KAZUYAのトークライブ
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)
動画投稿サイト・ユーチューブのKAZUYAチャンネルを運営するKAZUYAこと京本和也氏とチャンネル桜「沖縄の声」のキャスターを務める我那覇真子氏によるトークライブが7月25日、那覇市のパレット市民劇場で開かれた。
台風が直撃し開催そのものが危ぶまれたが、強風にもかかわらず開始前から若者を中心に長蛇の列ができ、会場はあっという間に400席が埋まり立ち見も出た。
トークショーでは翁長雄志知事が普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沖移設に反対しながら那覇軍港の浦添沖移設を推進するという矛盾、環境保護主義者がジュゴン保護の理由で辺野古埋め立て反対を主張する一方で辺野古沖にはジュゴンがほとんど生息していないこと、憲法改正の必要性などがテーマになった。通常メディアでは見聞きすることのない目からウロコのトークに聴衆は引き込まれていた。
最も印象に残ったのは最後の一言だ。
我那覇さんが「知識の詰め込みや議論は大事だが、最も重要なことは家族を大切にすること。自分の面倒を見てくれた親を自分が面倒見なくてどうするのか」と社会の最小単位である家族を守ることがすなわち、国家を愛することと締めくくった。
KAZUYAさんは、「戦後70年たって、犠牲になった命があって今の発展があることに感謝しなければならない」と述べた上で、「国民一人ひとりの努力が国家の繁栄を支え、未来を決める」と若者に対して勇気ある行動を促した。
高3の女性は、「KAZUYAさんの自然体な話し方に引き込まれ、政治に対する考え方が変わった」と話した。(T)