コラム rss

混迷の大統領候補指名争い

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 層が薄い民主党陣営 乱戦模様で先見えない共和  【ワシントン】両党の大統領候補指名争いを混乱させる出来事が起きている。ヒラリー・クリントン氏の個人メールサーバーは連邦捜査局(F…

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金正恩氏が「成長の証」を誇示する時

 当方はそのニュースを読んでから考え続けているが、すっきりとした答えが見い出せないでいる。「当方氏は暇なんですね」と笑われるかもしれないが、答えが見つからないと、落ち着かなくなる。別のテーマを考えている時でも頭のどこかで…

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安倍晋三首相の戦後70年談話について、新聞に…

 安倍晋三首相の戦後70年談話について、新聞に掲載された識者の言葉から。「中国や韓国は、『外交カード』として歴史認識論議を続けるかもしれませんが、今回のメッセージは、多くの日本国民の胸の中には届くのではないでしょうか」(…

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バス事故の信じられぬ原因

地球だより  マニラ首都圏で何人も死傷する交通事故は珍しくない。バイクや自家用車の急速な増加も相まって、昭和30年代の交通戦争を髣髴(ほうふつ)させる状況の真っただ中にある。先日も乗り合いバスが大破し22人が死傷する大事…

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「ふるさとに墓参のこゝろありながら」…

「ふるさとに墓参のこゝろありながら」(河合正子)。お盆の時期になると、不思議にセミの声もうるさいという感じがしなくなり、しっとりとしめやかに聞こえてくる。なぜかは分からないが、そんな印象を受ける。  日本の伝統文化では1…

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日本を代表する哲学者、西田幾多郎と田辺元は…

 日本を代表する哲学者、西田幾多郎と田辺元は、激しい論争を行ったことで知られている。長く音信も途絶えていたが、ドイツが降伏した昭和20年5月、田辺から西田へ書簡が届く。西田は5月20日付で返信を送るが、これが両者最後のや…

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「ロシア人は日本人が好きだ」

 前日、「日本人はやはりロシア人が嫌いだ」というタイトルのコラムを書いたが、送信後、「このタイトルはちょっと……」といった一種の消化不良のような気分になった。コラム読者の「大和さん」からコメントを頂き、それを読んで、当方…

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日本人はやはりロシア人が嫌いだ

 「日本人はロシア人に対して不信感を捨てられないのだね」  ワシントンDCに拠点を置くシンクタンク、ピュー研究所(Pew Research Center)がロシアとプーチン大統領への好感度と信頼度に対する調査を実施したが…

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世界水泳で熱いカザン

地球だより  今、ロシアのカザンが熱い。世界水泳選手権2015が8月9日まで開催され世界の注目を集めた、ロシア連邦の一つタタールスタン共和国の首都カザン。モスクワから空路で2時間ほど。ボルガ川の中流に位置する。  極めて…

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今期芥川賞受賞作は2作。その中の又吉直樹さんの…

 今期芥川賞受賞作は2作。その中の又吉直樹さんの「火花」(「文藝春秋」9月号掲載)を読むと「本物だ」と安心する。人気芸人のネームにあやかった受賞ではないことがはっきり分かる作品だからだ。  芸人が芸人の世界を描いたからと…

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東京・地下鉄銀座線の京橋駅で下車した。…

 東京・地下鉄銀座線の京橋駅で下車した。東京スクエアガーデンが2年前にできて、駅の出入り口と、地上の景観が変わり、一瞬、戸惑いを覚えた。地上に出ると、ビルの谷間からセミの声が流れてくる。  映画の試写会に行くためだったが…

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南北、二つの時間

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「何と言っているのか、よく分からないね」  2000年6月13日、平壌で開かれた南北首脳会談を取材していた時、人民文化宮殿の晩餐(ばんさん)で同席した人民俳優の言葉だ。南(韓国)で…

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KAZUYAのトークライブ

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  動画投稿サイト・ユーチューブのKAZUYAチャンネルを運営するKAZUYAこと京本和也氏とチャンネル桜「沖縄の声」のキャスターを務める我那覇真子氏によるトークライブが7月25日、那…

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70年前の敗戦でそれまで国民が持っていた…

 70年前の敗戦でそれまで国民が持っていた価値観が、一気にひっくり返ったと言われる。壮烈な戦死を遂げた「軍神」や遺族に対する評価の変化にも、それがよく表れている。  昭和19年10月25日、神風特攻隊の隊長として先陣を切…

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朴槿令氏発言にみる民度

地球だより  朴槿恵大統領の妹、朴槿令氏がネット動画でいわゆる従軍慰安婦問題について「隣人(日本)を責め続けるな」と言ったり、靖国神社参拝で韓国が日本を批判するのは「内政干渉」などと語った問題。その「親日」ぶりは日本で大…

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イラン強硬派助ける米政府

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 国際制裁の復活は困難 共和党を非難するオバマ氏  【ワシントン】最新のキニピアック大学の調査によると、米国民は2対1以上の割合でオバマ大統領のイラン核合意を拒否している。驚くべ…

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平成26年の日本人の平均寿命が男女とも過去…

 平成26年の日本人の平均寿命が男女とも過去最高となった。前年に初めて80歳を超えた男性が80・50歳とさらに伸ばし、香港(81・17歳)、アイスランド(80・8歳)に続き、スイスなどと並ぶ世界3位。女性は86・83歳(…

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子供だけの旅の思い出

 夏休みに入って、子供だけで旅行する姿を見かけることがある。親の実家にでも遊びにいくのだろうか。中には、独り旅もある。  今は成長したわが家の子供人3人も小学生の時、付き添いなしで旅をさせたが、それぞれハプニングがあって…

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自衛隊の前身「警察予備隊」が設置されたのは…

 自衛隊の前身「警察予備隊」が設置されたのは65年前のきょう(1950年8月10日)。直接のきっかけは同年6月25日に勃発した韓国動乱だった。  日本に駐留していた4個師団の米軍が韓半島での戦いに動員され、力の空白を埋め…

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商業的代理出産を禁止

地球だより  金銭を得て代理出産することや精子・卵子の売買を禁止する法律が先月末、タイで発効した。タイでは1年ほど前、外国人から依頼を受けたタイ人による代理出産に絡むトラブルが大きく報じられており、議会はこれを規制する法…

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「朝露によごれて涼し瓜の土」(芭蕉)。…

 「朝露によごれて涼し瓜の土」(芭蕉)。知人が所用でしばらく家を留守にするので、家庭菜園の水やりを頼まれた。鉢植えで育てているのは、ウリのほか、スイカ、メロン、カボチャなど。だが、ツルが伸び、花も咲いているものの、どうも…

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作家で文化勲章受章者の阿川弘之さんが亡く…

 作家で文化勲章受章者の阿川弘之さんが亡くなった。94歳だった。昭和17年、海軍予備学生として海軍に入り、多くの戦友たちの死を見てきた体験が、後の作家活動と生涯を決定付けた。志賀直哉の衣鉢を継ぐ当代屈指の文章家でもあった…

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美しいサッカー蘇るか

地球だより  「今のブラジルにはネイマールしかいないじゃないか」「どんなことにも限界はある。ブラジルサッカーは今まさにその限界にぶつかっているんだよ」。先日、ブラジル大手紙からのインタビューを受けた元ブラジル代表ロマーリ…

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