編集局 rss

死を等閑視してきたツケ?

 先日、本紙12月17日付『ビューポイント』を読んで驚いた。日本人の平均寿命が50歳を超えたのは、なんと第2次大戦直後の1947年になってからで、江戸時代の中期から後期にかけては30歳代、明治になって40歳代になったが昭…

続き

今年は「森友・加計(モリ・カケ)」問題で…

 今年は「森友・加計(モリ・カケ)」問題で安倍晋三首相の介入疑惑を言い立てる報道が続いたが、空騒ぎに終わった。北朝鮮による国難に直面しても、ノーテンキに証拠も示せないまま「安倍たたき」に狂奔したメディアには、国民の方が愛…

続き

「聖誕」の奇跡“信じる”減少

米調査、宗教的な傾向弱まる  米国人の過半数は、イエス・キリストの「聖誕」にまつわる逸話を事実だと思っているが、その数は減少していることが、米調査機関ピュー・リサーチ・センターのクリスマスに関する調査で明らかになった。 …

続き

のぞみ亀裂、JR西は安全意識高めよ

 JR西日本の新幹線の台車で見つかった亀裂は、長さが44㌢で台車の枠の3分の2に達していた。走行中に破断していれば大事故となった可能性がある。 事故の教訓生かされず  台車枠は鋼材製で、断面が幅16㌢、高さ17㌢のほぼ正…

続き

「赤旗」購入部数に偏り 埼玉県庁、見直しへ

 全国の地方自治体で公費購入されている政党機関紙の部数に著しい偏りがあることが指摘されている。日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」の部数が、全227部中99部と突出している埼玉県ではこのほど、企画財政委員会でこの問題が取り上…

続き

JR西日本が東海道・山陽新幹線の「のぞみ」…

 JR西日本が東海道・山陽新幹線の「のぞみ」で台車に亀裂が入ったまま運行を続けたトラブルを受け、JR西担当者が「非破壊検査の対象拡充を検討する」という趣旨の発言をしている。  「非破壊検査」は、文字通り対象を破壊すること…

続き

18年度予算案、重点政策もっとメリハリを

 2018年度予算案が閣議決定された。一般会計総額97兆7128億円と、6年連続で過去最大を更新した。  予算案の目玉は、安倍晋三首相が「国難突破」へ向け掲げた安全保障対策の強化と「人づくり革命」「生産性革命」の実現政策…

続き

「祝意に深く感謝」 天皇陛下、84歳誕生日

一般参賀に平成最多の5万人集まる  天皇陛下の84歳の誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居で行われ、陛下は「晴れ渡った空の下、誕生日に当たり、皆さんの祝意に深く感謝いたします」と述べられた。  陛下の御退位が2019年4月…

続き

ウォーターゲート事件へのノスタルジーを駆り立てる反トランプ勢力 Trump critics bring Watergate nostalgia back into vogue

 1973年に開かれたウォーターゲート事件をめぐる上院の公聴会を見逃したとしても、心配はいらない。共和党の大統領を失脚させたこのスキャンダルに対するノスタルジーの波が、反トランプ勢力を包み込んでいる。彼らはトランプ政権を…

続き

「街といふ街行けばクリスマスカロル」(今井…

 「街といふ街行けばクリスマスカロル」(今井千鶴子)。きょうはクリスマス・イブ。毎年この時期はクリスマス・ソングが街を埋め尽くす。そのお祭り騒ぎと歳末の商戦が年の瀬を強く意識させる時期でもある。  ところが、それが過ぎる…

続き

「民進の出直し」 遭難した党組織で議論百出

「民進の出直し」 遭難した党組織で議論百出

参院不要論跳ね返す存在に  党の衆院側が公認を出さない選挙で、希望の党、立憲民主党、無所属と3分裂した民進党。衆院選後の前原誠司代表辞任・離党、またもや代表選というお家騒動が続き、11月に機関紙「民進プレス」は発行されな…

続き

米国家安保戦略 「力による平和」の徹底図れ

 トランプ米大統領は政権初となる「国家安全保障戦略」(NSS)を発表した。  前回の策定はオバマ政権時代の2015年だった。軍事力に依存し過ぎずに国際協調主義を強調したオバマ政権とは違い、トランプ政権のNSSは米国の「死…

続き

退位の日まで「務め果たす」 天皇陛下、84歳に

皇位継承に向けた準備を共に  天皇陛下は23日、84歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、皇居・宮殿「石橋の間」で記者会見。2019年4月30日の退位が決まり、「残された日々、象徴としての務めを果たしながら、次の時代への…

続き

25年間凍結の受精卵から赤ちゃん誕生 Baby delivered with longest-frozen embryo

 命が受胎で始まるとするなら、テネシー州東部で先月生まれた赤ちゃんは24歳半だ。出産に成功した受精卵の中で最も長期間、冷凍されていたことになる。  生まれたばかりのエマ・ウレン・ギブソンちゃんは、20年以上前の体外受精を…

続き

師走の京都から、旅心を掻(か)き立てられる…

 師走の京都から、旅心を掻(か)き立てられるニュース。三十三間堂の千体千手観音立像(国重要文化財)の約45年にわたる修理が終わり、1001体の仏像のうち最後の9体が搬入された。1年半前に訪れた時は、やや薄暗いお堂の中で金…

続き

土地めぐる二流ドラマ

地球だより  タイではこのほど、財務省による土地公示価格が発表された。  この公示価格はあくまで課税額を算出するためのベースになるもので、実勢価格とは異なるもののタイのどこが、経済的に加熱しているのか一目瞭然で興味深い。…

続き

天皇陛下、首相や閣僚ら招き昼食会

 天皇陛下は21日、安倍晋三首相や閣僚、副大臣ら約40人を皇居・宮殿に招き、昼食を共にされた。年末の恒例行事で、皇太子殿下も出席された。  昼食会に先立ち、安倍首相が招待へのお礼を述べると、陛下は「皆さんが国民のために日…

続き

韓国への侮り見えた文大統領の中国訪問

韓国紙セゲイルボ  文在寅大統領の初めての中国国賓訪問は冷え込んでいた韓中関係を溶かすための呼び水という象徴的意味にもかかわらず、具体的な成果はなかった。北核問題が急変する最近の状況に鑑みれば、合意は原則を再確認する水準…

続き

自民改憲論点、9条2項は削除が望ましい

 自民党憲法改正推進本部は来年通常国会への憲法改正案の提出に向けて「論点取りまとめ」を了承した。年内をめどとした意見集約は先送りする。9条改正や緊急事態条項の創設については意見が分かれ、両論併記となった。  年明けの論議…

続き

日本の大学入試は○×式とも言われる客観式が…

 日本の大学入試は○×式とも言われる客観式が主流だ。採点がしやすく、客観性も高いのだから、これまで行われてきたのも分かる。  こうした中、2020年度から実施される「大学入学共通テスト」では、国語と数学で記述式が導入され…

続き

芸能人の自殺

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「自殺と遠い距離にあると思われている芸能人の40%が自殺を考えたことがある」。映画女優のパク・ジニさんが2009年、社会福祉学の修士論文『演技者のストレスと憂鬱及び自殺の思いに関す…

続き

学校でも「片膝抗議」続出

地球だより  この欄で以前紹介した、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)で国歌斉唱時に起立せず、片膝をつく選手が続出したことが、思わぬところに飛び火している。  米国の小中高校で毎朝行われる、国家への忠誠を唱える「…

続き

行方左右するルラ元大統領の裁判、来年10月にブラジル大統領選

不出馬なら混戦の見通し  ブラジル大統領選が来年10月に予定されている。世論調査では、本命は左派系のルラ元大統領だが、汚職絡みの裁判が続いており、混戦となることも予想される。 (サンパウロ・綾村 悟)  ブラジルのダッタ…

続き