編集局 
インド土地争い、懸念される宗教対立の激化
インド最高裁は、多数派ヒンズー教徒と少数派イスラム教徒の対立の一因となってきた北部アヨディヤの宗教施設の土地をめぐる訴訟で、イスラム教徒に代わりの土地を与えるように命じ、ヒンズー教徒側勝訴の判決を言い渡した。イスラム教…


ブラジルのルラ元大統領釈放
ブラジル左派を代表する存在で、収賄と資金洗浄などの罪で昨年4月から収監されていたルラ・ダシルバ(74)元大統領が8日、釈放された。釈放は、最高裁が7日に下した収監制度に関する新判決を受けたもの。 約1年7カ月ぶりに釈…


露亡命中のスノーデン氏の近況
ロシア研究家 乾 一宇 結婚し国内で自由に行動 ロシアは当面保護を継続へ エドワード・スノーデン元米中央情報局(CIA)職員(36)が、2013年にロシアに亡命してから6年が経(た)った。亡命前後の事情を本欄に「露国亡…


御即位祝う「国民祭典」 陛下「寒い中 深く感謝」
きょう祝賀御列の儀 東京・皇居前広場などで9日午後、民間の奉祝委員会など3団体の主催で、天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」が開かれた。人気アイドルグループの「嵐」らが出演した後半の祝賀式典には3万人(主催者発表)が集まり…


皇居前広場で神輿や祭囃子、即位祝うパレードが開催
雲一つない秋空の下、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」が9日、東京都千代田区の皇居前広場で盛大に行われた。約3万人(主催者発表)が見守る中、全国の神輿(みこし)や郷土芸能など40団体以上が祝賀パレードに出演し、祭り…

来春商用化がスタートする次世代通信規格5Gへの見方分かれる2誌
◆より広く早く正確に 来年3月から5G(第5世代移動通信規格)の商用サービスが始まる。5Gは通信の分野を中心として日常の社会生活において革新的なサービスの実現を支える大きな柱と位置付けられている。そもそも5Gのメリット…

トランプ米大統領長男が内部告発者の名前をツイッターに投稿 Trump Jr. tweets name of individual thought to be whistleblower
トランプ米大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏は6日、自分の父親が関わる弾劾調査の中心である内部告発者とみられる人物の身元をツイッターで明かした。内部告発に関する法律では、政府の不正行為を訴えた人物は匿名が守ら…

まだ秋と言っていい時期だが、俳句の歳時記…
まだ秋と言っていい時期だが、俳句の歳時記で11月は「冬」になる。初雪や初霜の便りも届き始めている。 水の冷たさを実感するこの頃、今年を振り返るのはまだ早いかもしれないが、記憶に残るのは台風による風水害が多かったことだ…

香港デモ、強硬一辺倒では解決できぬ
中国の習近平国家主席は、反政府抗議活動が続く香港の林鄭月娥行政長官との会談で「暴力活動を法律に基づいて制止し処罰する」ことを徹底するよう求めた。 しかし香港で反政府デモが続いている背景には、習氏が香港に適用すべき「一…

「パリ協定」後も温室ガス増加 Trump withdraws as Paris accord sputters
ホワイトハウスは、温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を固めたことで、左派から激しい非難を受けているが、2015年締結のこの協定の履行が進んでいないことの方が、トランプ大統領よりも大きな問題をはらんでいる。「ク…

オリヴィエ・アサイヤス監督のフランス映画…
オリヴィエ・アサイヤス監督のフランス映画『冬時間のパリ』を観た。タイトルからマロニエの枯れ葉散る晩秋から初冬のパリが浮かび、これを観(み)ればパリに行った気分になれるのではないかと試写会場に足を運んだ。 編集者アラン…


伊勢神宮に勅使発遣の儀
大嘗祭の挙行報告 皇位継承に伴う大嘗祭の挙行を伊勢神宮に報告するため、天皇陛下が使者である勅使を送られる「神宮に勅使発遣(はっけん)の儀」が8日午前10時から、皇居・宮殿「竹の間」で行われた。 宮内庁によると、陛下は…

冷戦終結30年 心の「壁」なくし真の自由を
東西冷戦の象徴だったベルリンの壁の崩壊からきょうで30年となる。壁の崩壊は共産主義体制に対する自由主義体制の勝利を意味するものだった。 東西間の格差縮まらず 第2次世界大戦で敗北したドイツは、1949年に西側陣営の西…

美味しい料理は家で
美味しい料理は家で 先日、日本から来た客人から「フィンランド料理を食べたいので、どのレストランがいいか」と尋ねられたところ、即答できなかった。 「フィンランド料理とは何だろう」と考えると、北のラップランドのトナカイの…

世界の宗教迫害に関心を、米国が「良心の囚人」リスト公開
米政府機関「国際宗教の自由委員会」は、人権擁護団体からの情報を基に作成した「宗教的良心の囚人」のリストを公開、世界中で拘束され、迫害を受けている「囚人」に目を向けるよう呼び掛けた。 委員会は10月、データベース「宗教…


ロシアがBRICS維持に全力
ロシアがメンバーの一角を占める新興5カ国(BRICS)の先行きに、不透明感が漂っている。親米路線を打ち出すブラジルのボルソナロ政権が米国との関係を強化する中で、BRICSメンバーとしての立ち位置に変化が生じているためだ…

米パリ協定離脱、危機感持ち温暖化対策強化を
トランプ米政権は地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を正式に国連に通告した。来年11月に行われる大統領選の翌日に当たる4日に離脱が完了する。 米国の離脱は残念だが、日本を含む国際社会は温暖化対策を着実に進…

恒例の「国語に関する世論調査」(文化庁)…
恒例の「国語に関する世論調査」(文化庁)で、今年は「言わずもがな」が取り上げられていた。とうに忘れた表現だったので、不意を突かれた。「結果は『言わずもがな』」というふうに使われるが、聞いたこともない人が25・6%、聞い…

タイマーのない扇風機
地球だより ブラジルは夏真っ盛り。今年は全国各地で猛暑となっており、クーラーや扇風機が飛ぶように売れている。家電量販店に行くと、セール品のクーラーや扇風機が売り切れになっていることが多く、まさに夏商戦という感じだ。 …

“韓国語熱風”
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 上善若水。老子の『道徳経』8章の冒頭に出てくる言葉だ。「最高の善は水のようだ」という意味だ。いつでも低いところに臨み、争わずに万物を包み込む水は謙譲と包容の象徴だ。水だけが低いとこ…


“醜いコリアン”の日本製品不買運動
韓国紙セゲイルボ 成熟した市民意識持つべき 「ピピーッ」。日本製品に対する不買運動の雰囲気が最高潮に達していた先月初め、取材で日本の北海道を訪れた記者は入国審査で笛の音を聞かなければならなかった。韓国人観光客数人が立入…


イエメンで政権と南部独立派が共闘
サウジ仲介 フーシ派掃討で合意 内戦が続くイエメンで、同国のハディ暫定政権と同国南部の分離独立派「南部暫定評議会」(STC)は5日、サウジアラビアが仲介し反政府武装組織フーシ派掃討での共闘などをうたった権力分担協定に調…


両陛下が大嘗祭リハーサル
天皇、皇后両陛下は6日午後、皇居・東御苑に建設された「大嘗宮」で、今月14~15日に行われる「大嘗祭」のリハーサルに臨まれた。 両陛下は午後1時45分ごろ、半蔵門から皇居内に入り、集まった人々に笑顔で手を振って応えら…
