伊勢神宮に勅使発遣の儀


大嘗祭の挙行報告

 皇位継承に伴う大嘗祭の挙行を伊勢神宮に報告するため、天皇陛下が使者である勅使を送られる「神宮に勅使発遣(はっけん)の儀」が8日午前10時から、皇居・宮殿「竹の間」で行われた。

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天皇陛下は「神宮に勅使発遣(はっけん)の儀」に臨まれた=8日午前、皇居・宮殿「竹の間」(宮内庁提供)

 宮内庁によると、陛下は「御引直衣(おひきのうし)」という白の装束姿で、伊勢神宮に供える幣物を見られた後、勅使に大嘗祭の挙行を記した「御祭文(ごさいもん)」を山本信一郎長官を通じて手渡された。陛下は勅使に対し「よく申してたてまつれ」と述べられた。

 大嘗祭は14日夜から15日未明にかけて皇居・東御苑で行われる。14日には伊勢神宮で、勅使が大嘗祭の挙行を報告し幣物を供える儀式が行われる。