コラム rss

朴大統領は大丈夫か?

地球だより  韓国国民を失意のどん底に突き落としている朴槿恵大統領とその知人、崔順実(チェスンシル)容疑者による不正疑惑。親しくしている韓国の友人は記者の顔を見るなり「同じ韓国人として恥ずかしい限り」と言ってくるほどだ。…

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危機にさらされる国際秩序

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 外交分からぬトランプ氏 逆風に苦しむクリントン氏  大統領選の選挙戦では、2候補の不支持率がかつてないほど高い場合、注目を集めた方が負けることになる。  選挙が近づき、ヒラリー…

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「子供たちが交通ルールを守っている中での…

 「子供たちが交通ルールを守っている中での事故でショックを受けている」(千葉県八街市教育委員会の担当者)。「子供たちは歩道をしっかり歩いていたのに……」(八街市立朝陽小学校の大石忠男校長)=読売2日付夕刊=。  登下校中…

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92%が自衛隊に好印象

 内閣府が昭和44年から毎年続けている「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」がある。  自衛隊に良い印象を持つ人の割合は、同年に68パーセント。昭和47年に58パーセントに一度は下がったが、その後は上昇を続け、平成27年に…

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教育専門誌にLGBT記事

 大手メディアではLGBT(性的少数者)に関する記事が多く出ているが、教育専門の雑誌や新聞でもそうした記事を見かけるようになった。  例えば、教育新聞(9月22日付)には「園長、校長にLGBT理解で研修」という記事。教育…

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天候不順による野菜価格の高騰で、三重県…

 天候不順による野菜価格の高騰で、三重県鈴鹿市の教育委員会は市立幼稚園と小学校の給食を2日間中止することを決めた。  メニューの簡素化なども検討したが、提供する以上は栄養摂取基準を満たす必要があるほか、保護者の経済的負担…

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葬儀屋から数百の腐敗した遺体

地球だより  フィリピンのお盆である万聖節を前にマニラ首都圏で、葬儀屋の施設から大量の腐敗した遺体が発見されるという、身の毛もよだつ事件があった。  大量の遺体が発見されたのはケソン市にある葬儀屋で、近所の住人から異臭が…

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「鉄板を踏めば叫ぶや冬の溝」(高浜虚子)…

 「鉄板を踏めば叫ぶや冬の溝」(高浜虚子)。歳時記では、11月の季語は冬のものとなる。例年7、8日ごろが「立冬」だからだ。「寒い季節である。草木も枯れ北国では雪の日々が続く」(稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』)。  北海…

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昨年8月に94歳で亡くなった作家の阿川弘之…

 昨年8月に94歳で亡くなった作家の阿川弘之のことを、長女の阿川佐和子さんが描いた話題の本『強父論』(文藝春秋社)を読んだ。家庭での阿川の姿を赤裸に描いて、相当に容赦のないものだ。  その中心テーマとは別に、読んで得をし…

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変化に驚く友人

地球だより  ロシアの大学で一緒に学んだ日本人の旧友が、8年ぶりにモスクワを訪れた。ソ連崩壊後の激動の時代を経て、最近のロシアでは、人々の生活にはあまり大きな変化はないように感じていたのだが、旧友は興奮気味にこう語った。…

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文芸誌「三田文学」(127号)に、昨年5月に…

 文芸誌「三田文学」(127号)に、昨年5月に69歳で急死した作家の車谷(くるまたに)長吉(ちょうきつ)を偲(しの)ぶ特集が掲載されている。村上春樹氏などとは正反対の、文学者らしい文学者だったことが伝わってくる。  特集…

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アーティストの杉本博司さんは立教大卒業後…

 アーティストの杉本博司さんは立教大卒業後、1970年代に渡米し、ニューヨークを拠点に、大型カメラを使って写真作品を制作。作品はメトロポリタン美術館など世界中の美術館に収蔵されている。古美術や伝統芸能にも造詣が深く、建築…

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中東和平で実績急ぐオバマ氏

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー イスラエルに大打撃も 「土地と平和の交換」が原則  文化に関する国連の最高機関、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、イスラエル(「占領軍」とされている)がエルサレムの「神殿の丘…

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韓国の朴槿恵大統領の親友で、「陰の実力者」…

 韓国の朴槿恵大統領の親友で、「陰の実力者」と呼ばれる民間人女性、崔順実氏(60)が国政介入疑惑で逮捕された。疑惑は多岐にわたっている。  大統領の演説草稿など機密文書を入手した上でアドバイスしたり、公的な人事、外交、文…

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夢を捨てきれない難民

地球だより  フランス北部英仏海峡に面したカレーは、海を隔てた英国に最も近い街として、ユーロトンネルのフランス側入り口に位置する。そのカレーに英国を目指して集結した約6000人の移民・難民たちが住むキャンプ(通称ジャング…

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霜月到来。6日が立冬、22日の小雪と字面を…

 霜月到来。6日が立冬、22日の小雪(しょうせつ)と字面を並べ、明け方の冷え込みに身体が固まるのを覚えると、冬近しを思う。いや、紅葉の名所見ごろの南下や山から下りてくるのはまだ続いているので、むしろ晩秋の深まりを楽しむの…

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世界第2位の犬肉食文化

地球だより  アジア犬保護同盟(ACPA)はこのほど、世界における犬肉の年間消費量を弾き出した。それによると、第1位が2000万頭の中国、第2位が500万頭のベトナム、第3位が200万~300万頭の韓国だった。  なお、…

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学校の部活「強制」に疑問

 文部科学省は今夏、運動部の過度な練習による「障害防止」のために報告書を出した。その中で「中学校は週に2日以上の休養日を」「高校は週に1日以上の休養日を」「長期休業中はまとまった休養日を」「平日は2~3時間まで、土日は3…

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茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構…

 茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)を訪ね、国内外に知られる素粒子加速器を見学する機会を得た。わが国の原子力研究の拠点だ。  加速器は周長3㌔で、筑波山を望む広大な敷地の地下に埋設されており、一部見るこ…

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「朝寒や高野の僧のかぶりもの」(岡田耿陽)…

 「朝寒や高野の僧のかぶりもの」(岡田耿陽)。季節の変わり目に「一雨ごとに暖かくなる(寒くなる)」という表現を使うが、最近はそれを実感する。雨が降るたびに寒さが身に染みる気がする。  歳時記では、秋の寒さを形容する表現が…

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日本でも今や晩秋の風物の一つとなった感の…

 日本でも今や晩秋の風物の一つとなった感のあるハロウィーン。昨晩のNHKニュース7で武田真一アナウンサーが、ドラキュラ風のマントを着て関連のニュースを語っているのには恐れ入った。  西洋起源のこの行事、バレンタインデーに…

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82歳の誕生日を迎えられた皇后陛下が、宮内庁…

 82歳の誕生日を迎えられた皇后陛下が、宮内庁記者会からの質問に文書で回答された。新聞各紙に御回答の全文が掲載されたが、中に気になる1点があった。  皇后陛下は、新聞の1面で「生前退位」という活字を見られた時、大きな衝撃…

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配車アプリ「Uber」が席巻

地球だより  ブラジルで配車アプリ「Uber」の勢いが凄(すご)い。ブラジルでは、一昨年の3月にリオデジャネイロでテストが開始されたばかり。タクシー業界の反発や政治的な判断などでさまざまな紆余(うよ)曲折がありながらも、…

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