尾関 通允 rss

空き家数激増の現実直視を

経済ジャーナリスト 尾関 通允 人口希薄の悪循環反映 国力の大幅減退に歯止めを  全国合計で空き家の数が820万戸にもなっている―と某ラジオ局の報道で知って、筆者は驚いた。昭和35年に登場し翌36年度から推進した池田勇人…

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展望開けぬ当面の日本経済

経済ジャーナリスト 尾関 通允 国際協調にヒビ割れも 利子収入減で個人消費停滞  日本経済の今後の展開に強く関わる内外の環境条件は、すこぶる複雑かつ不透明で見通し難になったまま推移している。いつだったか現首相が「アベノミ…

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人口減と人口構成の悪化

経済ジャーナリスト 尾関 通允 日本経済の先行き懸念 容易でない人口増勢への転換  日本の総人口が漸減基調を改めず人口構成も望ましくない状況にあることは、おそらく誰しもが認めるだろう。ところが、人口減少と人口構成の悪化が…

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困難な日本経済運営の現況

経済ジャーナリスト 尾関 通允 内外の環境条件は最悪 人口減阻止と弱者救済策を  日本経済の動きが冴(さ)えない。部門別には若干の変動があるものの、全体としては弱含みの横ばいの状態の域を出ない。かつ、それがすでに長期に及…

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欧米列強こそ対外進出の先駆

経済ジャーナリスト 尾関 通允 “強い者勝ち”の国際社会 一方的な日本悪者論は誤り  史上に名高い「阿片(あへん)戦争(1840~42年)」は、当時は清朝が支配していた中国と、中国に阿片を輸出していたイギリスとの戦いであ…

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事実歪める共産・藤野発言

経済ジャーナリスト 尾関 通允 平和と安全守る防衛費 旧ソ連の軍事費とは全く異質  参議院選挙戦の最中に、共産党の藤野保史政策委員長(当時)が国の防衛費に関して「人を殺すための予算」と発言したことは、この人物が同党の政策…

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東日本、熊本と続く大地震

経済ジャーナリスト 尾関 通允 予知まだ不可能な段階 気になる南関東今後の備え  ごく当たり前のことだが、地震にも個性がある。例えば震度、人体にはそれと感じない無感地震から恐るべき被害をもたらす烈震あるいは激震など、震源…

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戦後東西独・日と人口増減

経済ジャーナリスト 尾関 通允 諸需要と不可分の関係 難民、復員、引き揚げで移動  第二次世界大戦後のドイツは、米英仏ソの戦勝国による分割占領の後、ソ連支配下のDDR(ドイツ民主共和国=東独)と西欧の一員としてのBRD(…

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「人口減の脅威」を再論する

経済ジャーナリスト 尾関 通允 国内市場狭小化の恐れ 現況は不安の時代の始まり  日本は今日、まぎれもなく史上初めての「飽食の時代」のさなかにある。例えば、テレビやラジオ。本番とCMを含めて早朝から深夜まで飲食物がらみの…

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日本経済内外環境の不透明

経済ジャーナリスト 尾関 通允 世界に警戒要因が山積 対応策の貧困さも不安材料  日本経済を取り巻く内外環境条件が決してよくないことは、否応なしに景況不振に直結せざるを得ない。先行きもすこぶる付きの不透明性を色濃く帯びて…

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アベノミクスの成果未だし

経済ジャーナリスト 尾関 通允 市場縮小する人口減少 賃上げ伸びず弱含む展開か  分かり切ったことだが、人も生き物なのだから、必要最低限以上の飲食物や日常生活に是非とも欲しい家庭用道具類を欠かすことはできない。その飲食物…

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憂うべき人口減時代の到来

経済ジャーナリスト 尾関 通允 国内経済の停滞に直結 ロボット活用など対策必要  小児科や産科のある病院数が減り始めているとのニュースを、しばらく前に聞いた。また、それより少し前には、学習塾の数がかつてほどには多くなくな…

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危うい高層マンション事例

経済ジャーナリスト 尾関 通允 恐るべき工事の手抜き 企業の社会的責任感が不足  明治期から大正・昭和期にかけて文壇で活躍した幸田露伴(1867~1947)に『五重塔』という名作がある。仕事一筋の頑固者の大工の十兵衛が、…

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アベノミクス誤算は消費に

経済ジャーナリスト 尾関 通允 売り手が競争する時代 効率的で小さな政府目指せ  いわゆるアベノミクス=安倍政権が発足早々に自賛の意をも込めて打ち出した日本経済再建策は、筆者の見るところ、失敗とまではいえないものの、成果…

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買い手市場強まる日本経済

経済ジャーナリスト 尾関 通允 気がかりな中国の変調 アベノミクスは試練に遭遇  業種業態によって業況に格差があるという意味で日本の景況は“まだら模様”を描いたまま推移する可能性が高い―という予測を当欄で述べてから4カ月…

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遺憾な東芝の不正経理操作

経済ジャーナリスト 尾関 通允 世間を欺く“企業犯罪” 傷付いた信用信頼取り戻せ  いわゆる戦後期のまだ早い頃、自然発生的に株式の集団売買が証券会社の店頭で行われるようになり、しばらく後に会員制度の証券取引所が新発足して…

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国家を再建した敗戦後70年

経済ジャーナリスト 尾関 通允 豊かな長寿社会を築く 科学技術で人類へ高く貢献  昭和16年12月8日の日本海軍航空隊(航空母艦から発進)による真珠湾米海軍基地への奇襲攻撃成功に始まった先の大戦が、日本の惨めな大敗北に終…

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まだ若い東京株式市場相場

経済ジャーナリスト 尾関 通允 表面的には順調な回復 気になる円のレートの行方  東京株式市場が順調な相場展開の状況で推移している。これを代表的な指標である日経平均株価225種の動きでみると、日本経済を取り巻く内外環境条…

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日本の景況は“まだら模様”

経済ジャーナリスト 尾関 通允 続く経済力格差の拡大 ゼロ金利政策に過度な依存  内外ともに変動要因が多発する時代だから、こと国民経済の先行きに関しても明確な予測はできかねるが、想定外の大波乱要因が突発することはないと前…

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大地震は必ず来ると覚悟を

経済ジャーナリスト 尾関 通允 地域差がある地盤強度 不気味な太平洋の沿岸地帯  最初に設問したい。1923年(大正12年)9月に関東南部を襲った大地震の震源地はどこだったろうか、と。しばらく前まで、筆者自身は「東京湾北…

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内から外への所得移転 手順前後を誤った経済政策

内需依存型企業に打撃  政府あるいは日銀の政策転換ないし内外の政治・軍事・経済動向の変化は、国内経済の動向に決して軽視できぬ影響を及ぼし、その影響は対外経済分野でも国内経済分野でも軽少ではない所得移転を引き起こす要因にな…

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経済政策の課題残す衆院選

経済ジャーナリスト 尾関 通允 格差拡大に不満を映す 投票率低下と共産議席増に  第47回衆院選(14日投開票)では、予想通り自民と公明の与党が圧勝した。数字の上では確かにその通りだが、別の角度からの検証も欠かせない。ま…

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