コラム rss

肥大化する内閣府 改革の動きに族議員反発

 分かっているようで分からないのが内閣府だ。各省庁にはそれぞれの大臣が存在し、その大臣が首相につながっている。首相―各担当相の二重構造になっている。  内閣府はその特別仕立てのひとつだ。専任大臣不在のため首相直属の形を取…

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わが国の2009年の生命保険世帯加入率…

 わが国の2009年の生命保険世帯加入率(個人年金保険を含む)は90・3%で、米国の78%、英国40%と比べるとずいぶん高い。  00年4月に開始された介護保険制度は、生命保険等の加入率の高さから当初、必要ないのではない…

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「もの置けばそこに生れぬ秋の蔭」(高浜虚子)…

 「もの置けばそこに生れぬ秋の蔭」(高浜虚子)。暑中見舞いを書こうと思いペンを執ったが、時期によっては暑中見舞いではなく残暑見舞いとなる。  この期間の区切りは諸説あるようだ。基本的には梅雨明けから8月の立秋までが暑中、…

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日本の夏の風物詩と言えば、盆踊り、花火…

 日本の夏の風物詩と言えば、盆踊り、花火大会などさまざまだが、書店の「夏の文庫フェア」もその一つだ。夏休みに入る中高生や大学生を対象に、基本的には出版社がこれはと思う文庫を選び、フェアの帯を付けて店頭に並べるだけである。…

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「犠牲」が報われる瞬間

地球だより  筆者の住む米バージニア州北部では夏の間、自治体主催の無料野外コンサートがあちこちで開催されている。コンサートといっても決まった座席はない。各自が敷物や折りたたみいすを持ち込み、芝生の上に自由に座るスタイルだ…

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「自分探し」という言葉はいつごろから…

 「自分探し」という言葉はいつごろから使われるようになったのだろう。半世紀前には、そんな言葉はなかったような気がする。似た言葉で「本当の自分」というのもある。「自分探し」も「本当の自分」も、同じころから使われ出したのだろ…

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中産層の危機

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  米国のあるメディアは数年前、中産層を「所得は暮らしていくには十分であり、退勤途中にピザを1枚買ったり、映画・演劇を観(み)たり、国際電話をかけるためにカネを使う時に、何も考えずに使…

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東京・上野にある不忍池では今、ハスの…

 東京・上野にある不忍池では今、ハスの開花時期を迎えて、薄紅色の大きな花を見ることができる。池は葉で水面が見えないほどだが、それだけ花の数も多い。俳人の篠塚しげるは「あめつちにかく微なる音蓮ひらく」と詠んだ。  花は早朝…

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観光客増大へ多くの課題

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  学校も夏休みに入り、いよいよ夏の観光シーズンが始まったが、沖縄県への入域観光客が順調に伸びている。  今年6月には55万7300人と対前年同月比で6万8200人、13・9%増加、6…

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生命保険協会の渡辺光一郎会長(第一生命…

 生命保険協会の渡辺光一郎会長(第一生命保険社長)が「保育所設置にかかる費用の助成を検討したい」と述べた。政府が人口減少対策として進める保育の受け皿拡充に協力していくという。  なるほど、国内生保市場の縮小につながる人口…

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指導力発揮しないオバマ氏

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 抵抗続ける親露派 国際世論を無視するロシア  【ワシントン】オバマ大統領の行動に懸念を抱いている人は多い。メキシコ国境の移民危機からメソポタミアの「イスラム国」まで、オバマ氏の…

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パリのユダヤ人

地球だより  フランス人の友人の息子、ピエールがパリ大学のパンテオン校に通っている。ピエールいわく「まったくユダヤ人たちを見ていると頭にくる」と。理由を聞くと「彼らは大学生のくせして高級車を乗り回し、高そうなノートPCを…

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小紙22日付メディアウォッチで増記代司氏が…

 小紙22日付メディアウォッチで増記代司氏が指摘した、沖縄密約文書の不開示を確定した最高裁判決を報じる15日付記事の中の誤報について。誤報は原告・元毎日新聞記者の西山太吉氏についての記述にある。  毎日は「西山さんは、7…

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タイで女性専用車両の登場

地球だより  タイ国鉄は8月1日から、長距離路線で女性専用の寝台車両を導入する。1編成につき1両で、乗車できるのは女性と10歳以下の男児のみとなる。車掌も女性が担当し、男性不審者の侵入をブロックする。  タイ国鉄では今月…

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子供に声かけは変質者?

 「栃木小1女児殺害事件」の容疑者が今年6月、事件発生から8年半を経て逮捕された。その後、岡山県倉敷市で女児監禁、千葉県松戸市で女児誘拐未遂と、幼い子供を狙った事件が相次いでいる。こんな物騒な時代だから、保護者や学校関係…

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広がる女性登用論 成長戦略で安倍首相が音頭

 近頃急に永田町で女性登用論を耳にすることが多くなった。男女は平等だ。もし永田町だけで女性差別を受けているというなら、これは由々しき問題だ。  日本のあらゆる分野で、常に先頭を走っていたのは永田町だ。日本の中でも、分別が…

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東日本大震災の際、福島第1原発1号機に…

 東日本大震災の際、福島第1原発1号機に炉心溶融事故が起きたのは、地震後発生した津波によって電源が失われたせいだった。  ところが地震の揺れが原因とする説が流布され、それを主張するマスコミがいくつも見られる。地震の揺れの…

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「畠から西瓜(すいか)くれたる庵主かな」…

 「畠から西瓜(すいか)くれたる庵主かな」(太祇)。梅雨明けから猛暑が続き、湿度とともに不快指数が上昇している。外に出掛けるよりも、クーラーが利いた室内でゴロゴロして無精を決め込んでしまいやすい。  この季節にふさわしい…

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先日ある教授に面会するため東京都内の…

 先日ある教授に面会するため東京都内の某大学に足を運んだ。夏休みで学生もまばらな静かなキャンパスを予想していたが、行ってみると学生が随分多い。面会した教授に尋ねると、ちょうど前期試験の真っ最中とのこと。  今から40年ほ…

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停電と物価上昇に悩むエジプト人

地球だより  エジプト国民は現在、一様に突然の停電と物価の上昇に悩まされている。停電になるとコンピューターも使えずテレビも見られず、ただじっとしているしかないので、寝るのがせいぜい。しかも予告なしだから対応が難しい。  …

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STAP細胞問題の原点となった小保方晴子…

 STAP細胞問題の原点となった小保方晴子氏の博士論文について、博士号を授与した早稲田大学の調査委員会は「博士号取り消しには該当しない」との結論を公表した。  盗用などの不正が複数件見つかったが、執行猶予のような形となっ…

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李承晩の釣り場

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  李承晩(イスンマン)大統領は釣りマニアだった。韓国動乱が勃発した時、昌徳宮(チャンドックン)の池で釣りを楽しんでいた。(北朝鮮)南侵の知らせもそこで景武台(キョンムデ)(当時の大統…

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夏休みシーズンを迎えると、車で遠出をする…

 夏休みシーズンを迎えると、車で遠出をする人々が多くなる。自動車道路を走っていて、怖くなるような光景に何度か出くわしたことがある。前の車が左右にゆれて、まるで千鳥足。居眠り運転なのだ。  だが、その運転手に、目を覚ませと…

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