編集局 rss

改憲へ誠意と粘り強さを

南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く(下)  安倍晋三首相は、結果本位の「仕事人内閣」を発足させたが、憲法改正実現に向けた戦略の練り直しが迫られている。  安倍首相は、3日の会見で、改憲について「スケジュールありき…

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対北制裁決議で国際社会は足並みそろえよ

 国連安全保障理事会は、北朝鮮からの石炭や海産物の輸出を全面禁止し、外貨収入源を大幅に規制する新たな制裁決議を全会一致で採択した。先月の北朝鮮の2度にわたる大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を受けての対応だ。  ICB…

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現役教師が井の頭池の現状学ぶ

水生物館飼育展示係・木船氏がレクチャー  4月から教壇に立ち始めたばかりの若手から、数十年教壇に立ち続けてきたベテランまで男女16人の現役教師が、井の頭自然文化園のセミナー室に集った。集った教師の専門科目は理科だけでなく…

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脳科学が説く幸福学

 先日、宗教と脳科学分野の研究者が一同に会したシンポジウム「木魂(こだま)するこころと科学」が都内で開かれた。発表者の一人、前野隆司氏は幸福学の第一人者。脳科学の視点から「幸せとは何か」「どうすれば幸せになれるのか」「人…

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8月初の祝日として11日が「山の日」となった…

 8月初の祝日として11日が「山の日」となったのは昨年からである。海のない栃木県出身の作曲家船村徹氏(故人)が地元紙に「(祝日に)海があんのに山がねえー」と寄稿し、山の日を提唱したことをきっかけに、山岳界や超党派の議員連…

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軍事的脅威の対処こそ急務

南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く(中)  大陸間弾道ミサイルの発射を成功させるなど北朝鮮の核・ミサイルの脅威は現実味を増し、我が国の安全保障を脅かしている。  緊迫の度を高める我が国周辺の平和と安定の維持を、国…

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退位期日、19年春望む声

年末年始は多くの宮中行事  天皇陛下が退位をにじませた御言葉を表明されてから8日で1年。退位と新天皇即位の期日について、宮内庁では2019年春の年度替わりが望ましいとの見方が広がっている。政府は「18年末退位、19年元日…

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18歳成人は本当に必要なのか

 上川陽子法相は成人年齢を18歳に引き下げる民法改正案を秋の臨時国会に提出する考えを表明した。選挙権年齢はすでに18歳以上に下げられており、成人年齢もそれに合わせるためだ。だが、引き下げにはさまざまな問題点が指摘されてい…

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中国インターネットサービス大手・騰訊…

 中国インターネットサービス大手・騰訊(テンセント)の人工知能(AI)対話プログラムがチャットで異例の共産党批判を展開し、ひと悶着起きた。  チャットでは「共産党万歳」との書き込みに「腐敗して無能な政治に万歳ができるのか…

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第3次改造内閣 一歩退き政局の鎮静化図る

第3次改造内閣 信頼回復へ始動(上)  第3次安倍第3次改造内閣が3日、発足した。急落した内閣支持率を挽回し政治への信頼を回復するため、安倍晋三首相は政権基盤を再構築し、安全保障や憲法改正などの重要諸懸案に本腰を入れて取…

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原爆の日、核抑止力向上で惨劇を防げ

 広島は6日、長崎は9日に72回目の「原爆の日」を迎える。犠牲者に深く静かに鎮魂の祈りを捧(ささ)げたい。  核禁止条約に日本不参加  広島できょう開かれる平和記念式典では、この1年に死亡が確認された5530人の名前を記…

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「療養のスケッチブック秋となる」(鈴木のぼる)…

 「療養のスケッチブック秋となる」(鈴木のぼる)。厳しい暑さが続いている。こうした中でも、にわか雨が降ると少しは過ごしやすくなる。  俳句の歳時記では、8月は「秋」に分類されている。具体的には8月7日の立秋から秋が始まる…

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米戦略軍司令官、核戦力近代化の遅れを懸念

 核を搭載したミサイル、潜水艦、爆撃機を管理する米戦略軍のハイテン司令官は記者(ビル・ガーツ)との単独インタビューで、高まる中国、ロシア、北朝鮮の脅威を前に、老朽化した兵器の近代化が進んでいないことに懸念を表明した。また…

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サンマ不漁、資源管理強化を主導せよ

 今年のサンマの漁獲量は、過去最低だった前年を下回る見通しだ。中国などの乱獲や水温上昇が影響したという。日本は国際的な資源管理の強化を主導すべきだ。 漁獲枠導入に中国が反対  水産庁は6~7月に行った調査で資源量減少を確…

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辺野古移設反対派の本音 全米軍基地の撤去が狙い

辺野古移設反対派の本音 全米軍基地の撤去が狙い

《 沖 縄 時 評 》 中国やISの侵略が可能に  米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する市民が、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込んでから7月6日で丸3年を迎えたという。 ◆72年間戦争起こらず  ゲー…

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大統領と国務長官、イラン核合意めぐり対立 Trump, Tillerson clash on nuclear deal noncompliance

 トランプ政権の高官らの間で、トランプ大統領が、前任者オバマ大統領の下で交わされたイランとの核合意にイランが抵触したと宣言すべきかどうかをめぐって水面下で熱い議論が繰り広げられている。  トランプ氏は選挙戦中も、就任後も…

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蔵書を整理していて山本七平著『「空気」の…

 蔵書を整理していて山本七平著『「空気」の研究』(1997年、文藝春秋刊)が出てきたので、数十年ぶりに再読した。森友・加計学園の問題で、野党、リベラル・メディアによる安倍内閣批判がつくり出した「空気」について考えるヒント…

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路線バン、鶏乗せて罰金

地球だより  タイ運輸省陸運局はこのほど、法令違反があったため、路線バン運転手のタイ人に罰金を科した。タイの路線バンは都市間移動の手軽な手段として人気がある。路線バスより早いし頻繁に出ていて便利なのだ。  ただバスのよう…

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「懺悔の生活」から「祈りの経営」へ

西田天香とダスキン創業者・鈴木清一 燈影学園長 相 大二郎氏  資本主義の倫理が問われる時代に日本的経営が見直されている。神道・仏教・儒教が融合した宗教思想に基づき、人を育て、大切にしてきたのがその良質な部分。一燈園で西…

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今後の韓日関係占う慰安婦問題の処理

韓国紙セゲイルボ  文在寅(ムンジェイン)大統領が韓日関係をどう見ており、慰安婦問題の政府間合意をどのように処理するのかに関心が集まっている。  韓日合意に対する批判は時間がたつにつれ韓日両国で大きくなった。世論調査を見…

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3次内閣改造、謙虚に結果出し信頼回復を

 安倍晋三首相が自身の第3次内閣で3度目の内閣改造と自民党役員人事を行った。内閣では政権の屋台骨である麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官を留任させる一方、外務、総務など重要閣僚や先の通常国会で混乱を招いた法務、文部科…

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「渥美清は下品で卑しい」と小林信彦著…

 「渥美清は下品で卑しい」と小林信彦著『おかしな男 渥美清』(2000年4月新潮社刊、その後ちくま文庫)には書かれている。それは彼の経歴から来るらしい。  1996年のきょう、渥美が亡くなった。それから21年。死の直後、…

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サンパウロの交通事情

地球だより  南半球最大の都市とされるサンパウロの名物の一つに交通渋滞がある。東京やニューヨークのように地下鉄など公共交通網が発達していないことが理由の一つだが、それ以上に自動車自体の数にインフラ整備が追い付いていないこ…

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