コラム rss

今月27日から来月9日まで読書週間。「週間」と…

 今月27日から来月9日まで読書週間。「週間」と言いながら実際は2週間だ。大正13年に日本図書館協会が創始、以後名前が変わったり戦争で中断したりなどしたが、90年後の今も続いている。月に一冊も本を読まない大学生も多い中、…

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ロゼットの奇跡

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  1960年代、米国のペンシルベニア州ロゼット村を調査した医者たちは不思議な現象を発見した。心臓病で死亡する住民たちがほとんどいなかったのだ。  イタリア移民で構成された住民の中には…

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新潟県阿賀野市に五頭(ごず)温泉郷がある。…

 新潟県阿賀野市に五頭(ごず)温泉郷がある。新潟平野が東で尽きて山に入っていく、その境目で、南北に延びる国道290号に沿って南から村杉温泉、今板温泉、出湯温泉とレトロな温泉が点在している。  東にそびえるのは県立自然公園…

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殺到する難民は「トロイアの木馬」?

 欧州諸国は北アフリカ・中東諸国から殺到する難民・移民への対応で苦慮しているが、欧州に避難する難民・移民たちを「トロイアの木馬」と見なし、欧州のイスラム化に対し脅威を感じる声が出始めている。  「トロイアの木馬」とは、ギ…

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反基地一色ではない沖縄

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  動画投稿サイトの「KAZUYAチャンネル」でおなじみのKAZUYAこと京本和也さんを招いた沖縄市議会の保守系会派・一志会主催のシンポジウムが16日、沖縄市で開催された。  KAZU…

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鉄筋の建物が地方でも一般的になってきた…

 鉄筋の建物が地方でも一般的になってきた1980年代半ば、コンクリートの骨材に塩分を含んだ海砂が含まれていると、ある新聞が指摘し、ちょっとした話題になったことがある。  手抜き工事のハシリのような事件だったが、実害を被っ…

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クリントン氏指名が確実に

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー サンダース氏は「退却」 3人の泡沫候補は経験不足  【ワシントン】前にも書いたが、ヒラリー・クリントン氏は、起訴されなければ民主党の指名を勝ち取る。1カ月半前、クリントン氏が倒…

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まだ遠いノーベル賞

地球だより  昨年に続き今年もノーベル賞受賞ラッシュに沸いた日本を横目に、韓国社会は悔しさに打ちひしがれている。歴史認識で反日気勢を上げるのとは勝手が違い、「日本は取れたのに韓国は取れなかった」という事実にただ“屈服”す…

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「食糧輸入大国」中国の脅威

 中国海外反体制派メディア「大紀元」は2014年5月30日、「中国当局は14年2月、長年採用していた穀物生産の自給自足という方針を放棄した。この政策転換は輸入量を増加させることを意味し、13億人の腹を満たすために世界の資…

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今年の交通事故死者数が3000人を超えたのは…

 今年の交通事故死者数が3000人を超えたのは今月8日である。これで政府が掲げた「2015年までに3000人以下とする」という目標(第9次交通安全基本計画・15年度まで5年間)は達成できないことに。  11年3月に決定し…

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韓国は「信頼できるパートナー」か

 韓国紙・中央日報日本語電子版によると、米国を公式訪問中の朴槿恵大統領は15日、ワシントンで、「11月初旬に日韓中の首脳会談が開かれる時、日韓首脳会談も開催されると思う」と述べ、「日韓首脳会談も慰安婦問題に前進があれば意…

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健康ブームに乗って、人気のウオーキング。…

 健康ブームに乗って、人気のウオーキング。生活習慣病の予防に効果があるとされ、今や日本のウオーキング人口は4000万人と言われる(平成21年の内閣府「体力・スポーツに関する世論調査」)。  そんな中、明治期以前の人々の日…

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「再婚禁止期間」は違憲?

 前の夫との離婚が成立する前に、他の男性との子供を妊娠・出産した静岡県の女性が、民法に定められた嫡出推定と再婚禁止期間のために子供が無戸籍になり、再婚もできないとして、300万円の賠償を求める訴えを、今月15日、東京地裁…

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多種多様な泡沫候補

地球だより  フィリピンでは来年の大統領選挙に向けた立候補の届け出が行われた。手続きが行われたマニラ市の中央選管の周辺は、立候補者の支持者や報道陣が集まり、お祭り騒ぎとなった。まだ解禁されていないにもかかわらず、まるで選…

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「工場のいつもこの音秋の雨」(中村汀女)…

 「工場のいつもこの音秋の雨」(中村汀女)。東京でもこのところ秋雨が降った。日本人は秋雨にどこか寂(さび)しさを感じ、「秋雨(あきさめ)は蕭条(しょうじょう)と降る」(稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』)などと形容してきた…

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ローマ法王が祈りながら眠る時

 フランシスコ法王は祈りながらよく眠ってしまうという。法王の日常生活を世話している関係者の話ではない。フランシスコ法王本人が若者向け聖書「Youcat」の前文に書いた内容だ。法王は「神にとって、自分は息子だ。親子の関係だ…

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食欲の秋である。この夏94歳で亡くなった…

 食欲の秋である。この夏94歳で亡くなった作家の阿川弘之さんは、食通で健啖家だった。亡くなる前日、娘の阿川佐和子さんが病室に持ってきたローストビーフを3枚平らげ、「次はステーキが食いたい」と呟き、にんまり笑ったと佐和子さ…

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法王の下院演説を花道に

地球だより  米議会下院は米国民主主義の主権在民の原則を代表する機関である。このところ、国際、米国内ニュースの舞台になっている。  9月下旬には、ローマ法王フランシスコが訪米し、ワシントンの米議会下院本会議場で歴史的な議…

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ノーベル賞受賞者の発表が近づくと、ここ数年…

 ノーベル賞受賞者の発表が近づくと、ここ数年は毎年恒例のように、村上春樹氏が文学賞を受賞できるかどうかの話題が登場する。今回は残念だったが、今後のことは分からない。成否はともかく、来年も関心を集める可能性が高い。  村上…

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金正恩の「ゲティスバーグ演説」 

 韓国聯合ニュースによると、北朝鮮の金正恩第1書記は朝鮮労働党創建70年記念行事の演説の中で、「人民」という言葉を約90回使ったことから、韓国統一省は「人民思いの指導者というイメージ作りを狙った」と分析しているという。 …

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キャッツママ嫌悪症

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  もう十年以上も前の話だ。ソウルの陵洞にあるオリニ(子供)大公園で経験したことだ。ちょうど園長と親しかったので後輩たちと一緒に動物園に行った。園長は私たち一行をもてなそうとトラの子を…

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「悩み苦しんでいるとき、あるいは精神が…

 「悩み苦しんでいるとき、あるいは精神が彷徨えるときなど、わたしはいつも美術品に触れることで、自分を見失わずにいられた気がします」。ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった大村智さんが著書『人生に美を添えて』(生活の友社)で…

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難民が避ける国

地球だより  大量の難民がシリアやイラクから押し寄せる欧州だが、なぜかフランスを目指す難民は少ない。英仏海峡を命懸けで渡り英国に向かおうとする難民が押し寄せるフランス北西部カレーでは、誰もフランスに踏みとどまろうとはしな…

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