編集局 rss

稲田氏辞任、「実務型」の新防衛相任命を

 稲田朋美防衛相が南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報をめぐる問題の責任を取って辞任した。辞任は当然だが、東アジアの厳しい安全保障環境への対応は一刻の猶予も許されない。安倍晋三首相は8月初めの内閣改造で「実務型」の…

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共産党の都議選議席増 政権入りなら日本の危機

左翼層に残った受け皿  日本にかつてない危機が迫っている。共産党の政権参加という危機である。都議選で共産党が議席数を17から19に増加させた。事前の予想では、都民ファーストの会のブームもあって、共産党が議席数を1ケタに減…

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対露制裁法案に欧州が懸念 Europeans concerned over U.S. sanctions on Russia

 ロシアへの制裁強化法案に欧州が強く反発している。欧州連合(EU)当局者は26日、法案が成立すれば、ロシアと欧州との間のエネルギー安全保障をめぐる重要な関係を傷付ける可能性があると警告した。  制裁法案は、ロシアとの関係…

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カンボジアのアンコール遺跡は、独自の…

 カンボジアのアンコール遺跡は、独自のヒンズー教・仏教文化を築いたクメール王朝の遺跡群である。2004年に世界文化遺産に登録され、世界から多くの人が訪れるが、その前史として1992年に「世界危機遺産」に登録されていた。 …

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たった1000円の強盗

地球だより  このほどリゾートや英会話留学で有名なセブ島で、外国人男性が強盗に撃たれる事件があった。男性は胸に銃弾を受けたが奇跡的に一命を取り留めた。  被害者はフィリピン人女性と結婚するためにタリサイ市を訪れていたスコ…

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愛に包まれた最期を、世界の人に

カナダで「看取り士養成講座」開催 日本看取り士会会長 柴田久美子さんに聞く  今年建国150年を迎えるカナダで、第2回の看取り士養成講座を開いた看取り士の柴田久美子さんに、その様子を伺った。急速な高齢化で、大量死の時代を…

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既存のメディアは魅力的な職業でない

韓国紙セゲイルボ  韓国民のニュースに対する信頼度が世界36カ国中で最下位だという。韓国メディア振興財団が英ロイタージャーナリズム研究所と共同で韓国と米国、英国、フランスなど総36カ国7万1805人(韓国2002人)を対…

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皇太子殿下、山形で御交流

きょう高校総体開会式へ  皇太子殿下は27日午後、全国高校総合体育大会開会式出席のため、東京発の新幹線で山形県入りされた。  28日午前に県総合運動公園総合体育館(天童市)で行われる総合開会式に出席。29日はバレーボール…

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蓮舫代表辞任、民進党は雅量ある新執行部を

 東京都議選敗北の総括のため民進党は18日まで党内で意見聴取を行い、25日の両院議員懇談会で総括の了承を得る予定だったが、解党的出直しを求める意見が相次ぎ持ち越しになった。議論するほど党内の亀裂が露呈し、野田佳彦幹事長の…

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オニヤンマの季節。高速で飛んでいるのを…

 オニヤンマの季節。高速で飛んでいるのを見掛けることもあるし、止まって休んでいるのを目にすることもある。その姿と形が強い印象を残す。  「ヤンマとぶ伊豆南端の尾根の上」という句がある。飯田龍太(2007年没)の作だ。明瞭…

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物価高で国民は悲鳴

地球だより  エジプトで最近、物価の上昇が続き、国民の多くが悲鳴を上げている。会う人、会う人愚痴をこぼす。マッチは約2倍に、ガソリンは短期間で43%も上昇、飲み水は1・5倍、地下鉄料金は2倍に、にんにくなどは3倍。給料は…

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ネーミング戦争

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  スターバックスとヤフー。この2企業のブランド名の共通点は古典だ。米国の小説家ハーマン・メルヴィルの『モビー・ディック(白鯨)』には捕鯨船の一等航海士「スターバック」が登場する。スタ…

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エルサレムのイスラム教聖地に金属探知機

対イスラエル抗議が拡大  エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地ハラム・アッシャリフ(ユダヤ教呼称「神殿の丘」)にイスラエル警察が金属探知機を設置したことにイスラム教徒が反発、反イスラエル抗議行動が拡大している。イスラエ…

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難破船のように漂流する保守

韓国紙セゲイルボ 何を守り何を補正するのか  保守本流を自任する自由韓国党はまるで難破船のようだ。方向を見失って漂流している。国会議席の3分の1以上を占める第一野党だが、現状は壊滅の危機に瀕しているといわれている。  同…

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明確な戦略ない米政権

南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く(下) 米ハドソン研究所上級研究員 磯村順二郎氏 今後、南シナ海問題はどう動くと考えるか。  中国が既得権益として南シナ海支配を強めていくだろう。中国は太平洋への出口がないから、…

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相模原事件1年、措置入院制度の強化急げ

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、27人が重軽傷を負った事件の発生から1年が経過した。  元職員植松聖被告は事件前、障害者を差別視して殺害を予告する発言を繰り返し、精神保健福祉法に基…

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平成とはどのような時代なのか。東京都写真…

 平成とはどのような時代なのか。東京都写真美術館ではこのテーマをめぐって毎年、春期、夏期、秋期と3期にわたって、収蔵品の中から、それぞれ別の視点から作品を選んで展示する。  夏期の展覧会は作家と被写体の関係に着目したもの…

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佳子殿下、高校馬術大会を見学される

 秋篠宮家の次女佳子殿下は25日午前、静岡県御殿場市を訪れ、第51回全日本高等学校馬術競技大会の開会式に出席された。  式には、全国のブロック大会を勝ち抜いた36校の部員175人と前年度の団体優勝校福島県立岩瀬農業高校の…

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南シナ海で強まる中国支配、北危機に隠れ着々基地化

南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く(上) 元自衛艦隊司令官 香田洋二氏  昨年7月にオランダ・ハーグの仲裁裁判所が南シナ海における中国の主張を否定した判決を出してから1年。中国海洋進出の現状と日米の課題をアジアの…

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閉会中審査、加計より安全保障が緊要

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画問題をメインテーマとする衆参両院での閉会中審査が行われた。安倍晋三首相自らが出席し丁寧に答えたことで、野党や一部メディアが疑惑と決め付ける質問の矢は尽きたものとみられる。野党はこれ…

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日野原氏から学ぶ健康長寿

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  聖路加国際病院名誉院長で医師の日野原重明氏が105年の生涯を閉じた。  生涯現役で、100歳を超えても患者を診察する姿は多くの国民の目に焼き付けられたに違いない。一昨年には沖縄で講…

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「フィンランド駅へ」(注1) To the Finland Station

 米国に「ロシア問題」があるのか、そして、それは、誰に責任があるのか、が論じられているが、一方で、600万人の警戒心が強いフィンランド人も、自分たちが、そういう問題を抱えていることを認識している。それは、前の時代から引き…

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福島第1原発3号機の核燃料を納めていた…

 福島第1原発3号機の核燃料を納めていた圧力容器の下部に、溶融物が垂れて固まったような物体のあることが水中ロボットによって確認された。東京電力は、炉心溶融(メルトダウン)で溶け落ちた核燃料(デブリ)が含まれている可能性が…

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