編集局 rss

共産党綱領改定案 中国の問題は共産主義の所産

 日本共産党が党大会で採決する党綱領一部改定案をまとめ、中国をベトナム、キューバとともに「社会主義をめざす新しい探求が開始」されていると規定した一文を削除し、中国の最近の覇権主義的動向を非難する姿勢を打ち出した。立憲民主…

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江戸時代を専門にした歴史学者・故大石慎三郎…

 江戸時代を専門にした歴史学者・故大石慎三郎さんが、江戸中期の老中・田沼意次(おきつぐ)の研究を始めたのは、史料の中に奇妙なことがあると気付いたからだ。意次は賄賂好きの腐敗した政治家と言われてきた。  その根拠の一つとさ…

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「世界の交流拠点都市」へ邁進 金沢市

地方創生・少子化対策 首長は挑む 金沢市長 山野之義氏  北陸新幹線開業で内外の観光客が増加するなど活況を呈する石川県金沢市。「世界の交流拠点都市」を掲げユニークな街づくりを進める山野之義市長に話を聞いた。 (編集局長・…

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両陛下、文化勲章受章者ら招き茶会

 天皇、皇后両陛下は5日午後、文化勲章受章者と文化功労者26人を皇居・宮殿に招き、茶会を催された。  文化勲章受章者はノーベル化学賞受賞が決まった電気化学の吉野彰さん(71)ら6人、文化功労者は歌舞伎の坂東玉三郎さん(6…

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東アサミット 地域が連携して中国抑えよ

 東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国や日米中露などの18カ国が集う東アジアサミット(EAS)がバンコク近郊で開かれた。  中国は国際ルールを無視し、ASEANの一部加盟国と領有権を争う南シナ海で軍事拠点化を進めている。…

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石門・陵墓など、世界遺産としての首里城に光を

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  首里城の火災で、正殿、南殿、北殿など7棟が焼失した。また、首里城を管理運営する沖縄美ら島財団所有の文化財1510点のうち、正殿などの常設展示品421点が焼失した。火災後、初めての週…

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すすり泣きと共に終焉 It ends with a whimper

 「かくして世界は終わる」「爆音と共にではなく、すすり泣きと共に」と、T.S.エリオット(1888年~1965年:英国の詩人、小説家)は『空(うつ)ろな人間』の中で書いている。第1次世界大戦後のヨーロッパ大陸を覆った絶望…

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<それは秋らしい柔らかな澄んだ日ざしが…

 <それは秋らしい柔らかな澄んだ日ざしが、紺のだいぶはげ落ちたのれんの下から静かに店先に差し込んでいる時だった>。志賀直哉の名作「小僧の神様」の冒頭部分である。余計な説明を省き「秋らしい柔らかな澄んだ日ざし」と書くだけで…

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男性既婚者の叙階公認を、バチカン公会議が提言

 ローマ・カトリック教会総本山、バチカンで3週間にわたって開催されたアマゾン公会議は10月26日、最終文書を公表して閉幕した。注目は、「遠隔地やアマゾン地域のように聖職者不足で教会の儀式が実施できない教会では、司教たちが…

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ゴーン被告に同情の声なし

地球だより  大革命で王政を廃止したフランスだが、中身は違っても階級社会は続き、今でも富裕層への富の集中度は、英国をしのぐとも言われている。そんなフランスでは、常に富裕層に対する一般市民のネガティブな感情が渦巻いている。…

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「壁を越えて世界平和を」 多文化交流フェスティバル

 多文化共生社会の実現に向けて国際交流活動を促進する「多文化交流フェスティバル in TOKYO 2019」(同実行委員会主催)が4日、東京・新宿区の四谷区民ホールで開かれた。今年で5回目。  「多文化共生トーク」が行わ…

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マラソンは札幌、円滑な実施へ準備を急げ

 2020年東京五輪のマラソン、競歩は札幌での開催が決まった。  五輪開幕まで残り9カ月を切っている。準備を急がなければならない。  ドーハで棄権者続出  国際オリンピック委員会(IOC)が突如、マラソンと競歩の会場を東…

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親子の関係に通じるモルモットの飼育

元横浜国立大学附属鎌倉小学校の教諭と卒業生  動物飼育を通して、子供の情操教育を目指す全国学校飼育動物研究会の21回目の大会が東京都文京区の東京大学弥生講堂で行われた。口頭発表で元横浜国立大学附属鎌倉小学校教諭の加藤直子…

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発達障害って何?

 今月1日の朝、ラジオのスイッチを入れたらNHKで、昭和大学医学部教授の岩波明さんが大人の「発達障害」について解説していた。「この中で、一つでも心当たりのある項目があるようだったらADHD(注意欠如多動性障害)の可能性が…

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新聞コラムから。「蕪村の句<老(おい)が…

 新聞コラムから。「蕪村の句<老(おい)が恋わすれんとすればしぐれかな>は二百数十年も昔の人が詠んだとは思えず、作者名を隠せば平成の作品で通るだろう」(読売「編集手帳」平成21年11月4日付)。  もう一つは小紙・上昇気…

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令和初の文化勲章親授式

皇居 ノーベル賞吉野さんら  文化の日の3日、令和初の文化勲章親授式が皇居・宮殿で行われた。ノーベル化学賞の受賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)や狂言の野村萬氏本名野村太良(89)ら受章者6人が出席し、天皇…

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製造業では規模の大きい企業合併が珍しく…

 製造業では規模の大きい企業合併が珍しくなくなった。日立製作所とホンダは傘下の自動車部品メーカー4社を合併し、新会社を設立することになった。4社の売り上げは1兆7000億円余。国内有数規模の自動車部品メーカーが誕生する。…

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ラグビーW杯、さらなる高みを目指したい

 ラグビーの第9回ワールドカップ(W杯)日本大会は、決勝で南アフリカがイングランドを下して優勝し、44日間の熱戦に幕を下ろした。 日本が初の8強入り  日本は1次リーグA組で4戦全勝で1位となり、初めてベスト8に進出する…

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ブラジルの世界自然遺産のパンタナールで深刻な森林火災

貴重な生態系に影響も  ブラジル西部にある世界最大級の熱帯性湿地帯で世界自然遺産に指定されているパンタナールで、「過去に類を見ない」(現地政府)規模の森林火災が発生し、貴重な生態系にも影響が出かねない状態となっている。 …

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対中国で「老いぼれ」戦闘機のハイテク化を目指す米空軍 Air Force looks for high tech fixes to ‘geriatric’ fleet of fighters in race vs. China

 米空軍は、21世紀の最先端戦闘機を5年以内に開発し、試験し、配備できると信じている。  その後の5年間で、これを再びやるという計画だ。  明日の技術を今日の航空機に組み込むために、米空軍は過去数十年で最大の抜本改革の一…

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文化の日 令和の文化創造し発信しよう

 きょうは令和最初の文化の日である。文化の花開く令和の時代を、われわれはどう築いていくべきだろうか。 成熟の可能性秘めた時代  昭和のとりわけ戦後、そして平成とわが国は文化国家を標榜(ひょうぼう)してきた。令和はその平和…

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「旅に見る十一月の水や空」(島田みつ子)…

 「旅に見る十一月の水や空」(島田みつ子)。年賀はがきの発売が1日から始まり、もう来年のことを考える時期になった。虚礼だから廃止したいという声を聞くこともあるが、普段の音信があまりない知人友人のことを思い出して懐かしい思…

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日本の即身仏も展示、世界のミイラを一堂に 国立科学博物館

 世界中のミイラを集め、その歴史や文化背景にスポットを当てた特別展「ミイラ」(主催・国立科学博物館など)が2日、東京・上野公園の同館で始まる。それに先立ち1日、報道向けの内覧会が行われた。  エジプトで作られたミイラのほ…

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