熱戦に思いさまざま、選手の言葉で振り返る
「死ぬまで成長できる」「スポーツの力を再認識できた」
新型コロナ下で技を磨いた苦難の1年。力の限り戦った選手の言葉で東京パラを振り返る。
◇ パパ、私もカッパに
山田美幸(競泳女子。日本最年少メダル)
パパが「自分も小さい頃はカッパだったんだよ」と言っていた。私もカッパになったよ、と伝えたい。
◇ 死ぬまで成長
鈴木孝幸(競泳男子。全5種目でメダル)
死ぬまで成長できると思って、いろいろなことに挑戦したい。
◇ 全てを費やした
国枝慎吾(車いすテニス男子シングルス金)
この日のために全てを費やしてきた。報われてよかった。
◇ 仲間がいて輝ける
道下美里(陸上女子マラソン金)
私は視覚障害があるが、周りの仲間がいるから輝ける。
◇ クラスがどうであれ
伊藤智也(陸上男子車いす、大会直前にクラス変更)
クラスがどうであれ、スタートラインに就いた時の気持ちは常に一緒。
◇ 世界中に広がって
杉村英孝(ボッチャ個人金)
ボッチャは障害のあるなしにかかわらず、みんなが楽しめる。世界中に広がってもらいたい。
◇ 悠さんがそばに
広瀬順子(柔道女子57キロ級5位。夫の悠とともに出場)
落ち込みそうな時も、1年延期になって練習したくない時も、ずっと悠さんがそばにいた。明るく、楽しい柔道ができるように持っていってくれた。
◇ 厳しさ感じた
瀬立モニカ(カヌー女子)
これだけやってもメダルは取れない。パラの厳しさを改めて感じた。
◇ この年で伸びしろ
杉浦佳子(自転車女子、50歳で日本最年長金)
この年でもまだまだ伸びしろがあると言って、指導する気になったコーチがすごいと思う。
◇ 単複で初代女王
里見紗李奈(バドミントン女子車いすで2冠)
単複で初代女王になるのを目標にしてきた。実現して自信になるし、うれしい。
◇ スポーツの力再認識
谷真海(トライアスロン女子、大会招致に貢献)
メダルとは縁がなかったが、それ以上の大きな宝物を得た。スポーツの力を再認識することができた。
◇ パリの舞台で
欠端瑛子(ゴールボール女子銅)
決勝に行けなくて悔しさはあったが、メダルは持って帰ろうという気持ちだった。パリ大会の舞台で勝ちたい。