[2020東京五輪·パラリンピック]
さようなら「パラマーク」、巨大シンボルを撤去
お台場海浜公園の海上から撤去、解体されリサイクルへ 東京都は6日午前、東京パラリンピックの閉幕を受け、お台場海浜公園(港区)の海上に設置していたパラリンピックのシンボルマーク「スリーアギトス」の巨大モニュメントを撤去し…
東京パラ閉幕、選手や関係者らの出国ラッシュ
成田・羽田空港に長蛇の列、日本の対応に「感謝している」 東京パラリンピック閉幕翌日の6日午前、成田、羽田両空港は各国・地域の選手団や関係者らの出国ラッシュが終盤を迎えた。成田空港では、オランダなどへ出発する航空便のチェ…
リオ金ゼロを反省、実力蓄えた日本勢の5年間
金メダルは13に、コロナ禍や自国開催の重圧はねのける 日本は金メダルを13個まで積み上げた。金ゼロに終わった前回リオデジャネイロ大会の反省を生かせたことが大きい。 5年前は金の候補が銀にとどまった。代表格は競泳男子の…
障害者スポーツ、パラリンピックで裾野広がるか
注目集めるも残る課題、金銭面や指導者の負担が大きく 東京パラリンピックを機に注目を集めた障害者スポーツ。競技環境は改善されつつあるが、選手の経済的負担や指導者の確保など課題は依然多い。関係者は「未来へ裾野を広げるための…
侍J・稲葉篤紀監督、星野仙一さんの供養碑訪問
金メダル獲得を報告、4位だった北京の借りを東京で返す 東京五輪野球日本代表の稲葉篤紀監督が6日、五輪で野球が前回実施された2008年北京大会で監督を務めた星野仙一さんの供養碑がある愛知県あま市の瑞円寺を訪れ、金メダル獲…
東京五輪・パラリンピックは「やってよかった」。
「大会が成功したかどうかは歴史が証明してくれると思う」。東京五輪・パラリンピックの全日程終了から一夜明けての会見で、橋本聖子組織委員会会長が語った言葉である。 普通は歴史が「判断」とすべきところを「証明」と言ったのは、…
1個ない「水の女王」成田真由美選手の「金」
パラ競泳界の「水の女王」成田真由美選手(51)。最後のレースとなった50㍍背泳ぎ(運動機能障害S5)決勝をテレビで応援しながら、かつてインタビューした時に聞いたエピソードを感慨深く思い出していた。 成田選手はアトラン…
東京パラリンピック、13日間の感動と熱戦に幕
新型コロナや酷暑の影響も強く、3年後は初開催のパリ 障害のある選手によるスポーツの総合大会、第16回夏季パラリンピック東京大会は5日、無観客の東京・国立競技場で午後8時から閉会式が行われた。会場のある1都3県に緊急事態…
熱戦に思いさまざま、選手の言葉で振り返る
「死ぬまで成長できる」「スポーツの力を再認識できた」 新型コロナ下で技を磨いた苦難の1年。力の限り戦った選手の言葉で東京パラを振り返る。 ◇ パパ、私もカッパに 山田美幸(競泳女子。日本最年少メダル) パパが「自分…
東京パラリンピック閉幕、共生の思いを未来へ
アスリートをねぎらう、「違いが輝く」可能性伝える式に 13日間の日程を終え、東京パラリンピックが5日、閉会した。コロナ禍で1年延期となる異例の大会となったが、選手たちは困難に負けず懸命に戦い、違いを認め合い、互いをたた…
小池都知事、パラ旗も次回開催のパリへ引き継ぎ
動画で今大会を振り返る「安全安心な大会を実現できた」 東京都の小池百合子知事は5日の東京パラリンピック閉会式で、次回2024年大会の開催都市パリにパラリンピックのシンボルマーク「スリーアギトス」の旗を引き継ぐ「フラッグ…
女子マラソン道下美里、悲願の金メダルに涙
つかんだ「5年前の忘れ物」、パラ新記録も樹立 「5年前の忘れ物を取りにいこう」。そう誓って女子マラソン(視覚障害T12)に臨んだ道下美里(三井住友海上)。歓喜の笑みを浮かべて先頭でゴールテープを切った。「幸せだな」。銀…
バドミントン里見・山崎組、万感の金メダル
車いす女子ダブルス、分担せず自在に動くスタイルで頂点 表彰台の真ん中で互いにメダルを掛け合った。女子ダブルス(車いすWH)を制し、シングルスと2冠の里見紗李奈(NTT都市開発)の目にはうっすら涙。シングルスは銅だった山…
バドミントン梶原大暉、野球経験が生きて頂点
連続失点にも焦らず攻め切る、世界1位にストレート勝ち 男子シングルス(車いすWH2)は梶原大暉(日体大)が初代王者となった。1次リーグ、準決勝と格上を撃破し、決勝でも世界ランキング1位の金正俊(韓国)にストレート勝ち。…
車いすバスケ鳥海選手、世界の壁乗り越えた銀
飽くなき挑戦で米を追い詰める進化、攻守の要として活躍 東京パラリンピックの車いすバスケットボールで史上初の銀メダルを決めた男子日本代表。攻守の要として活躍した鳥海連志選手(22)にあるのは、飽くなき挑戦心だ。「世界の壁…
車いすバスケ日本代表、走力を磨き米国に肉薄
素早い攻守の切り替えを徹底、未来を照らす銀メダル 車いすバスケットボールの最高峰の舞台で、頂点を争った日本男子。これで第一線を退く豊島英主将(WOWOW)が言った。「米国の背中が近かった」。米国に敗れて悔し涙を流す…
男子マラソン、永田務と堀越信司が銅メダル
上肢障害T46の永田、粘りの走りで盛り返し安堵の銅 男子マラソン(上肢障害T46)の永田務(新潟県身体障害者団体連合会)は、粘りの走りで銅メダル。表彰台圏外に落ちた時間帯もあったが、終盤に盛り返した。胸をたたきながらゴ…
東京パラ閉幕、共生へ心のバリア取り除いた
共生社会へ向けての確かな手ごたえを残して、東京パラリンピックが閉幕した。新型コロナウイルスが蔓延(まんえん)する困難な状況下で、大きな問題もなく13日間の大会を成功裏に終えることができた。大会の遺産(レガシー)を多様性…
車いすテニスの国枝慎吾、男涙きの金メダル
柔軟な体活かし王者の対応力、信じられない復活劇 万感の思いが涙になる。車いすテニス男子シングルスで、国枝慎吾(ユニクロ)がパラリンピック王者に返り咲いた。「一生分泣いた」。身にまとった日の丸に顔をうずめ、男泣きした。 …
バドミントン里見紗李奈、涙の初代女王
「続けてよかった」、泥臭く攻めてライバルに逆転勝ち 女子シングルス(車いすWH1)決勝。相手のシャトルがネットにかかって優勝が決まると、里見紗李奈(NTT都市開発)は何度も拳を握り、目元を拭う。「信じられないくらいうれ…
バドミントン鈴木亜弥子、完全燃焼でメダル2個
一度は引退した34歳、シングルスで銀、ダブルスで銅 鈴木亜弥子(七十七銀行)は女子シングルス(上肢障害SU5)決勝で宿敵の楊秋霞(中国)に0-2で敗れ、悔しい銀メダルとなった。 この舞台での対戦を見据えて強化してきた…
ボッチャ・ペア、善戦及ばずも価値ある銀メダル
感染対策の制約の中で工夫し練習、「全員で取ったメダル」 個人とチームがともにメダルを獲得し、期待が高まる中で迎えたボッチャのペア(脳性まひ・運動機能障害BC3)決勝。必死の追い上げを見せたが、タイブレークの末に敗れて惜…
上地結衣と大谷桃子、寝不足と格闘し銅メダル
車いすテニス女子ダブルスで、メダルの喜びには浸らず 車いすテニス女子ダブルスの上地結衣(三井住友銀行)大谷桃子(かんぽ生命保険)組が3位決定戦で中国ペアを下し、この種目で日本勢初の銅メダルを獲得した。ともに十分な睡眠を…