編集局
100歳を超えても現役の医師を続け、長寿日本…
100歳を超えても現役の医師を続け、長寿日本を象徴した日野原重明さんが亡くなった。105歳、延命措置は本人が望まなかった。日野原さんが日本そして世界の人々に残したものは数多いが、何よりその生きざまが感動と勇気を与えてく…
海の日、恩恵守るため教育が重要だ
きょうは「海の日」。海の恩恵と、海洋国家・日本を取り巻く現状や将来について考えてみたい。 侵されつつある権益 四方を海に囲まれた日本は、有史以来、海から多くの恩恵を受けてきた。身近なところでは、豊かな水産資源が日本…
わが国で雨量が多いのは梅雨と台風の時期で…
わが国で雨量が多いのは梅雨と台風の時期で、豪雨災害もその期間に集中している。都市では1時間の雨量が50㍉になれば浸水被害が起きる可能性が高いが、最近は全国でそれを超える大雨が頻発した。 九州北部豪雨で甚大な被害が出た…
核兵器禁止条約、国際情勢を踏まえていない
核兵器の生産、保有や使用を法的に禁じる「核兵器禁止条約」が国連で採択された。 一部で「核兵器廃絶への第一歩」と称賛するとともに、日本の不参加に対し「唯一の被爆国の信頼性が失われた」と非難する向きがある。だが、国際情勢…
キャンパス内の保守派弾圧で大学に背を向ける親たち Conservative suppression on campus turns parents away from colleges
かつてはハーバード大学からの合格通知書はうれしい知らせと考えられたが、保守的な家庭ではそれが変わりつつあるかもしれない。 保守系校の名声を持つヒルズデール大学のデービッド・ホエーレン副学長は、保守的な考えが嘲笑、弾圧…
「日傘さす音のパチンと空へ逃ぐ」(高浜年尾)…
「日傘さす音のパチンと空へ逃ぐ」(高浜年尾)。蒸し暑い日が続き、外を歩いていると日差しで肌が痛いほど。日傘を差す女性の姿も見掛けるようになった。 気流子の子供時代は、夏といえば夏休みが待ち遠しかった。休みに入ると、カ…
クルド独立問う住民投票に反対、米大統領特使が表明
過激派組織「イスラム国」(IS)掃討戦の有志連合の調整を行うマクガーク米大統領特使が13日、国務省での会合で、米国と同盟国は、イラク北部のクルド自治区で9月に実施が予定されている独立の是非を問う住民投票を支持しないこと…
劉暁波氏死去、“獄死”を政治改革につなげよ
中国共産党の一党独裁政権に反旗を翻し、投獄されたままノーベル平和賞を受けた人権活動家、劉暁波氏(61)が死去した。死去したのは刑務所外の病院だったとはいえ、事実上の獄死だ。中国政府は、還暦を迎えたばかりの劉氏の早すぎる…
「イスラム国」戦闘員の帰還に備えるEU EU braces for Islamic State jihadis’ return from battle
【ハーグ】中東で聖戦を戦ってきた「イスラム国」(IS)が支配地を失い、熟練の戦闘員らが大量に欧州に帰還してくる可能性があり、欧州各国の情報、テロ対策高官らは対策を進めている。欧州連合(EU)の警察機関のトップが明らかに…
米国のオレゴン州で、同性婚カップルの…
米国のオレゴン州で、同性婚カップルのウエディングケーキ作りを、宗教的信条から断ったケーキ職人が、13万5000㌦(約1500万円)の罰金を科せられたのは、2015年のこと。こんな理不尽なことが米国でまかり通っているのか…
根深い嘘の文化
地球だより ロシアに住んでいて、本当にうんざりすることがフェイクニュース(虚偽情報)の存在だ。 私がロシア人の気質で最初につまずいたのが、自己保身のために平気で嘘をつく、決して謝らない通弊だった。それは密告や投獄が日…
モディ政権3年の日印、インド洋進出著しい中国に対抗
大阪国際大学名誉教授 岡本幸治氏に聞く グジャラート州の首相からインド首相になったナレンドラ・モディ氏の政権が3年を経過し、強引な手法で一時混乱もあったが、経済は順調に成長している。他方、政治的にはインド洋で存在感を強…
中露、戦略パートナー関係を強化
ロシアのプーチン大統領は4日、モスクワのクレムリンで、中国の習近平主席と会談した。両首脳はこれまで両国が築き上げてきた中露の包括的・戦略的パートナーシップを一層強化するとともに、東アジア地域での米国の影響力拡大に、共同…
北朝鮮の核問題解決に対策のない国際社会
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮核問題の底が見えない。北の最大関心は金正恩(キムジョンウン)政権の生存だ。政権維持のために核開発を放棄せず、統治資金を確保するために全力をふりしぼる。 中国は北朝鮮が核兵器を保有することを願わ…
民進党都議選総括、「民共共闘」で敗北は明らかだ
民進党が11日から18日の間、東京都議会議員選挙を総括するための党内意見聴取を行っている。民進党は8年前の前々回都議選で民主党当時に54議席を獲得したのが5議席にまで落ち込み、凋落(ちょうらく)に歯止めがかからない。共…
最近、「プロスポーツ選手の人生設計」と…
最近、「プロスポーツ選手の人生設計」というテーマが話題に上るようになった。昔は「プレーが全て。引退後のことを考えるのはとんでもない」との通念があった。 しかし、スポーツ選手の現役期間は、作家、画家、音楽家、芸能人とい…
防衛で活躍する女性
地球だより イスラエルには兵役義務があり、兵役中の約12万人のうち約4割は女性。満18歳から女性が約2年で、男性は約3年。ただし、女性は結婚していれば免除される。娘を軍隊に行かせたくない親が、高校卒業後の娘を嫁にやるケ…
頭脳流出、企業流出
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 南ベトナムが滅んだ後、武力統一されたベトナムが深刻な頭脳流出を経験した。エリート公務員と技術者、医療関係者などの人材が米国等に大挙して亡命した。いわゆるボートピープルだ。共産勢力が…
英イスラム過激派に流れるサウジの資金
英シンクタンクが報告書 英シンクタンク、ヘンリー・ジャクソン・ソサエティーが5日、海外から英国内のイスラム過激派に流れる資金のほとんどはサウジアラビアからのものだとの報告書を公表した。一方、カタールが、サウジやアラブ首…
キューバ危機と北のICBM
韓国紙セゲイルボ 歴史は繰り返されるのか 「タカ派ハト派」という言葉はいつ出てきたものだろうか。歴史は意外に短い。異説がなくはないが、キューバ・ミサイル危機の時の1962年10月28日、米ホワイトハウス国家安全保障会議…
皇太子殿下御夫妻、秋田で献血大会に御出席
秋田県を訪問中の皇太子殿下御夫妻は12日午後、県立武道館(秋田市)で開かれた第53回献血運動推進全国大会に出席された。雅子殿下は昨年、東京都内で開かれた第52回大会に続いての御出席となった。 皇太子殿下は式典で、九州…
モスル奪還、宗派超え過激思想根絶を
イラク軍は、過激派組織「イスラム国」(IS)から、同国北部の第2の都市モスルを奪還した。今後は、IS台頭の一因となった宗派対立をどのように乗り越え、国内をまとめていくかが課題だ。 3年で終わったIS支配 アバディ首相…
東京・上野の不忍池でハスの開花が始まって…
東京・上野の不忍池でハスの開花が始まっている。早朝の風が爽やかな時間に花が開くのである。池はおびただしい数の大きな葉で覆われて、その間に薄紅色のつぼみや花が点在している。 江戸時代中期にはここで観蓮会が開かれ、儒学者…