コラム rss

ユネスコの横暴に制裁を下せ! 

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は中国が提出した「南京大虐殺文書」を世界記憶遺産に登録した。中国外務省の華春瑩報道官は9日の定例記者会見で、「歴史を銘記し、平和を大切にし、ともに人類の尊厳を守ることだ」とその意義を強調…

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国連発言で知事が窮地に

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  翁長雄志知事が国連人権理事会で発言して以来、初の県議会定例会では知事の国連での言動を問いただす質問が相次いだ。  照屋守之議員は、知事は①「自己決定権」を悪用している②基地問題を政…

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龍の化身である女性(仲間由紀恵)が活躍する…

 龍の化身である女性(仲間由紀恵)が活躍する映画「テンペスト」。19世紀、内紛の絶えない琉球王国を舞台に、この女性が官吏となり不正を次々に正していく物語だ。  息詰まる展開の中で、女性と薩摩武士の若者(谷原章介)との出会…

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とんでも火災

地球だより  東南アジアでは鉄の格子戸をはめたゲストハウスに封印される格好で宿泊者が焼死するといった「とんでも火災」が時々、発生する。  今回も「とんでも火災」がタイで起きた。タイ南部で2階建て長距離バスの火災で乗客2人…

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沖縄知事の「国連スピーチ」について

 沖縄の翁長雄志知事が9月21日、スイス・ジュネーブの国連人権理事会で演説をして「沖縄の米軍基地は人権侵害」と訴えたという、そして予想されたことだが、知事に同行取材した沖縄タイムスは「知事の訴え 世界に届く」(23日付)…

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理系人材を育てる好機に

 毎年ノーベル賞の季節になると、日本中が期待に沸く。今年は大村智氏(80)、梶田隆章氏(56)、ともに地元の地方大学の出身だったこともあり、ノーベル賞を身近に感じた若者も多かったに違いない。  日本人の受賞ラッシュは子供…

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健全野党と安保強化

 日本共産党(以下・共産党)の志位和夫委員長が来年夏の参議院選挙に向け、野党共闘を積極的に推進しようとしている。志位氏は安全保障関連法制(以下・安保法制)の廃止に向け、「国民連合政府」構想をぶち上げた。そして、来年夏の参…

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大学を出た“学士落語家”が増え、中に…

 大学を出た“学士落語家”が増え、中に京都大学やエール大学卒もいるという。3年前、21人抜きの大抜擢で真打ち昇進した若手の春風亭一之輔の噺を聞きに新宿末広亭へ行ってきた。  演目は古典落語の「らくだ」。酔っ払いの芝居あり…

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「辞書閉ぢて音の重さや秋灯火」(水本みつ子)…

 「辞書閉ぢて音の重さや秋灯火」(水本みつ子)。読書の秋である。今月の27日から始まる読書週間にはまだ少し早いが、書店に入ると書棚には読みたい本が多く目に付く。新聞では読書面があり、それも参考にしながら本を選ぶのも、読書…

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なぜ人は天を仰ぐのか

 オーストリア日刊紙プレッセ8日付はマット・デイモン主演のSF映画「火星の人」(The Martian)を紹介していた。火星に一人取り残された宇宙飛行士の葛藤が火星という惑星上で展開される。米航空宇宙局(NASA)が9月…

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今年のノーベル文学賞は、ベラルーシの作家…

 今年のノーベル文学賞は、ベラルーシの作家、スベトラーナ・アレクシエービッチ氏(67)の受賞が決まった。初期作品「戦争は女の顔をしていない」は、第2次世界大戦に従軍した女性を描いたものという。「現代の苦悩と勇気を多角的か…

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新学期には先生に花束

地球だより  ロシアの新学期が9月に始まった。ロシアの学校「シコーラ」は、義務教育の9年間と、大学進学者のためのプラス2年間からなる。日本の小学校と中学校、そして高校を一緒にしたような存在だ。  入学式では、新入生と保護…

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「韓国にノーベル賞受賞者は出る」

 科学者の中には「俺はノーベル賞を取るために研究している」という人もいるだろうが、それは少数派ではないか。研究に没頭し、その結果もたらされた実績でノーベル賞を得たというケースがほとんどではないか。もちろん、ブックメーカー…

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「虎となり鼠となりて老いにけり」。勝海舟…

 「虎となり鼠となりて老いにけり」。勝海舟辞世の句だ。亡くなったのは明治32(1899)年1月19日午後。数えで77歳。この句は死の前年末に詠まれた。  普通の武士だった男が何かの拍子で虎になった。中島敦「山月記」のよう…

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フランスの登山ガイドで、エッセイストでも…

 フランスの登山ガイドで、エッセイストでもあった故ガストン・レビュファの製作した映画「天と地の間に」(1961年)は、アルプスの美しさと岩登りの楽しさを描いた記録映画の名作。  リズミカルに岩場をよじ登っていく姿は、その…

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「ヘル・チョソン」

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  近ごろ、我々の社会に「ヘル・チョソン」という言葉が流行している。大韓民国を嘲弄する若者達の隠語だ。地獄を意味する「ヘル(Hell)」と「チョソン(朝鮮)」という単語の組み合わせで生…

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「ニュートリノ」は+や-の電荷を持たないし…

 「ニュートリノ」は+や-の電荷を持たないし、質量もないと思われ、長年“幽霊粒子”と呼ばれてきた。どんな物質も突き抜け、捉えるのに困難を極めた。  そんなニュートリノ研究に果敢に挑戦した梶田隆章・東京大宇宙線研究所長(5…

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露の狙いはアサド政権維持

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 出し抜かれたオバマ氏 プーチン氏がシリア介入  「ロシアがアサドの敵を攻撃、米は反発」ウォール・ストリート・ジャーナル紙10月1日  【ワシントン】オバマ政権にもう少し知恵があ…

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バチカン内に同性愛ネットワーク

 ローマ・カトリック教会の今年最大イベント、世界代表司教会議(シノドス)を明日に控えた3日、バチカン法王庁教理省の職員(43)が記者会見で自分が同性愛者だと告白した。欧米メディアは一斉に速報で流した。バチカン放送独語電子…

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金第1書記はお疲れ?

地球だより  北朝鮮国営メディアが配信した最近のニュースで「おやっ」と思った箇所がある。最高指導者の金正恩第1書記が、このほど新たに建造されたクルーズ客船を“視察”した後、「船に乗って大同江(平壌を流れる川)を遊覧しなが…

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今年の<ノーベル賞週間>初日の昨日、…

 今年の<ノーベル賞週間>初日の昨日、さっそく大村智・北里大特別栄誉教授(80)の医学生理学賞受賞の朗報が入ってきた。寄生虫の感染症に対する新治療法の開発が受賞理由。脚光を浴びる研究の有力候補目白押しの中で大村氏は目立た…

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ナマコの大量漂着

地球だより  かつて「ナマコ湾」として名をはせたウラジオストクは、ロシア唯一のナマコの漁場だ。ロシアではゆでナマコをサラダの具材として使ったり、乾燥させて食べたり、酒漬けにしたりする。  しかし、近年、ナマコが中国料理の…

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今の18歳は大人?

 高校時代の同級生から、メールが届いた。添付されていたのは一枚の写真データ。高校3年の運動会で、仲間たちで撮ったスナップ写真だった。  メールの送信者は今、故郷近くの高校で国語教師をしている。文化祭で教師たちの若い時の写…

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