[2020東京五輪·パラリンピック]
競泳の富田宇宙、気持ちで取った銅メダル
200m個人メドレーでもメダル、最後の自由形で3人抜き 競泳の男子200メートル個人メドレー(視覚障害SM11)で富田宇宙(日体大大学院)が銅メダルを獲得した。平泳ぎを終えて6位だったが、最後の自由形で一気に3人をかわ…
大山晃司選手、憧れを捨てつかんだ自分の射形
「仲さんに良い報告ができる」、「代役」の意地を示す わずかに動く左手で弓を持ち、口で弦を固定し矢を放つ。パラアーチェリー男子W1(車いす)代表の大山晃司選手(29)=警視庁=。理想とした海外選手のフォームを捨て、新たに…
東京五輪開催決定を発表、ジャック・ロゲ氏死去
IOC前会長、ヨットのベルギー代表として五輪に出場 国際オリンピック委員会(IOC)会長を2013年まで12年間務めたジャック・ロゲさん(IOC名誉会長)が死去した。79歳だった。IOCが29日に発表した。 1942…
障害者や高齢者など当事者参画でデザインに反映
国立競技場設計責任者「個尊重の時代、使いやすいUDを」 東京パラリンピックの熱戦が繰り広げられる国立競技場は、誰もが利用しやすい「ユニバーサルデザイン(UD)」で「世界最高水準」を掲げる。基本設計の段階から障害者や高齢…
トライアスロン金の米選手、アフガンの兵士思う
アフガンで爆発物処理を担当、爆発で両目の視力失う アフガニスタン駐留米軍の撤収期限を控える中、10年前に現地で爆発に巻き込まれて視力を失った元米海軍士官が28日、東京パラリンピックで金メダルに輝いた。トライアスロン男子…
佐藤友祈が意地の2冠、逃げ切ってリオの雪辱
400mに続き1500mも金、最後までリード守り切る 「世界記録を更新して金メダル」。そう意気込んで男子1500メートル(車いすT52)に臨んだ佐藤友祈(モリサワ)。世界新には約4秒及ばず、完全な有言実行はならなかった…
競泳の山口尚秀、自分の可能性を信じ頂点に
自身の世界記録も更新、「ハイブリッド」で課題達成 王者にふさわしい泳ぎで、20歳の山口尚秀(四国ガス)がパラリンピックの頂点に立った。男子100メートル平泳ぎ(知的障害)で自身の世界記録を塗り替えて優勝。「世界記録の更…
小川和紗、真骨頂の体落としで銅メダル獲得
体格差ある強敵を破る、松本薫さんの取り組む姿勢が影響 身長151センチの小川和紗(オー・エル・エム)は、柔道女子70キロ級にあってひときわ小さい。3位決定戦で対戦したオリガ・ザブロドスカヤ(ロシア・パラリンピック委員会…
パラ柔道小川和紗選手、乱取りが「生きがい」
明るさを強みに銅メダル獲得、相棒は猫のぬいぐるみ 視覚障害者柔道女子70キロ級で銅メダルを獲得した小川和紗選手=オー・エル・エム=。技を掛け合う乱取り練習を「生きがい」と無邪気に語る24歳の強みは、底抜けの明るさだ…
鉄人・伊藤智也選手の意地、自己ベストを更新
直前のクラス変更で無情のレース、若手技術者が支えに 東京パラリンピック陸上男子400メートル(車いすT53)予選に出場した伊藤智也選手(58)。直前に障害の軽いクラスへの変更を強いられた。「すごすご逃げ帰るわけには…
アフガン選手団来日、タリバン制圧で一時絶望視
2人が出場、大会後は豪州で難民として保護される見通し 国際パラリンピック委員会(IPC)は28日、東京パラリンピックのアフガニスタン選手団(男女2人)が出場のため来日したと発表した。母国が混乱する中、2人はオーストラリ…
トライアスロンの宇田秀生、粘って涙の銀メダル
「すごく幸せ」、持てる力を全て振り絞り殊勲のメダル フィニッシュラインを越えるとその場に倒れ込み、目からは涙が止めどなく流れた。トライアスロン男子(運動機能障害PTS4)の宇田秀生(NTT東日本・NTT西日本)がパラリ…
パラ卓球の36歳伊藤槙紀、うれしい銅メダル
持ち味を発揮し努力実る、次回大会もメダル獲得に意欲 卓球女子シングルス(知的障害)の伊藤槙紀(CTCひなり)が銅メダルを獲得した。メダルは前日に確定。準決勝はフランス選手に0-3で敗れたが、第3ゲームではジュースに持ち…
競泳の鈴木孝幸、冷静に追い上げ3個目のメダル
150メートル個人メドレー、最初の背泳ぎ6番手から3位 落ち着いた泳ぎで、鈴木孝幸(ゴールドウイン)が今大会3個目のメダルを首にかけた。表彰台を目標にしていた男子150メートル個人メドレー(運動機能障害SM4)で3位。…
ブランク15年の柔道・工藤博子、口説いた親友
今は「先生」、絆を深めた仲元歩美さんと2人で世界へ 親友に口説かれ、15年ぶりに袖を通した柔道着。視覚障害者柔道に舞台を移し、才能は開花した。パラリンピック柔道女子63キロ級に出場する工藤博子選手(36)=ユナイトアン…
ゴールボール女子日本代表、ようやく初白星
米国との接戦を制す、萩原紀佳「やりたいことできた」 ゴールボールで2大会ぶりの金メダルを目指す日本女子が、1次リーグ3戦目で初白星を挙げた。3-2の接戦。3点目を決めた若杉遥(ALSOK)は、「ようやくやりたいことがで…
ボルト氏などアスリートの能力を科学的に解明
日本科学未来館で開催、特別企画「超人たちの人体」展 特別企画「超人たちの人体」が日本科学未来館(東京都江東区)で開催中だ。紹介される「超人」は3人。男子陸上100㍍で史上最速を実現したウサイン・ボルト氏(ジャマイカ)、…
紫の光でパラ歓迎、障害者の権利強化を呼び掛け
スイス・ベルンで、キャンペーン「We The 15」の一環 18日、スイス・ベルンで、東京パラリンピック開幕を控え、紫色にライトアップされたベルン大聖堂。 世界人口の15%を占めるとされる障害者の権利強化を呼び掛ける…
陸上400m車いすの佐藤友祈、雪辱の金メダル
マーティンとの一騎打ちを制す、2冠を公言、まず一つ目 日本のエースが意地を見せた。男子400メートル(車いすT52)の佐藤友祈(モリサワ)。公言していた自身の世界記録更新こそ達成できなかったものの、「パラリンピックの金…
視覚障害5000mの唐沢剣也、恩返しの銀メダル
地道な努力が大舞台で結実、入り交じる悔しさと達成感 銀メダルを手にした男子5000メートル(視覚障害T11)の唐沢剣也(群馬県社会福祉事業団)は充実感をにじませた。周囲への恩返しの思いを込めたレースを振り返り、「仲間と…
世界に届いた市民ランナー、陸上の唐沢剣也選手
「市民代表」の集大成、「出し切った」支援に感謝の銀 パラ陸上5000メートル(視覚障害T11)で銀メダルを獲得した唐沢剣也選手(27)=群馬県社会福祉事業団=は企業の金銭サポートを受けず、通常勤務をしながら記録を伸ばし…
パラスポーツ、障害を抱える選手を技術で支援
「共生」社会の実現を目指して日本企業の協賛が増加 連日熱戦が繰り広げられている東京パラリンピック。障害を抱える選手を陰で支えているのが、日本企業の技術力だ。「共生」社会の実現に向け、パラスポーツへの協賛も増えている。「…
車いすタックルに挑戦! パラの魅力を体感
東京都主催の体験イベントで、衝突の大きな音に驚きの声 車いすラグビーなどパラリンピック競技の体験イベントが27日、東京都メディアセンター有楽町(千代田区)で行われた。パラリンピックの魅力を体感できるプログラム「NO L…