下院で不手際続きの共和党
チャールズ・クラウトハマー 2015/11/04 コラム|北米・中南米 [会員向け]
決定的な証拠を生かせず
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー
【ワシントン】速球を打つにも限度がある。下院共和党は、下院監視・政府改革委員会の公聴会で勝ち目がないことをまるで分かっていない。共和党は敗北を続け、監視・政府改革委員長はとうとう内国歳入庁(IRS)のコスキネン長官への弾劾請求を出した。
共和党には同情している。IRSは課税免除スキャンダルをめぐって、議会で審議を妨害し、欺いてきた。しかし、弾劾は並のことではない。長官が弾劾されたのは1876年が最後だ。弾劾を支持する人々ですら、コスキネン氏を解任するのは不可能だと考えている。上院で告発されていないからだ。
...【全文を読む】