車いすタックルに挑戦! パラの魅力を体感


東京都主催の体験イベントで、衝突の大きな音に驚きの声

車いすタックルに挑戦! パラの魅力を体感

車いすラグビーの競技体験をする参加者の女性(中央)=27日午後、東京都千代田区の東京都メディアセンター有楽町(石井孝秀撮影)

 車いすラグビーなどパラリンピック競技の体験イベントが27日、東京都メディアセンター有楽町(千代田区)で行われた。パラリンピックの魅力を体感できるプログラム「NO LIMITS CHALLENGE」(東京都主催)の一つで、競技用車いすに乗車しながらのタックル体験や椅子に座った状態でのアーチェリー体験が実施された。

 車いすラグビーは車いす同士の衝突が許されている唯一のパラリンピック競技。イベントでは、希望者が競技用車いすに乗ると、向かい側からスタッフの乗った車いすが突進。車いす同士が激突した瞬間、大きな音が会場中に鳴り響き、見守っていた人々からも驚きの声が上がった。

 体験した40代の女性は「車いすを動かすのは意外に軽かったが、タックルの時の音がこんなに大きいとは思わなかった」と興奮気味。別の体験者の男性は「やはり見るのと体験するのとでは全然違う。やってよかった」と満足げに話した。