上昇気流 rss

新宿末広亭の正月二之席のトリを人間国宝の…

 新宿末広亭の正月二之席のトリを人間国宝の柳家小三治師匠がつとめるというので聞きに行った。その小三治師匠、枕で「きょうは皆さんに悲しいお知らせをしなければなりません」と切り出した。  健康上のことかと一瞬緊張したが、実は…

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年賀状の中に、転居通知を兼ねたものがあった…

 年賀状の中に、転居通知を兼ねたものがあった。移転の時期は不明だが、その事実は明瞭に伝わる。昔、友人から通常の転居通知をもらった。「お近くにおいでの節は、是非お立ちより下さい」とあったので、千葉県の新居を訪ねた。  「お…

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イタリア生まれのオペラ指揮者、アルベルト…

 イタリア生まれのオペラ指揮者、アルベルト・ゼッダさんは、1960年代に始まるロッシーニ・ルネサンスの火付け役となった人物。彼なくしてはロッシーニ全集の出版も、ペーザロでのロッシーニ・オペラ・フェスティバルもなかった。 …

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熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」…

 熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」をテーマに、昨年末に東京都内のデパートで開かれた「大くまモン展」。「見た目がぷよぷよしているが、今は何かと衝突する時代なので、それを和らげる存在になってほしい」と、くまモンをプ…

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どの新聞にも掲載された記事ではあるが、新年…

 どの新聞にも掲載された記事ではあるが、新年5日付の毎日新聞第1面トップ記事は「交通事故死 戦後最少/68年ぶり 17年3694人」であった。前日の御用始めに、警察庁が前年の公式統計を発表するのを受けて出る毎年恒例のニュ…

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サンデー世界日報に連載されている「家庭再建…

 サンデー世界日報に連載されている「家庭再建講座」では、さまざまな研究を紹介しつつ、幸福な結婚生活の条件の一つを「正式に結婚式を挙げること」としている(12月10日号など)。  「結婚生活では、相手の短所が見えたり、意思…

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「正月も二十日に成て雑煮かな」(嵐雪)…

 「正月も二十日に成て雑煮かな」(嵐雪)。きょうあたりになると、雑煮も飽きてくる。普通の食事がしたいという気分だ。しかし、余ったモチがみそ汁に入っていたりする。正月気分は、おせち料理や松飾りなどで掻(か)き立てられるが、…

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<去年今年貫く棒の如きもの>。人口に膾炙…

 <去年今年貫く棒の如きもの>。人口に膾炙した高浜虚子の句である。正月三が日が過ぎ、世の中が動き出すと、昨年からの課題が「貫く棒の如きもの」として目の前に現れてくる感じがする。  新年のニュースは、相変わらず北朝鮮関係が…

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「ちょっと待って」という言葉は頻繁に…

 「ちょっと待って」という言葉は頻繁に使われる。この言葉自体には間違ったところは少しもない。が、昨年暮れに新幹線の台車に亀裂が入ったアクシデントでは、大きな問題を引き起こした。  異変を察知した側と東京の指令員との間でや…

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作家の鈴木三重吉が児童雑誌「赤い鳥」を…

 作家の鈴木三重吉が児童雑誌「赤い鳥」を大正7(1918)年に創刊してから、今年で100年を迎える。政府の主導する教条的な説話や唱歌に対して、子供の純粋性を育むための物語や詩を作り、これを世に広めようとした。  創刊号に…

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今年の干支(えと)の犬は、オオカミが家畜化…

 今年の干支(えと)の犬は、オオカミが家畜化したものとされる。人間との付き合いは古く、「人類最古の友」とも言われる。日本でも縄文時代から飼われていたようで、愛媛県の上黒岩岩陰遺跡から埋葬されたとみられる犬の骨が出土してい…

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明けましておめでとうございます。物理学者…

 明けましておめでとうございます。物理学者アインシュタイン博士の言葉に「神は老獪(ろうかい)だが悪意はない」がある。かの相対性理論を発見するまでの苦心のほどがよく分かる。  あまねく宇宙全体に及ぶ現象の解明は難しく、それ…

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今年もとうとう押し詰まって、きょうは大晦日…

 今年もとうとう押し詰まって、きょうは大晦日(おおみそか)。ゆっくり1年を振り返り、年越しそばを食べて、紅白歌合戦をというのが一番平均的な過ごし方だろう。しかし江戸の昔、長屋の貧乏人には、いかに借金を返すか悩ましい日でも…

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「兎も角も御用納に漕ぎつけし」(松山一雪)…

 「兎も角も御用納に漕ぎつけし」(松山一雪)。御用納めも終わり、後は大みそかを待つばかり。今年を振り返れば、それこそいろいろな出来事や事件があったが、それも少しばかり記憶が薄れている。  街には普段より人気のない風景が広…

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東京・上野動物園の赤ちゃんパンダが大人気だ…

 東京・上野動物園の赤ちゃんパンダが大人気だ。メディアも大きく取り上げている。人気があるから報道されるのか、その逆なのかは分からないが、人気があることが悪かろうはずはない。  しかし東京一極集中のために、上野以外のパンダ…

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ドイツで昨年度、興行収入ナンバーワンの…

 ドイツで昨年度、興行収入ナンバーワンの大ヒット映画は「はじめてのおもてなし」というコメディーだ。来月13日公開される。題名にあるようにドイツ人の家庭がナイジェリア難民の青年を受け入れる話だ。  製作が始まったのは201…

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JR西日本の新幹線の台車に亀裂が入るなど…

 JR西日本の新幹線の台車に亀裂が入るなど度重なる輸送障害の背景について、石井啓一国土交通相は「設備の老朽化、複雑化に加え、現場要員の高齢化や若手技術者の不足など構造的な問題も考えられる」と指摘した。  その通りだが、ど…

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今年は「森友・加計(モリ・カケ)」問題で…

 今年は「森友・加計(モリ・カケ)」問題で安倍晋三首相の介入疑惑を言い立てる報道が続いたが、空騒ぎに終わった。北朝鮮による国難に直面しても、ノーテンキに証拠も示せないまま「安倍たたき」に狂奔したメディアには、国民の方が愛…

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JR西日本が東海道・山陽新幹線の「のぞみ」…

 JR西日本が東海道・山陽新幹線の「のぞみ」で台車に亀裂が入ったまま運行を続けたトラブルを受け、JR西担当者が「非破壊検査の対象拡充を検討する」という趣旨の発言をしている。  「非破壊検査」は、文字通り対象を破壊すること…

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「街といふ街行けばクリスマスカロル」(今井…

 「街といふ街行けばクリスマスカロル」(今井千鶴子)。きょうはクリスマス・イブ。毎年この時期はクリスマス・ソングが街を埋め尽くす。そのお祭り騒ぎと歳末の商戦が年の瀬を強く意識させる時期でもある。  ところが、それが過ぎる…

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師走の京都から、旅心を掻(か)き立てられる…

 師走の京都から、旅心を掻(か)き立てられるニュース。三十三間堂の千体千手観音立像(国重要文化財)の約45年にわたる修理が終わり、1001体の仏像のうち最後の9体が搬入された。1年半前に訪れた時は、やや薄暗いお堂の中で金…

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日本の大学入試は○×式とも言われる客観式が…

 日本の大学入試は○×式とも言われる客観式が主流だ。採点がしやすく、客観性も高いのだから、これまで行われてきたのも分かる。  こうした中、2020年度から実施される「大学入学共通テスト」では、国語と数学で記述式が導入され…

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只見線は福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅…

 只見線は福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅をつなぐ、渓谷美の素晴らしい秘境路線。「旅と鉄道」(2016年5月号)の「好きなJRローカル線ランキング(東日本編)」でトップに選ばれた。  1926年10月の開業で、全通は7…

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