上昇気流 rss

来年5月に行われる新天皇即位の儀式について…

 来年5月に行われる新天皇即位の儀式について、共産党が文句をつけてきた。皇位継承儀式の核心となる「剣璽等承継の儀」について「天皇家の私的行為として行うべきであり、国事行為とすべきではない」とする申し入れ書を政府に提出。「…

続き

今頃の季節になると「花見ればそのいはれとは…

 今頃の季節になると「花見ればそのいはれとはなけれども心のうちぞ苦しかりける」(西行)という歌を思い出す。830年も前に死んだ歌人の作だ。  一筋縄ではいかない西行でも、桜を見てまずは「美しい」と思うだろう。が、そのうち…

続き

JR渋谷駅と渋谷マークシティを結ぶ2階通路…

 JR渋谷駅と渋谷マークシティを結ぶ2階通路に「明日の神話」と題する故岡本太郎の壁画が設置されている。作者がメキシコのメキシコ市で1968年から翌年にかけて制作した作品。  壁画は完成したが、設置されるホテルが完成できず…

続き

北海道函館市の住民らが、電源開発(Jパワー)…

 北海道函館市の住民らが、電源開発(Jパワー)が青森県大間町に建設中の大間原発の建設差し止めを求めた訴訟で、函館地裁は「重大事故が発生する具体的危険性を認めるのは困難」として原告の訴えを棄却した。妥当な判決だ。  ただこ…

続き

「困難にも決してあきらめないという不屈の…

 「困難にも決してあきらめないという不屈の価値を実現しました」(閉会式の主催者あいさつから)。平昌パラリンピックが幕を閉じた。障害を持つ選手の奮闘、不屈の精神と、器具を自分の手足として発揮する優れた身体能力に魅せられた1…

続き

20歳の成人年齢を18歳に引き下げる民法改正案…

 20歳の成人年齢を18歳に引き下げる民法改正案が国会に提出され、政府は2022年4月1日の施行を目指すという。  法制審議会は、法整備の条件として消費者被害防止や若者の自立支援の環境整備などを提案している。18歳は高校…

続き

東京地方ではきのう、桜の開花が発表され…

 東京地方ではきのう、桜の開花が発表され、見ごろは24日から月末にかけてとなる予想だという。平年よりもかなり早い。  開花が早まったのは、この冬の厳しい寒さで花芽が成長しやすい状態になり、3月にかなり暖かい日が続いたこと…

続き

出社前の孫が家を出る間際に「きょうアマゾン…

 出社前の孫が家を出る間際に「きょうアマゾンで買ったベッド・テーブルが届くから受け取っておいて」と言った。それを聞いた87歳の祖母が「なんで、そんなもの外国から買うんだい?」と問い返した。祖母はアマゾン川のあるブラジルに…

続き

「……と思ってございます」という言葉遣い…

 「……と思ってございます」という言葉遣いが増えているようだ。高級官僚であれ、会社の上級幹部であれ、不利な立場に置かれた時に発することが多い。  このほかにも「……を確認してございます」「影響はないものと判断してございま…

続き

「私は厳冬の山々も好きだが、三月から五、…

 「私は厳冬の山々も好きだが、三月から五、六月までの雪の山を、昔から好んで登った」。随筆家の串田孫一が「春の山」と題する文章で書いている。これを収めた『山のパンセ』には春の雪山が幾つも登場する。  南アルプスの北沢小屋で…

続き

5月までに行われることになった米朝首脳会談…

 5月までに行われることになった米朝首脳会談。金正恩朝鮮労働党委員長が「非核化」の意思を表明したため、トランプ大統領が提案に乗った。しかし核問題で米国や国際社会は、これまで北朝鮮に何度も騙(だま)されてきた。真意を見極め…

続き

「もう7年なのか、いやまだ7年なのか」…

 「もう7年なのか、いやまだ7年なのか」。東日本大震災から7年となった11日の政府主催の追悼式で、福島、宮城、岩手県の遺族代表が述べた言葉には、強く心に響くものがある。昨日の小紙に全文掲載されている。  冒頭の自問に「心…

続き

オーストラリア西部で「瓶入りの手紙」が…

 オーストラリア西部で「瓶入りの手紙」が海に投げ入れられてから約132年ぶりに見つかった。紙にはドイツ語で1886年6月12日、発見された場所から西におよそ1000㌔離れたインド洋で、ドイツの帆船から投げ込まれたと記され…

続き

きょうで東日本大震災から7年を迎える。…

 きょうで東日本大震災から7年を迎える。もう7年なのか、まだ7年なのか、受け止め方は人によって違うだろうが、被災の記憶が風化しつつある面と、いまだ生々しい傷として忘れられない面の両方があることは確か。特に、福島の原発事故…

続き

あすで発生から7年を迎える東日本大震災…

 あすで発生から7年を迎える東日本大震災。甚大な被害を受けた三陸地方の産業の柱である水産業、水産加工業の復活は、復興のバロメーターと言っていいが、今も売り上げの水準が震災以前に戻らず苦しんでいる企業が多い。  風評被害、…

続き

ふりがなによる個人特定の方針を政府が固めた…

 ふりがなによる個人特定の方針を政府が固めたという記事を新聞で読んだ。住民サービスの利便性を高めるという目的のようだが、ふりがなの必要性については了解できる。  そもそも法律上、戸籍の氏名にふりがなを記載することは義務付…

続き

俳人協会賞、同新人賞、同評論賞の授賞式が…

 俳人協会賞、同新人賞、同評論賞の授賞式が、東京の京王プラザホテルで行われた。俳人協会賞を受賞したのは句集『カムイ』の櫂未知子さんと句集『銀座の歩幅』の須賀一惠さんだ。  選考委員の柏原眠雨さんは、櫂さんの作品について「…

続き

水産資源の管理が国際的に強化される一方、…

 水産資源の管理が国際的に強化される一方、排他的経済水域(EEZ)内での外国漁船による違法操業が後を絶たない。日本だけでなく、今や世界的な問題となっている。  南米アルゼンチンでは先般、同国沿岸のEEZ内で中国漁船が違法…

続き

きょうは、暦の上では春たけなわ仲春の啓蟄…

 きょうは、暦の上では春たけなわ仲春の啓蟄(けいちつ)である。難しい漢字を当てるが、冬ごもりをしていた虫などが春の陽気に誘われて、土の中から顔をのぞかせ、這(は)い出してくることをいう。  今年は月が替わった弥生・3月初…

続き

政府は、野党議員の未確認飛行物体(UFO)…

 政府は、野党議員の未確認飛行物体(UFO)に関する質問に対して「政府としては存在を確認したことはない」とする答弁書を閣議決定した。UFOが日本に飛来した場合の対応についても「特段の検討を行っていない」と記している。意外…

続き

「いちまいの切符からとは春めく語」(後藤…

 「いちまいの切符からとは春めく語」(後藤比奈夫)。東京ではここ数日、急に暖かくなって昼間は暑いくらい。先日井の頭公園を散策した時には、まだ少し寒いぐらいだったが、小さな枝ぶりで紅白の梅が咲いていた。  井の頭公園の池は…

続き

新幹線「のぞみ」の台車の亀裂が見つかった…

 新幹線「のぞみ」の台車の亀裂が見つかった問題で、JR西日本は、製造元の川崎重工業が製造過程で底面を削り、鋼材の厚さが基準より薄くなっていたと発表した。ほかにも100台で厚さが基準未満のものが確認され、交換を進めている。…

続き

新発見によって歴史の記述が更新されること…

 新発見によって歴史の記述が更新されることがある。考古学上の発見は、事件でいえば物的証拠が見つかったこと。文献史料も同様だ。佐藤信編『古代史講義』(ちくま新書・近刊)は、15のテーマについて、それぞれの専門家が執筆したも…

続き