編集局
福島第2廃炉へ、原発新増設の方針明示せよ
東京電力ホールディングス(HD)の小早川智明社長は、福島第2原発(福島県楢葉町、富岡町)の全4基を廃炉にする方針を表明した。 福島第1原発(同県大熊町、双葉町)の全6基は廃炉が既に決まっており、県内の原発は全廃となる…
民泊という言葉に初めて出会ったのは、韓国を…
民泊という言葉に初めて出会ったのは、韓国を旅行していた時である。23年前のことになる。1人でバスを乗り継いで旅館に泊まり、ソウルから慶州、大田と歴史の舞台を訪ねて歩いた。 大田でバスを下車し、タクシーに乗り換えて向か…
独露パイプライン計画に米懸念
ロシアの影響力拡大か ロシアとドイツとの間を直接結ぶ海底ガスパイプライン計画「ノルドストリーム2」によって、ロシアの欧州エネルギー市場への影響力が強まる一方で、米国の安全保障にとっても脅威となるのではないかという懸念の…
東京・狛江市、庁舎での「赤旗」購読禁止へ
職員の中立性確保 全国の地方自治体の庁舎内で、議員が職員に対し政党機関紙の勧誘・配達・集金を行っている状況が問題視され、複数の地方議会で取り上げられている。東京・狛江市は、庁舎内で日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」の配達…
はやぶさ2、小惑星探査の「本番」が始まる
小惑星探査機「はやぶさ2」の探査が間もなく“本番”を迎える。27日前後に小惑星「りゅうぐう」の上空20㌔に到達するのである。2014年12月の打ち上げから約3年半。30億㌔の航海を経て、これからりゅうぐうへの接地や小型…
渇水の沖縄に恵みの台風
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 今年の沖縄は空梅雨だ。奄美地方より1日遅れで、5月8日に梅雨入りしたが、本当に梅雨入りしたのか疑うほどの晴天の日々が続き、ほとんどまとまった雨をもたらしていなかった。15日から16…
米朝首脳会談の不確実性 Uncertainty at the summit
ホワイトハウスや国務省の誰も、マイク・ポンぺオ国務長官や、国家安全保障問題担当大統領補佐官ジョン・ボルトンが手元に抱えている仕事をうらやましいとは思わない。誰かが、トランプ大統領が天井まで上り詰めた高揚感から、彼の両足…
大阪府北部を襲った震度6弱の地震。鉄道は…
大阪府北部を襲った震度6弱の地震。鉄道はほぼ平常通り回復したが、ガス停止などが続いている。直下型の地震が大都市で起きた場合の影響の大きさを思い知らされる。 今度の地震で改めて危険が指摘されているのが、ブロック塀だ。亡…
「人生80」時代の祝い方
地球だより 人生の節目を祝う習慣は韓国でも盛んだ。還暦や古希の祝いを家族・親戚はもちろんご近所さんなども呼んで盛大に宴席を設けるのが常だ。 ところが近年、経済発展で食生活が豊かになり、医療の進歩もあって韓国人の寿命が…
コロンビア大統領選、右派のドゥケ氏勝利
和平合意見直しを主張 南米コロンビアで17日、現職サントス氏の任期満了に伴う大統領選挙の決選投票が実施され、即日開票の結果、対ゲリラ強硬派の右派イバン・ドゥケ上院議員(41)の当選が確定した。就任は8月7日で任期は4年…
大阪地震、余震には最大限の警戒を
大阪府北部を震源とする地震が発生し、大阪市北区や同府高槻市などで震度6弱の揺れを観測した。4人が死亡し、約300人が負傷するなどの被害が出ている。気象庁は、今後約1週間は最大6弱程度の地震に注意するよう呼び掛けた。最大…
栄養バランスのよい食生活でフレイル(虚弱)予防
ニュートリ・クッキングの葭谷麻利子代表が講演 「~フレイル予防でイキイキした毎日を~健康長寿を支える『食』を学ぼう!」と題した食育講演会がこのほど、東京都立川市の多摩消費生活センターで開かれた。国際薬膳師であり管理栄養…
教科書のバリアフリー化
梅雨に入る6月ごろから、全国の教科書センターや学校、公立図書館などで、来年度から使用される検定教科書の一般展示が行われる。先日、仕事の帰りに教科書センターに立ち寄った。 来年度から道徳の授業で使用される中学校の道徳教…
週明けの朝食後、NHKの朝ドラ「半分、…
週明けの朝食後、NHKの朝ドラ「半分、青い。」が始まる少し前に突然、アラームが鳴り、画面は大地震を警告する「緊急地震警報」に切り替わった。関西、四国、中国などに警戒呼び掛けがあり、南海トラフ巨大地震の恐怖がよぎった。 …
天皇、皇后両陛下 慰霊と被災地訪問重ねて
「平成」30年 国民と苦楽共に 現行憲法の下で初めて「象徴」として即位された天皇陛下は、国民と苦楽を共にしたいとの思いから、皇后陛下と戦没者慰霊や被災地訪問を重ねられてきた。かつての激戦地で頭を深く下げ、避難所で床に膝…
福島第2原発の全号機について東京電力…
福島第2原発の全号機について東京電力ホールディングス(HD)の小早川智明社長が廃炉を表明した。稼働可能な原発は減り続ける見通しで「重要なベースロード電源」とする政府のエネルギー基本計画達成に赤信号がともった。 経済産…
目黒女児虐待死、今こそ家庭教育支援法制定を
東京都目黒区で3月、5歳女児が虐待を受けて死亡した事件で、両親が保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された。父親は傷害罪ですでに起訴されている。女児はノートに「もうおねがい、ゆるして」と書いていた。実に痛ましい虐待事件だ。問…
日朝対話路線へ転換、拙速は足を掬われる恐れ
米朝“宴の後”で 非核化・拉致問題の行方(3) 「米朝の首脳会談を機会として捉え、後はまさに日本の問題として北朝鮮と直接向き合い、この問題を解決していく決意だ」 12日の首脳会談でトランプ大統領が金正恩労働党委員長に…
18歳成人、消費者被害対策に教育が重要
改正民法の成立で、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることになった。2022年4月1日に施行される。1876(明治9)年の太政官布告以来、約140年ぶりの大改革であり、社会に与える影響は大きい。懸念される課題には…
デザイナーベビーの誕生間近、倫理的問題も Scientists raise ethics issues with designer babies close to reality
デザイナーベビーの誕生は、科学者らにとって心躍る出来事であるとともに、恐ろしいことでもある。将来、遺伝的疾患がなくなることが期待される一方で、どのような選択をし、どのような技術が開発され、社会にどのような影響を及ぼすか…
「雨雲に山々うごく田植かな」(大橋櫻坡子)…
「雨雲に山々うごく田植かな」(大橋櫻坡子)。地方都市に住んでいた時には、郊外に行けば水を張った水田に稲の苗が整然と並んでいるのをよく見掛けた。だが、田植えの光景を見たことはほとんどない。 東京に住み始めてからは、ます…
自決者は“戦争協力者”、「援護法」を意識した母
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (10) 「援護法とのはざまで」の小見出しを付けた『母の遺言』を紹介しよう。 <母との話は1950年代にさかのぼった。沖縄への「援護法」(正確には戦傷病者戦…
リトアニア外相、駐留米軍の増強を要求
ロシアの挑発に対抗 ロシアと国境を接するバルト3国の一つ、リトアニアのカロブリス外相は14日、米紙ワシントン・タイムズとのインタビューで、ロシアの挑発に対抗するため、恒久的駐留軍の増強を米国に求めた。 カロブリス氏は…