競泳の鈴木孝幸、冷静に追い上げ3個目のメダル
150メートル個人メドレー、最初の背泳ぎ6番手から3位
落ち着いた泳ぎで、鈴木孝幸(ゴールドウイン)が今大会3個目のメダルを首にかけた。表彰台を目標にしていた男子150メートル個人メドレー(運動機能障害SM4)で3位。「メダルを取れたので、そこは安心した」。金メダル獲得で珍しく喜びを爆発させた26日の100メートル自由形(運動機能障害S4)から一転、冷静に結果を受け止めた。
苦手とする最初の背泳ぎでは6番手。しかし、想定内で焦りはない。残りの平泳ぎと自由形で3人を抜き去り、「(他の選手より)速いラップで泳げるのは分かっていたので、追い上げられると思った」と振り返った。
1大会で3個のメダルは5度目のパラリンピックで初めてで、残る自由形2種目でもメダル候補。泳ぎを磨き続ける34歳は、「よりいい色のメダルを目指して、残り数日を頑張っていきたい」と気持ちを引き締めた。