コラム rss

公開中の映画「シネマの天使」を観る機会が…

 公開中の映画「シネマの天使」を観る機会があった。これは昨年夏、122年の長い歴史に幕を閉じた、広島県福山市にあった映画館「大黒座」をモデルとしたドラマで、映画と映画館をテーマにした詩的な作品。  大黒座は1892年に劇…

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通夜政治

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  毎年、菊祭りが開かれる馬山市内で菊の花がなくなったことがある。2008年10月、金泳三元大統領(YS)の父親、故金洪祚氏の5日葬の期間だ。遺体が安置された慶尚南道・馬山のサムスン病…

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ロシアと中国指導者が「夢」を見る時

 中国は南シナ海・スプラトリー(南沙)諸島に岩礁を埋め立てて建設した人工島の軍事拠点化を進めている。それに対し、日本、米国、南アジア諸国は中国側に航行の自由の原則を守り、国際法を順守するように強く要求している。  中国側…

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東芝は、不正会計問題に重大な責任があった…

 東芝は、不正会計問題に重大な責任があったとして、田中久雄氏ら歴代3社長を含む旧経営陣5人に対し、総額3億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。  社外の役員責任調査委員会が出した報告書の「提訴によって責任を追及…

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沖縄県民は古き良き日本人

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  「沖縄では縄文文化が発展し、九州と深い関わりを持った古き良き日本人です」  日本史が専門の玉津博克・前石垣市教育長は7日、浦添市で行われた講演会で明言した。  翁長雄志知事が9月、…

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的外れの共和候補者討論会

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー メディアの偏向に反論 民主党候補が政権を批判  【ワシントン】共和党は金をくずに変えるという特殊な能力をどこで身に付けたのだろうか。2014年、共和党は選挙で「マサカー(大虐殺…

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安保法反対者の共通点

 あの騒ぎは何だったのか。安全保障関連法案が参議院で9月19日に成立して以降、安保法案に反対していた学生や市民団体の活動がおとなしくなった。  一時は学生団体「SEALDs(シールズ)」の中核メンバーである奥田愛基氏を朝…

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NHKの報道番組「クローズアップ現代」の…

 NHKの報道番組「クローズアップ現代」のやらせ疑惑問題で、NHKと民放による第三者機関の放送倫理・番組向上機構(BPО)の検証委員会が公表した意見書についての各紙報道は、ポイントのとらえ方の違いが際立った例を示したと言…

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「共産党」を“誤解”している友へ

 日本では「日本共産党」が勢いを増してきた。来夏の参議院議員選挙で共産党が議席を大幅に増やすのではないかと一部で予想されているという。  日本では昔から共産党、共産主義に惹かれ、同党の躍進を願う人々が少数派だが存在してい…

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どちらの警備が厳重?

地球だより  マニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港で、乗客の荷物から銃弾が相次いで発見されている事件は、収束するどころか混乱は拡大を続けており、ついに司法省が事件解明に向け捜査に乗り出した。空港では銃弾対策で荷物をラッピ…

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「空席の目立てる講義冬に入る」(橋川規子)…

 「空席の目立てる講義冬に入る」(橋川規子)。きょうは「立冬」。暦の上では「冬」となる。とはいえ、暖かい時もあるし、紅葉の見頃もまだ先だと思う人も少なくないだろう。  ただ、朝夕の冷え込みは、身近に迫った冬の到来を感じさ…

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北の多才な外交官・張雄氏の“苦悩”

 独週刊誌シュピーゲル最新号(10月31日号)は北朝鮮の国際オリンピック委員会(IOC)の張雄委員(77)について5頁に及ぶ記事を掲載している。北の人物をこのように大々的に報じるのはシュピーゲル誌にとっても珍しいことだ。…

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<故郷の訛り懐かし停車場の人ごみの中そを…

 <故郷の訛り懐かし停車場の人ごみの中そを聞きに行く>。石川啄木の時代のように、故郷はもはや遠くはなくなったが、それでも、その訛りは懐かしい。先日、東京・銀座の歌舞伎座で開演を待っていたところ、後ろの席から故郷の方言で話…

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早稲田大学は、STAP細胞問題の当事者…

 早稲田大学は、STAP細胞問題の当事者だった小保方晴子氏の博士号(工学)取り消しを発表した。STAP問題とは別件だが、STAP問題の原点が博士論文だったことは紛れもない。  博士論文には、特に引用に関して問題があった、…

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また隕石が落ちてきた

地球だより  ロシアに住んでいると、宇宙を身近に感じるようになる。2年前、ウラルのチェリャビンスク州に巨大隕石が落下した事件は記憶に新しい。はるか上空に現れた輝く火の玉が、白煙の尾を引きながら猛スピードで視界を横切ってい…

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「どんな山でも、ベースキャンプに到着したら…

 「どんな山でも、ベースキャンプに到着したら、私はまず、歩きまわって他のチームのメンバーに話しかける」と米国の登山家アリソン・レヴァイン女史は著書『エゴがチームを強くする』(CCCメディアハウス刊)で書いている。  登頂…

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首脳会談と昼食

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「チョムシム」(点心=昼食のこと)という言葉の由来はちょっと変わっている。まず、私たちが食べる3食のうち、「アチム」(朝食)と「チョニョク」(夕食)は純韓国語だが、昼食だけは漢字語…

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下院で不手際続きの共和党

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 決定的な証拠を生かせず クリントン氏が大勝利  【ワシントン】速球を打つにも限度がある。下院共和党は、下院監視・政府改革委員会の公聴会で勝ち目がないことをまるで分かっていない。…

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安倍(首相)さんのソウルの「昼食」

 久しく報じられてきた日韓首脳会談が2日午前(現地時間)実現したが、共同発表も記者会見もなかったばかりか、昼食会もなかった。当方はこのコラム欄で首脳会談開催直前、必死に「昼食会」の重要性を訴えたが、残念ながらその願いは韓…

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「達磨(だるま)さんの葦(あし)の葉ですよ」…

 「達磨(だるま)さんの葦(あし)の葉ですよ」。歌の姉弟子からペンネームの由来を問われた明治の作家・樋口一葉(本名・奈津、1872~96年)は、そう答えたという。達磨大師が揚子江を一葉の葦の葉に乗って下ったという故事にち…

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『安全技術の経済学』(鶴蒔靖夫著)によると…

 『安全技術の経済学』(鶴蒔靖夫著)によると、産業構造物で事故が起きる原因には「多重安全設計の不備」「設計施工上のミス」「金属疲労」「突然変異・変化」「自然災害」などがある。  マンションのような建造物の場合も同様だろう…

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北朝鮮の検閲に怒る取材陣

地球だより  韓国と北朝鮮に生き別れとなった肉親が再会する南北離散家族再会が先日、北朝鮮・金剛山で行われたが、その際に韓国取材陣が北朝鮮当局から検閲を受け、物議を醸している。  今回の行事を現地で取材するため訪朝した韓国…

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世界2位の交通事故死者率

地球だより  世界保健機関(WHO)がまとめた2015年版の交通事故に関するリポートで、タイは13年の人口10万人当たりの交通事故死者数が36・2人と世界で2番目に多かった。最も多かったのはリビアの73・4人。3位はマラ…

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