「子供たちが交通ルールを守っている中での…


 「子供たちが交通ルールを守っている中での事故でショックを受けている」(千葉県八街市教育委員会の担当者)。「子供たちは歩道をしっかり歩いていたのに……」(八街市立朝陽小学校の大石忠男校長)=読売2日付夕刊=。

 登下校中の子供が巻き込まれる痛ましい交通事故が続いている。八街市の国道で2日朝、歩道に乗り上げた19歳少年運転のトラックにはねられ、集団登校の児童4人が重軽傷を負った。

 横浜市の市道では先月28日朝、追突横転した軽トラックが、小学生の列に後ろから突っ込み小1児童が犠牲となり、他に児童ら11人が重軽傷を負う惨事。逮捕された87歳男は認知症が疑われるが、愛児を失った遺族はやりきれまい。

 その2日前の26日午後、愛知県一宮市で起きた事故は言語道断である。下校で市道を横断中の小4児童が、スマートフォンのゲームアプリ「ポケモンGО(ゴー)」で遊びながら運転の36歳男のトラックにはねられて死亡した。

 ポケモンGОのながら運転が死亡事故を招きかねない危険性があることは、運転をしない人でも容易に想像がつこう。それをあえて行うことは飲酒運転と同じことで、危険運転致死傷罪の対象とするよう検討すべきであろう。

 愛知県警と一宮市はゲームを運営する米国のナイアンティック社に、運転中にアプリの操作をできなくするようシステム上の対策を要望したが、同時に関係法の改正も視野に入れたい。