編集局 
目黒女児虐待死、今こそ家庭教育支援法制定を
東京都目黒区で3月、5歳女児が虐待を受けて死亡した事件で、両親が保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された。父親は傷害罪ですでに起訴されている。女児はノートに「もうおねがい、ゆるして」と書いていた。実に痛ましい虐待事件だ。問…

日朝対話路線へ転換、拙速は足を掬われる恐れ
米朝“宴の後”で 非核化・拉致問題の行方(3) 「米朝の首脳会談を機会として捉え、後はまさに日本の問題として北朝鮮と直接向き合い、この問題を解決していく決意だ」 12日の首脳会談でトランプ大統領が金正恩労働党委員長に…

18歳成人、消費者被害対策に教育が重要
改正民法の成立で、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることになった。2022年4月1日に施行される。1876(明治9)年の太政官布告以来、約140年ぶりの大改革であり、社会に与える影響は大きい。懸念される課題には…

デザイナーベビーの誕生間近、倫理的問題も Scientists raise ethics issues with designer babies close to reality
デザイナーベビーの誕生は、科学者らにとって心躍る出来事であるとともに、恐ろしいことでもある。将来、遺伝的疾患がなくなることが期待される一方で、どのような選択をし、どのような技術が開発され、社会にどのような影響を及ぼすか…

「雨雲に山々うごく田植かな」(大橋櫻坡子)…
「雨雲に山々うごく田植かな」(大橋櫻坡子)。地方都市に住んでいた時には、郊外に行けば水を張った水田に稲の苗が整然と並んでいるのをよく見掛けた。だが、田植えの光景を見たことはほとんどない。 東京に住み始めてからは、ます…


自決者は“戦争協力者”、「援護法」を意識した母
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (10) 「援護法とのはざまで」の小見出しを付けた『母の遺言』を紹介しよう。 <母との話は1950年代にさかのぼった。沖縄への「援護法」(正確には戦傷病者戦…

リトアニア外相、駐留米軍の増強を要求
ロシアの挑発に対抗 ロシアと国境を接するバルト3国の一つ、リトアニアのカロブリス外相は14日、米紙ワシントン・タイムズとのインタビューで、ロシアの挑発に対抗するため、恒久的駐留軍の増強を米国に求めた。 カロブリス氏は…


天皇陛下、恒例の企業御視察
ベンチャー支援施設に-東京・墨田 天皇陛下は15日午前、東京都墨田区の金属加工メーカー「浜野製作所」を訪れ、同社が運営するベンチャー企業の総合支援施設「ガレージスミダ」を視察された。陛下は皇太子時代に民間企業の視察を始…

上海協力機構、中露の対北姿勢は甘過ぎる
中国とロシアを軸に中央アジア4カ国(カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン)とインド、パキスタンの8カ国で構成する上海協力機構(SCO)首脳会議が中国山東省青島で開催された。同時期にカナダで開かれた先進7…

EU、カスペルスキー製品排除へ Kaspersky Lab, Russian antivirus vendor, targeting in motion passed by European Union members
欧州連合(EU)の欧州議会は13日、ロシアのウイルス対策ソフト販売会社カスペルスキーに関する提案を承認した。カスペルスキーは、ロシア政府の国際的スパイ活動を支援したとして非難されており、EU加盟国は、他国からのサイバー…

幕末から明治にかけて日本に滞在した英国人…
幕末から明治にかけて日本に滞在した英国人外交官アーネスト・サトウの回想録『一外交官の見た明治維新』(坂田精一訳)は、維新史を語る上で欠かせない一冊。西郷隆盛や井上馨らとも親しく交わったサトウの回想は、政治外交の機微をう…

中国が象の爆買い?
地球だより ラオスで最初の統一国家となったのは650年前の「ランサーン」王国だ。ランサーンとは「100万頭の象」という意味で、ラオスはいわば「100万頭の象の国」でもあった。 事実、メコン河流域には野生の象が多く生息…


会社は社会に貢献する「公器」 原丈人氏
時代が求める公益資本主義 アライアンス・フォーラム財団代表理事 原 丈人氏 東京都いたばし倫理法人会設立30周年記念講演 会社を株主のものと位置付ける英米型の「株主資本主義」から脱却し、会社を社会の公器と捉える「公益資…

北朝鮮、体制保証の確実な担保得られず
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮は12日、朝米首脳会談で体制保証に関する確実な担保を確保できなかった。北朝鮮は終戦宣言や平和協定締結、または朝米関係正常化の明文化を期待したが、そうした具体的な合意事項はまとめられなかった。これ…

日米韓外相会談、北非核化と拉致解決へ連携を
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談を受け、河野太郎外相とポンペオ米国務長官、韓国の康京和外相がソウルで会談した。米朝共同声明に盛り込まれなかった北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化…

学生時代、過失傷害事件の目撃者になった…
学生時代、過失傷害事件の目撃者になったことがある。被害者は外国人だった。数日後、アルバイト先に刑事がやって来て、警察署で調書を作ることになった。 生まれて初めての取調室で、刑事にいろいろ聞かれるまま、ウソを交えずに証…

女性に厳しいラマダン
地球だより エジプトでは5月17日にラマダン(断食月)期間に入った。6月15日に終了、その後の3日間、ラマダン明けの祭りがあり、通常生活に戻ることになる。 ラマダンのイスラム教徒にとっての最大の利点は、信仰の原点に立…


イスラエルとパレスチナ、停戦後も止まぬ報復の応酬
停戦にもかかわらずパレスチナ自治区ガザからロケット弾が発射され、イスラエル軍の報復攻撃も続いている。また、ガザ地区のパレスチナ人は、イスラエル側に向けて無数の発火装置や爆発物をぶら下げた凧やヘリウム気球を飛ばし続け、ガ…

人民服のメッセージ
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 人民服は社会主義国家の指導者の“象徴”だ。清王朝の崩壊後、辛亥革命(1911年)によって中華民国臨時政府の初代総統に就いた孫文が考案したものといわれている。 孫文は辮髪(べんぱつ…

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第一歩踏み出した韓半島非核化
韓国紙セゲイルボ 履行過程見守り冷徹な備えを 朝米首脳の“歴史的”対面は、北朝鮮の非核化と韓半島の恒久的平和のための第一歩を踏み出したという点で非常に大きな意義がある。昨年は戦争危機説に包まれた韓半島に真の平和の幕を上…


心配先立つ在韓米軍削減発言
米朝会談 姉妹紙記者はこう見る 韓国セゲイルボ紙外交安保部記者 金●叙氏 期待していた内容とは程遠い合意文だった。特に今回の会談は4月、5月に板門店で2度にわたり行われた南北首脳会談で合意文、結果発表文に北朝鮮の非核化…


敵対関係の劇的変化に成功 S・A・ミラー氏
米朝会談 姉妹紙記者はこう見る 米紙ワシントン・タイムズ・ホワイトハウス担当記者 S・A・ミラー氏 米朝首脳会談は成功したように見える。ただ、トランプ米大統領が述べたように、これは第一歩にすぎず、やるべき仕事がたくさん…

サッカーW杯、若者に夢届けるプレーを
サッカーの祭典ワールドカップ(W杯)ロシア大会が14日午後6時(日本時間15日午前0時)に開幕する。日本代表は2002年日韓大会と10年南アフリカ大会でベスト16に進出したが、今回はそれ以上の活躍を期待したい。 突然…
