朝鮮戦争 安保理勧告に応じた多国籍軍
小林 宏晨 2015/8/13 政治|インタビュー|詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性 [会員向け]
日本大学名誉教授 小林宏晨
集団的自衛権の最も典型的な用例として、朝鮮戦争と湾岸戦争を上げる。
朝鮮戦争は、1950年6月25日、中華人民共和国ではなく、中華民国(台湾)が国連代表であることをソ連が不満として、国連安全保障理事会をボイコットしている最中に勃発した。米国はこの間隙をぬって、ソ連抜きの4常任理事国(米、英、仏、中華民国)で、三つの安保理決議を成立させた。
...【全文を読む】