編集局
ロシアの愛する「ウィーン外交」
ロシアのプーチン大統領は5日、オーストリアを訪問した。欧米の制裁下にあるが、4期目の大統領就任後、初の西欧訪問先にオーストリアが選ばれたということもあって、ロシアのトップを大歓迎した。(ウィーン・小川 敏) 制裁解除訴…
両陛下、被災地に変わらぬ思い
復興途上の福島見届けられる 天皇、皇后両陛下は9日からの福島県訪問を終えられた。在位中最後の全国植樹祭に出席し、原発事故の避難者や津波犠牲者の遺族らと懇談。退位まで1年を切り、なお復興途上にある福島の現状を見届けられた…
両陛下、最後の植樹祭
帰還困難区域 速度緩め通過 福島県を訪問中の天皇、皇后両陛下は10日午後、南相馬市の東日本大震災被災地で開催された第69回全国植樹祭の式典に出席された。来年4月末の退位を控えた天皇陛下と皇后陛下にとって、今回が最後とな…
G7サミット、トランプ氏は対立深めるな
カナダ東部ケベック州で開かれていた先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)は、2日間の討議を総括した首脳宣言を採択して閉幕した。 だが、トランプ米大統領は閉幕後に首脳宣言を承認しないよう米代表団に指示。米国と日欧加6カ…
「筋肉」だけじゃない トップアスリート「脳」
早稲田大学スポーツ科学学術院の彼末一之教授が解説 筋肉は脳からの命令で初めて萎縮して力を発揮する。トップアスリートは筋肉が優れているだけでなく、指令を出す脳の働きも優れている。東京都医学総合研究所はこのほど、都民講座「…
人生の宝積むスポーツに
日大アメフット部の悪質タックル問題で、監督やコーチの指示に従った選手の潔い記者会見を見ながら、実に残念な思いがした。大学のスポーツがプロでなく、あくまでも教育の一環として行われるのならば、選手に潜在する能力を極限まで引…
かつて卓球が「日本のお家芸」と呼ばれた…
かつて卓球が「日本のお家芸」と呼ばれた時代があった。丸形ラケットによるカット守備スタイルの欧州卓球に対し、ペンホルダーラケットで前陣のスマッシュ、中陣のドライブ、ループと威力ある多彩な攻撃でラリーを制してきた。 19…
中国のキリスト教徒迫害、毛沢東時代以来で最悪 Chinese persecution of Christians worst since Mao
監視団体によると、中国でキリスト教徒やその他の宗教マイノリティーに対する迫害が文化大革命以来、最も激しくなっているという。過去数十年間では見られなかったペースで、教会が閉鎖され、聖書が没収され、信者が逮捕されている。 …
「これよりの梅雨の憂き日の一日目」(稲畑汀子)。…
「これよりの梅雨の憂き日の一日目」(稲畑汀子)。気象庁が6日、近畿、東海、関東甲信地方の梅雨入りを発表した。といっても「梅雨入りしたとみられる」という曖昧な表現。 だらだらとした印象の梅雨にはぴったりだ。確かに梅雨入…
皇太子御夫妻銀婚式、支え合う御姿は国民の師表
皇太子殿下と雅子殿下が銀婚式を迎えられた。心からお祝い申し上げたい。 来年5月に天皇御即位 「結婚の儀」の後のパレードで沿道を埋めた19万人をはじめ国民から祝福を受けられた皇太子御夫妻が新生活をスタートされてから25…
被災地訪問重ねられる
天皇、皇后両陛下は東日本大震災発生後、被災者のお見舞いなどのため、東北3県への訪問を重ねられてきた。福島県は今回で6回目の訪問となる。宮城、岩手両県もそれぞれ6回と3回訪れており、被災者への思いを行動に移してきた。 …
宮城晴美氏のコラム 集団自決の重要証言含む
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (9) コラム『母の遺言―きり取られた“自決命令”』(上、中、下)の骨子をここに紹介しよう。重要な証言が含まれているので、かなり詳しく紹介することをお許し願い…
核・拉致トランプ頼みの不安
米朝首脳会談の焦点(下) 安倍晋三首相は7日、トランプ米大統領との首脳会談で、米朝首脳会談に向け、核、ミサイル、拉致問題で最終的な擦り合わせを行った。今の時期に「擦り合わせ」が必要になったのは、米朝の駆け引きが続く中で…
皇太子殿下御夫妻きょう銀婚式
「銀メダル贈りたい」雅子殿下は「感謝状を」 皇太子殿下(58)と雅子殿下(54)は9日、結婚から25周年を迎えられた。御夫妻はこれに先立ち、宮内記者会の質問に文書で回答。皇太子殿下は雅子殿下について、「大変なこともある…
日米首脳会談、非核化へ緊密連携維持せよ
訪米した安倍晋三首相はトランプ大統領との会談で、史上初となる12日の米朝首脳会談に向けて非核化へ北朝鮮の具体的行動を引き出すまで制裁を解除しない考えで一致した。北朝鮮の非核化実現のため、日米両国は緊密な連携を維持すべき…
ドローンの脅威で新法の制定求める治安当局 Security officials plead for new laws to seize, shoot down drones
攻撃型ドローン(小型無人飛行機)の米国への脅威は増しているが、連邦政府はその脅威に対応できていない。国土安全保障省と連邦捜査局(FBI)の高官らは6日、連邦議会で、政府がドローンを捕獲または撃ち落とせるようにする新法の…
75歳以上のドライバーの認知症対策が強化…
75歳以上のドライバーの認知症対策が強化された改正道路交通法の施行から約1年。この間、全国で約210万人が検査を受け、約5万7000人が「認知症の恐れ」と判定された。さらに医師の診断を受け免許取り消しとなったのは183…
北海道の「知らない」を発掘
少子高齢化の進展で人口減少が進む北海道。JR北海道の路線廃止計画などで地方の過疎化進行が懸念される中、札幌市内の旅行会社が地方自治体の首長をバスガイドに地域の歴史や名所を案内する「首長バスガイドツアー」を企画した。ツア…
浮かぶ原発「ロモノソフ」
地球だより 国土が広く極寒の厳しい気候に覆われたロシアでは壮大な発想が生まれるようだ。ソ連時代、世界初の有人宇宙飛行はその代表例だが、最近ではロシア極北ムルマンスクで、5月19日に報道陣に公開された世界初の海に浮かぶ原…
芒種と顕忠日
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 芒種は昔の人々が農耕の道しるべと見なしていた24節気の9番目の節気だ。漢字としては、のぎを表す芒とタネを表す種からなる。のぎはイネやムギの実の殻についている尖(とが)った毛を意味す…
世襲、留任、露新内閣に批判
期待しぼむ大統領の経済指令 ロシアのプーチン大統領は、世界5位以内の経済大国を目指し、経済や社会福祉を飛躍的に発展・強化することを柱とする「5月指令」を発表した。野心的な目標に国民の期待が高まったが、その後に発表された…
「体制安全保証」実現を不安視する金正恩氏
韓国紙セゲイルボ 第2回南北首脳会談の翌日の27日、文在寅大統領は、「金正恩労働党委員長にとって明らかでないのは非核化の意思でなく、自分たちが非核化する場合、米国が敵対関係を終結させて、体制安全を保証するということを確…
性犯罪対策、再犯防止へ実効性高めよ
男は少女への異常な欲求によって犯行を繰り返した。性犯罪者に対する現在の再犯防止策は果たして適切なのか。治安向上のために対策を強化して実効性を高めるべきだ。 効果乏しいプログラム 岡山の事件で、男は女児の首を絞めた上…