コラム
日本の封建社会を知る上で、世界の学者たちが…
日本の封建社会を知る上で、世界の学者たちが注目してきた文書の一つに、歴史学者・朝河貫一によって英訳された『入来文書』がある。米国で1929年に出版され、矢吹晋氏による日本語訳が出されたのは2005年。 この文書が発見…
両候補者とも投票に値せず
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 計算高いクリントン氏 政策も信念もなく不適格 ヒラリー・クリントン氏の件は、ウィキリークスと連邦捜査局(FBI)が最近、情報を公開する前からすでに報じられていた。しかし、これ…
機動隊員発言問題の本質
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県の米軍北部訓練場(東村)で警備に派遣されていた大阪府警の機動隊員が反基地活動家に「土人」と発言した問題の波紋が広がっている。 翁長雄志知事は20日、池田克史県警本部長を県庁…
東京地方は、朝の散歩それも多少速く歩くのが…
東京地方は、朝の散歩それも多少速く歩くのが気持ちのいい候となった。私事で恐縮だが、四国から上京していた知り合いは、新宿区の神田川沿いの散歩を楽しんで以下の気付きがあったという。 田舎と変わらず犬を連れている人がたくさ…
スマホの“火消し”いつに
地球だより 以前、韓国最大手財閥サムスンの系列研究所に再就職した、こちらの元政府高官をインタビューした際、持っていたスマートフォンで撮影しようとしたら「なぜiPhoneの携帯を使っているのか」と言われたことがある。彼が…
旅行業界では「インバウンド」と呼ばれる訪日…
旅行業界では「インバウンド」と呼ばれる訪日外国人客は急増し、昨年は2020年までの目標2000万人寸前までいった。勢いが続く今年は今月中に2000万人を突破しそうで、宿泊施設の不足などもあって「おもてなし」にあたふたす…
殉職自衛官追悼式に思う
平成28年度自衛隊殉職隊員追悼式が22日、防衛省で執り行われた。追悼式には安倍晋三首相、稲田朋美防衛相と遺族らが参列した。 追悼式では新たに31柱の名簿が慰霊碑に奉納された。内訳は、陸自7人、海自12人、空自10人、…
ライン人気に見る国民性
地球だより バンコクの繁華街で食事していると、結構、スマートフォンからラインの着信音が響く。日本では無料通話が可能なラインの人気は高く、月間アクティブユーザーは今年6月に6200万人を突破するなどコミュニケーションアプ…
電通の女性過労死に想う
10月7日、昨年クリスマスに自殺した電通の女性社員の過労死認定がされた。亡くなった高橋まつりさん(24歳)は母子家庭で育ち、母親を楽にしてあげたいと東大入学を果たし、卒業後電通に入社、わずか1年足らずで命を絶った。ツイ…
米国の電力会社テネシー渓谷開発公社(TVA)…
米国の電力会社テネシー渓谷開発公社(TVA)が、従来の軽水炉を使った原子力発電所の営業運転を開始した。 米国で新規の商用原子炉が稼働したのは、1996年の同原発1号機以来20年ぶり。79年にスリーマイル島原発事故があ…
「やゝ寒し灯の澄み渡る時」(深川正一郎)…
「やゝ寒し灯の澄み渡る時」(深川正一郎)。東京では本格的な紅葉にはまだ早いが、桜やその他の樹木の葉が色づき始めている。朝夕は肌寒いが、昼はまだ暑い日がある。 読書の秋と言っても、読みたい本がたくさんあって選ぶのに困る…
新国王時代のタイ、王女が重要なカギを握る
タイのプミポン国王が死去し、後継の新国王は、即位はまだ先ながら、ワチラロンコン皇太子(64)にスンナリ決まったようである。少々複雑な気持ちがする。 後継者争いを見たいわけでは全くない。でも、もう一人の王位継承者だった…
9月の訪日外国人数が過去最高の191万人と…
9月の訪日外国人数が過去最高の191万人となり、今年の累計訪日客数は前年同期比で24・1%増の1797万7700人となった。この勢いでいけば訪日客2000万人は、早ければ10月中に実現する見通しという。 外国人観光客…
なくならない割礼の風習
地球だより エジプト英字紙エジプシャンガゼットによると、同国では9月末、女性の割礼に関わった医師や両親に対する刑罰がより重くなる法律が適用されることになった。 割礼の風習は、死亡の血を流すという、ユダヤ教の教えに端を…
今年も、村上春樹氏はノーベル文学賞受賞を…
今年も、村上春樹氏はノーベル文学賞受賞を逸した。ノーベル賞の場合、候補者は公表されない。本当に最終候補になったかどうかも、実は不明だ。 村上氏には『職業としての小説家』(新潮文庫)という著書がある。自分を語ることが滅…
「ロッシーニ ルネサンス」という言葉がある…
「ロッシーニ ルネサンス」という言葉がある。オペラ作曲家のG・ロッシーニ(1792~1868)は彼の時代から今日までよく知られているが、演奏されてきたのはごく一部の作品。 1825年パリで初演された“幻のオペラ”「ラ…
敵対者を脅迫するトランプ氏
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 民主的良識への侮辱 繰り返される扇情的発言 はちゃめちゃで、どうしようもなく混乱した第2回大統領候補討論会は、ドナルド・トランプ陣営を消滅から救うには十分だったが、勝利の可能…
嘉手納ゲート前に溢れる笑顔
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 嘉手納基地のゲート前で米軍に手を振る人々がいる。「グッドモーニング」と大きな声であいさつすると、米軍や軍属が笑顔や親指を上に上げるグッドサインで応える。日本人の基地従業員は恥ずかし…
売れる商品に求められる技術レベルが向上し…
売れる商品に求められる技術レベルが向上し、そのための開発競争が激烈になってきた。自動車はその典型で、最新技術がこれでもか、というほど詰め込まれている。 消費者は技術の恩恵を受けることが多くなって、それはそれで喜ばしい…
創刊60年の歴史に幕
地球だより 懐かしい名が消えていく。ハンガリー最大の左派系日刊紙「ネープサバチャーグ(人民の自由)」が8日、発行を停止した。1956年に発行された同紙は同国旧ハンガリー社会労働党(共産党)政権時代の機関紙だった。民主化…
日暮れが早足でやって来るようになった。…
日暮れが早足でやって来るようになった。北の地では氷が見られるようになるという二十四節気の「寒露」が今月8日、湿り気も露から霜に形を変えていくとされる「霜降(そうこう)」が23日で、暦の季節ははや晩秋である。 しばらく…
早くも花火犠牲者
地球だより フィリピンの新年の風物詩といえば悪運を追い払う盛大な花火だが、毎年のように死傷者が出るなど政府も対策に頭を悩ませている。まだ新年は少し先の話だが、早くも花火に関連する大事故が起き複数の死傷者が出た。 事故…
異常気象と秋の空
「秋を描いてこい」。小学校5、6年生のころ、担任の先生から図工の時間にこんな課題を与えられ、校舎の外、校庭や運動場、そして裏山などを歩き回ったことを覚えている。田舎の小学校だから、秋を特徴づける景色はそこかしこに待ち構…