大地震は必ず来ると覚悟を


尾関 通允

地域差がある地盤強度

経済ジャーナリスト 尾関 通允

 最初に設問したい。1923年(大正12年)9月に関東南部を襲った大地震の震源地はどこだったろうか、と。しばらく前まで、筆者自身は「東京湾北部か東京下町の千葉県寄りか、それとも千葉県の東京近くか」ぐらいと想像していた。犠牲者が隅田川東岸の広場に多く、隅田川に飛び込んで溺死する人々も少なくなかったからである。


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