付)。ざっくり言うと、「自民減 単独過半数の攻防」(読売)「自民 議席減の公算大」(毎…
与野党決め手欠く衆院選で報道が結果左右すると指摘した三浦瑠麗氏
選挙低調で見解一致 衆院選公示日(19日)夜放送のBSフジ「プライムニュース」。「与党にも野党にも追い風が吹いていない。菅政権が退陣し、岸田政権の誕生で、自民党に対する逆風はやんだ。その結果、自民党に追い風が吹いている…
大谷翔平の活躍ぶりを監督との一問一答などで分析したNW日本版
よい意味で感情出す ニューズウイーク日本語版10月12日号で総合タイトル「大谷翔平がアメリカで愛される理由」を特集している。監督の声、現地のスポーツジャーナリストの評論など、日本人向けの米国発週刊誌でないとできない延々…
「公明」投書に共産批判、デマチラシにあぜん
読者怒らせた赤旗号外 10万円給付金「実現」に 公明党の機関誌「公明」11月号の「読者の広場」に「共産党のデマチラシにあぜん」という投書が載った。東京都内30歳の会社員が、家のポストに入っていた共産党の宣伝チラシに「公…
「立憲民主」“初閣議”公約を掲げる
もし政権取らば報復政治、共産との溝埋める“モリカケ” 衆院選挙に入り政党機関紙は選挙一色の遊説通りの内容だ。自民党が岸田文雄新総裁を選出し、岸田内閣が発足して間もなく解散。週刊の同党機関紙「自由民主」(11・2)は「岸…
世界的EV化の加速で岐路に立つ日本の自動車業界を分析した2誌
日本経済の「屋台骨」 電気自動車(EV)化が世界の潮流になろうとしている昨今、出遅れ感が強い日本の自動車業界もここにきて大きくEV化に舵(かじ)を切ろうとしている。欧州連合(EU)の欧州委員会は今年7月、「2035年ま…
安倍氏を「悪代官」として描き「何でもよいから反自民」報道を行う朝毎
メディアが選挙左右 総選挙がきょう、公示される。単純に言えば、与党か、野党か、の選択だ。有権者はいかなる情報を基に一票を投じるのだろうか。選挙とメディアを振り返っておこう。 1世紀前の1920年、米国のジャーナリスト…
「アラブの春」優等生チュニジアにおける独裁の復活を警告する米紙
依然続く国内の混乱 2011年に中東・北アフリカを席巻した民主化運動「アラブの春」のきっかけとなり、唯一の成功例とされたチュニジア。独裁者の退陣につながった革命から10年がたつが、依然、国内の混乱は続いている。チュニジ…
音楽業界の苦境訴えたロックミュージシャンの声を取り上げた新潮
仕事を失う人が続出 お笑い芸人がユーチューバーとなって日本史や政治・経済を講義する時代になった。人は何をやってもいいのだろうが、「分を弁(わきま)える」がだんだん死語に近くなる。ワイドショーでは、やはり芸人がしたり顔で…
岸田首相「所信表明演説」の社説で日経以上に経済で注文付けた読売
具体策の明示求める 岸田文雄首相が8日に就任後初の所信表明演説を行った。各紙は翌9日付でそろって社説で論評を掲載したが、視点は違ったものの厳しい論調が目立った。 各紙の見出しを掲げると、次の通りである。読売「成長と分…
台湾に刃を突き付け威嚇する中国の言い分を代弁する琉球新報社説
風雲急を告げる情勢 テレビのワイドショーで一時、「敵の出方論」が話題になった。日本共産党が隠し持つ革命路線のことで、革命が平和的になるか、それとも流血を伴うか、それは「敵の出方」で決まるというものだ。要するに黙って共産…
SDGs下での人権留意を求められる企業行動に着目する東洋経済
企業の信用失う恐れ 今やSDGs(持続可能な開発目標)が時代の潮流になっている。2015年に国連が定めたもので、①貧困をなくす②全ての人に健康と福祉を③誰もが取得可能で、なおかつクリーンなエネルギーに―など17の開発目…
政策そっちのけの「政局目線」で本質を捻じ曲げて政治を論じる朝毎
安倍氏に批判の矛先 「典型的な政治部記者の発想のような『政局目線』記事」。外交評論家の宮家邦彦氏は、菅義偉首相の外交をめぐって新聞があまりにもトンチンカンなことを書くので、外交記事は政治部ではなく、外信部記者に任せては…
中国恒大集団デフォルト危機、きれい事過ぎて腑に落ちない東京社説
金融恐慌を招く懸念 先月下旬は株式投資家にとって、肝を冷やす日が続いた。 20日以降、世界の証券市場は大きく揺れた。 上昇基調にあったニューヨーク証券市場は4カ月ぶりに最大幅の下落傾向を示し、日欧の証券市場だけでな…