「憲法の変遷」と日本の安全保障


小林 宏晨

日本大学名誉教授 小林 宏晨

 世界190数カ国の中、自国の安全保障に配慮しない国家は存在しない。カトリックの総本山バチカン市国でさえ、なかんずくスイスのカトリック兵士によって守られている。さらに、日本は周知のごとく憲法と法律に基づいて国家が運営されているので、立憲国家・法治国家と呼ばれている。これに対し、お隣の北朝鮮や中国は、独裁国家あるいは一党独裁国家と呼ばれ、そこの軍は、国軍ではなく、党の軍あるいは独裁者の私兵である。

条文変えず内容を変更


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ