コラム
ファミマのドラえもん商法
地球だより 東南アジアでは日本のアニメや漫画は絶大な影響力を持っている。セーラームーンやドラえもんなど、若者であれば誰も知らない人がいないほどだ。 その漫画のキャラクターを使った商品でブランド化を図り、潜在的ニーズを…
学校トイレの進化
ロサンゼルスに出張した時のこと。日本に帰国する前日、現地で取材をアレンジしてくれた米国人の女性と日本人男性が筆者をねぎらいたいと、すし屋に招待してくれた。今年春に開店したばかりで、インターネットで調べて見つけたという。…
信州大教授が3月、子宮頸がんワクチンにより…
信州大教授が3月、子宮頸(けい)がんワクチンにより脳障害が起きる可能性があることを公表したが、マウスを使った実験結果に対して月刊誌「Wedge」が「捏造だ」と報じた件。その後、同大に外部調査委員会が設置され調査していた…
「大空の深きに落葉舞ひ上る」(高浜虚子)…
「大空の深きに落葉舞ひ上る」(高浜虚子)。落ち葉が増える季節になった。空気が乾いている時は、踏むとかさかさと音を立てる。 この音が寂しいような、楽しいような不思議な気分にさせてくれる。それにしても、同じ落ち葉でも紅葉…
安倍晋三首相がトランプ次期米大統領と会談…
安倍晋三首相がトランプ次期米大統領と会談した。まずは良いスタートが切れたのではないか。何より大統領選後、トランプ氏が初めて会談する外国首脳となったことが大きい。 スポーツの試合でも戦争でも、速攻がいいのか、相手の出方…
物価高騰抗議デモの不発
地球だより 11月11日の金曜日に、最近の物価高に抗議するデモが企画されたが、不発に終わった。シシ大統領による、過激派イスラム集団「ムスリム同胞団」を含む反体制派への監視体制が奏功した格好だ。 在エジプト日本国大使館…
「見しことのなき狼を恐れけり」(作者不詳)…
「見しことのなき狼を恐れけり」(作者不詳)。「見たことはないが、山へ入ると狼に出会うのではないか、という恐怖に襲われる」という意味だ。これは俳句なのだろうか?と思いながら歳時記を見ると、狼は冬の季語だった。立派な俳句作…
朴槿恵の義理
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 その時はまだ本当の意味をくみ取ることができなかった。孔子が強調した「無信不立」(信なくば立たず)という故事のことだ。 国家を立てるのに必要な要素は何かという弟子の問いに対し、孔子…
今年は近くのスーパーで見掛けることがなかった…
今年は近くのスーパーで見掛けることがなかったと思っていたら、街の八百屋さんに置いてあった。食用菊である。青森県産の黄色い「阿房宮」も、山形県産の紫色の「もってのほか」もあった。 さっと茹(ゆ)でで、酢醤油(すじょうゆ…
次期政権と議会の協調が鍵
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー まずはオバマケア廃止 レーガン主義者との和解を ドナルド・トランプ氏は堂々と勝利し、ヒラリー・クリントン氏は敗北宣言で、広い心で、リーダーとしてのトランプ氏に協力したいと語っ…
「トランプ大統領」と翁長知事
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 米国の新大統領に共和党のドナルド・トランプ氏が就任することが決まったことを受け、翁長雄志知事はトランプ氏に祝電を送った。 その中で「アメリカと沖縄との関係について話し合う機会をつ…
わが国の自然科学系の賞で最も伝統がある…
わが国の自然科学系の賞で最も伝統がある仁科記念賞に今年度、高柳匡・京都大基礎物理学研究所教授(41)が選ばれた。 複数の粒子がセットで状態の重なりをつくる「量子もつれ」という現象の研究が対象だ。同賞の受賞者は今回を含…
大統領選挙での惨敗、米マスメディアに第2の弔鐘
先週の米大統領選では、ヒラリー候補だけでなく、世論への影響力を全く発揮できなかった米国の新聞・テレビも惨敗した。将来を絶望させるような弔鐘が鳴った。 米紙のうちトランプ支持は1%だけ。96%がヒラリー支持を宣言してい…
空気の澄んだ冴え冴えとした夜に、イルミネー…
空気の澄んだ冴え冴えとした夜に、イルミネーションがひときわ美しく輝いて映り、心を明るく温かく弾ませてくれる季節である。都庁をはじめ日本や世界各地のモニュメントが青色にライトアップされたが、残念ながら昨夜は雨か曇天であっ…
米価低落の余波
地球だより 米価下落がタイのコメ農家を直撃している。中部ピシット県では、借金が返済できないとしてコメ農家の男性が首つり自殺した。政府は北部と東北部のコメ農家救済策として200億バーツ(約600億円)の投入を決定。これに…
「むさし野の冬めき来る木立かな」(高木晴子)…
「むさし野の冬めき来る木立かな」(高木晴子)。武蔵野というと、国木田独歩の「武蔵野」が思い出される。独歩は明治29年秋の初めから翌年春の初めまで東京・渋谷村に住み、武蔵野を散策して秋の深まる自然の美しさを描写した。 …
米大統領選で共和党のトランプ氏が当選した…
米大統領選で共和党のトランプ氏が当選した衝撃は、さまざまな国、人々、分野に及んでいる。とりわけ各種世論調査をもとに民主党のクリントン氏優勢と予想していた米メディアの敗北感は大きく、世論調査の盲点も指摘されている。 投…
作家の野上彌生子は昭和5年ごろの日記に…
作家の野上彌生子は昭和5年ごろの日記に「千人の凡庸な読者よりも一人のエリットに読まれることをのぞむ」と記したという。岩橋邦枝著『評伝 野上彌生子』(新潮社)にそう書かれている。 「エリット」とはエリートのことで、21…
トランプ旋風にみる課題
地球だより 米大統領選は終わったが、選挙が問題提起した課題は大きい。米紙ワシントン・ポストの調査によると、共和党候補ドナルド・トランプ氏支持者が多く住む地域は白人の死亡率が高い地域と一致していた。こうした地域では絶望感…
「権不五年」でも過分
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 昔の人たちは「権不十年花無十日紅」だと言った。十年続く権勢はなく、十日間紅(あか)い花はないという意味だ。 1960年の4・19革命で権力の座から退いた李承晩大統領は権不十年の象…
米大統領選についてニューヨーク・タイムズ紙…
米大統領選についてニューヨーク・タイムズ紙はクリントン氏が勝つ可能性を84%とし、ウェブサイト「ファイブサーティーエイト」もクリントン氏勝利の確率を70・3%と分析。 一方、ワシントン・タイムズ紙はベテラン世論調査員…
日の丸ないウチナーンチュ大会
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 海外・県内外の沖縄県系人が一堂に会する第6回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)が10月26日から30日まで開かれた。過去最多となる26カ国・2地域の7297人が参加した…
アメリカン・エンタープライズ政策研究所…
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員の加瀬みきさんが「長い選挙戦に慣れている専門家たちですら、嫌気が差すほど疲れる、醜い選挙戦であった」(小紙10月30日付ビューポイント)と。 その米大統領選の期間は、国…