コラム
共和幹部がトランプ氏支持
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 保守勢力の分断を回避 人種差別など暴言やまず 【ワシントン】夜が明けて、全米が驚いた。「どうなってしまったのか」と。 民主、共和両党は選挙を放り出そうとしているように見える。…
現地のメディアでは、英国(Britain)と…
現地のメディアでは、英国(Britain)と出口(Exit)を掛け合わせて、英国のEU離脱を意味する「ブレグジット(Brexit)」という造語まで生まれて、EUに残留するか離脱かの熱い議論の渦中にある。 その決着が歴…
フィリピンの新大統領VS犯罪組織
地球だより 次期フィリピン大統領のドゥテルテ氏は、犯罪者の殺害に賞金を懸け、さらに死刑の復活を主張するなど、犯罪撲滅のために手段を選ばない姿勢を鮮明にしている。しかし、犯罪組織も黙ってやられるつもりはないようだ。 最…
「梅雨の傘杖につきもし旅重ね」(河野静雲)…
「梅雨の傘杖につきもし旅重ね」(河野静雲)。関東甲信地方も梅雨入りをしたが、それほど雨が降っていない。地方では、ダムの水位が下がっている所もある。群馬県の渡良瀬川上流にある草木ダムもそうで、川では10%の取水制限の処置…
いまも戦乱の絶えないアフガニスタンは、…
いまも戦乱の絶えないアフガニスタンは、かつてシルクロードの要衝で「文明の十字路」と呼ばれた。東京・上野の東京国立博物館で開かれている「黄金のアフガニスタン~守りぬかれたシルクロードの秘宝~」展で、それを実感した。 ア…
「音速」鉄道開発への不安
地球だより 先月中旬、米ネバダ州の砂漠で新高速交通システム「ハイパー・ループ」の走行実験が公開され、次世代の移動手段として大きな注目を集めた。 「ハイパー・ループ」は、直径3・3㍍のチューブ管の中を細長い車体が浮いた…
世に「聞き上手」はいるが、作家古井由吉氏…
世に「聞き上手」はいるが、作家古井由吉(よしきち)氏(78歳)のケースは「達人」の域に達しているのではないかと思えてくる。 ドイツ文学者手塚富雄(故人)によると、34歳年少の古井氏は「優秀な捕手」のようだった。親子ほ…
作家の幸田文さんが北海道の富良野に東大演習林…
作家の幸田文さんが北海道の富良野に東大演習林を見学に行った時のこと。目当てのエゾマツが分からなくて専門家に質問すると「あなたは梢の葉っぱばかり見るから、わからなくなっちゃう、幹の色、木の肌の様子も見てごらんといわれた」…
米軍関係事件で謝罪と怒号
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 元米軍兵の米国籍男性による女性死体遺棄事件で、沖縄県全体で怒りが広がっている。こうした中、米国の軍人・軍属、民間人らが、米軍基地が所在する北谷町の国道で、行き交う人々に頭を下げ続け…
富士フイルムホールディングス(HD)の…
富士フイルムホールディングス(HD)の助野健児新社長がインタビューで、最も力を入れる事業領域として医療機器や再生医療など医療関連分野を挙げ、「ヘルスケアを中心にM&A(合併・買収)で収益の刈り取りを早くできるなら、仕掛…
サンダース氏は反イスラエル
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 候補指名獲得は困難 党綱領委に親パレスチナ 【ワシントン】バーニー・サンダース氏の魅力の一つは、問題を抱えながらも、嫌な顔一つ見せないことだ。だが、これは見た目の問題だ。短気…
独右派政党幹部の失言
地球だより 独サッカー・ナショナルチームの一員で、バイエルン・ミュンヘンに所属するジェローム・ボアテング選手(27)について、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のアレクサンダー・ガウラント副党首は、「サ…
中国の南シナ海の実効支配に道開く重大な懸念
シンガポールでアジア安全保障会議が開催された。この会議は、アジア太平洋地域を中心とした国防関係者が地域の安全保障問題について意見を交換する会合だ。「シャングリラ対話」とも呼ばれている。 米が“孤立の長城”と警告 今…
大きな記事も小さな記事もあるが、今年は…
大きな記事も小さな記事もあるが、今年は新聞の社会面で死者の出た交通事故記事がやや目立つ印象を受ける。大学生13人が犠牲となった今年1月15日の長野・軽井沢のスキーバス転落事故の記憶は新しい。 バス運行会社やツアー企画…
タイの警察人事異動で死者任命
地球だより タイでは、5月31日付で発表された警察の人事異動で一騒動持ち上がっている。実はこの名簿に死亡した警察官の名前が記載されるなど「トンデモ人事」が明らかになっているからだ。 それだけではなく、人事異動が発令さ…
サミットで見たiPS細胞
iPS細胞(人口多能性幹細胞)をご存じだろうか。京都大学の山中伸弥教授らが世界で初めて作製した“万能細胞”で、山中教授が2012年にノーベル医学生理学賞を共同受賞して有名になった。人間の皮膚などの細胞から人工的につくら…
日本のトンネル技術は世界に冠たるものだが…
日本のトンネル技術は世界に冠たるものだが、ヨーロッパのそれも同様の実績がある。スイスで、アルプス山脈を南北に貫く鉄道トンネル「ゴッタルドトンネル」が完成した。 スイス中部エルストフェルトからイタリア国境近くの南部ボデ…
「黒揚羽一閃し庭一閃す」(後藤比奈夫)…
「黒揚羽一閃し庭一閃す」(後藤比奈夫)。都会でも、公園や家の庭に花木が植えられていて、花が咲くのを見るのは当たり前の光景。だが、その花を飛び回るチョウはあまり見かけない。 以前は春になれば、白い羽を持ったモンシロチョ…
街や電車の中で、黒のリクルートスーツに身を…
街や電車の中で、黒のリクルートスーツに身を包んだ若い人をよく見掛けるようになった。大学生に対する企業の選考活動が昨年より2カ月早まり、いまや就活真っ盛りである。 中央アジアのウズベキスタンを取材した際、通訳を務めてく…
謀略説が好きなアラブ人
地球だより エジプトの首都カイロ一の市場があるアタバで5月、2日連続して火災があった。 放火らしいとの推測から、誰が犯人かをめぐって、住民の間にいろんなうわさが流れたが、イスラム組織ムスリム同胞団による、国民に不安を…
STAP細胞騒動から2年。今年刊行された…
STAP細胞騒動から2年。今年刊行された『あの日』と題する手記以来5カ月、小保方晴子さんがメディアに登場した。瀬戸内寂聴さんとの対談(「婦人公論」6月14日号)だ。 瀬戸内さんの意向による企画のようだが、内容はお粗末…
ブータン王国の人口は74万5000人で、その多くが…
ブータン王国の人口は74万5000人で、その多くが山の谷間や丘陵に住んでいる。2005年の国勢調査によると、「あなたは今、幸せですか?」の問いに97%が「幸せ」「とても幸せ」と答えている。 今年は日本・ブータン国交3…
児童相談所(児相)が対応した2014年度の…
児童相談所(児相)が対応した2014年度の児童虐待相談件数は8万8931件で、ここ15年で7倍以上に増えている。家庭のトラブルの解決に、国、社会の力を積極的に借りなければならない時代なのだろうか。 子供への虐待防止対…