夏休みシーズンを迎えると、車で遠出をする…


 夏休みシーズンを迎えると、車で遠出をする人々が多くなる。自動車道路を走っていて、怖くなるような光景に何度か出くわしたことがある。前の車が左右にゆれて、まるで千鳥足。居眠り運転なのだ。

 だが、その運転手に、目を覚ませと伝えることもできない。こんな車といっしょに走っていると、不安が去らない。日没時になれば車も混みあい、ドライブの疲れがたまって、いっそう神経を使う。

 警察庁が観光や帰省中に車やバイクが起こした人身事故を過去5年間分調べたところ、総数は21万1622件で、8月が2万3853件と最も多く、死亡事故も8月が321件で最多。

 また時間帯を2時間ごとに区切って累計すると、7~9月には午後4時台と5時台、次いで2時台と3時台が目立って多く、この4時間で全体の30%に上った。帰路は疲労に加え、渋滞に引っかからないよう無理をする傾向にあるようだ。

 高速道路や自動車専用道路を走るのは快適だ。が、そこから降りて国道や市町村道に入ると、人も車も多く、信号待ちもあってスピードは落ちる。快適さはなくなり、運転にも忍耐力が必要となる。

 路線での人身事故は国道と市町村道が突出して多く、全体の64%を占めていた。道路状況の変化で苛(いら)立ちもつのる。ドライブには体調管理と余裕を持った計画が大切。疲れがたまらないように、休憩を取ることも心掛ける必要がある。